ブラジリアン柔術について教えて⑤ ~勝敗はどうやって決まる?~
私は会社勤めの傍ら、大阪にあるブラジリアン柔術専門ジムに通っています。ここでは、日々の練習やブラジリアン柔術について書き記したいと思います。最近、柔術の試合が増えていることもあり、本日はブラジリアン柔術の勝ち負けについて書いていきます。
ブラジリアン柔術の勝ち負けは何で決まる?
ブラジリアン柔術の勝ち負けは大きく分けて、
・一本勝ち(サブミッション)
・ポイント勝ち
・レフェリー判定
の3つのパターンがあります。勝敗には選手の棄権や不戦勝を除きます。
一本勝ち(サブミッション)とは?
一本勝ちとは、制限時間内に一本を決めて勝つことです。寝技、関節技、絞め技を仕掛け、相手から手又は足によるタップ、もしくは「参った」との意思表示が示された場合、一本勝ちになります。相手が失神等起こした時も一本勝ちとなります。
ちなみにサブミッション(Submmision)とは、「服従」を意味する英単語で、総合格闘技等で使われる言葉で、同じく一本勝ちを意味します。相手の体を自分の体で固定し続け、継続的にダメージを与える行為の事を指します。
一本勝ちの代表的な技は、三角絞め、腕十字等です。
ポイント勝ちとは?
ポイント勝ちとは、制限時間内にポイントをより多く獲得した方が勝ちとなります。ポイントの種類には、テイクダウン、スイープ、二―オンベリー、パスガード、マウント、バックコントロールがあります。
・2点:テイクダウン、スイープ、二―オンベリー
・3点:パスガード
・4点:マウント、バックコントロール
それぞれのポイント獲得のためには、例えば3秒間キープする等の明確なルールがあり、そのルールを満たすことでポイントが与えられます。
ポイントに至らなくてもアドバンテージ(アドバン)を獲得することも可能です。簡単に言うと、レフェリーが「惜しい」と判断したときにアドバンが与えれることが多いです。アドバンは、ポイントの一歩手前と理解すれば良いでしょう。
レフェリー判定とは?
レフェリー判定とは、制限時間内で、両選手ともポイント、アドバン、ルーチ(ペナルティー)が同点(引き分け)で勝負の決着がつかないときに、どちらがより相手をコントロール出来ていたのか、積極的だったか等をレフェリーが総合的に判断して、勝敗を決めることを指します。
まとめ
このように、ブラジリアン柔術は、主に3つのパターンで勝敗が決まります。3つの勝敗の方法を意識・理解した上で、練習やスパーリングに取組むことが大切だと思います。