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作ったスプーンの寸法を記録しはじめた話
今までスプーンを作ってきたけれども、適当に切って穴を開けて曲げていた。いくつか作った時も、特に寸法は記録していなかった。
最近はやっと、いくつか同じ格好を作って何色か色を分けて作っていたけれど、やっぱり寸法を記録する事はめんどくさいからやらなかった。寸法を控えていたとして、それが釣れるかどうかはわからないし、ちゃんと泳ぐかもわからなかった。大体ちゃんとは泳ぐけれども、ベストのセッティングかどうかもわからなかった。
だけれど、最近はだんだん自信がついてきて、釣れるスプーンが作れるようになってきた。実釣で何回も何匹も釣れたスプーンがあって、それは量産することに決めた。今まで作ったスプーンでどうしても魚が食べないと言うスプーンは無いんですけどね。どのスプーンも少しずつ調整して釣れるようなモデルとして考えることにした。
作り方も少し変化してきた。1枚目のスプーンを作るときは、四角い板に対して板をに穴を開けてベンダーでプレスしていく。曲がり加減を見ながら、四角い板をそれなりのスプーン型にカットして微調整しながら完成させる。この方法だと曲がった板を途中から切る。そして、もう1枚を作る場合も同様に作り、先に作ったスプーンと重ねて形を合わせていく。そして、3枚目以降も同じように作っていた。
最近は2つ同じものを作ったら、スイムテストして同じ形、重さ、泳ぎに調整して、片方はぺちゃんこにして型紙(金属板ですけど、これが治具、展開図になるということ)にする。
ブランクは、型紙を用いて、平らの材料のままスプーンの形にカットしてしまい、それを曲げることにしている。この方式はとても速く同じものができるため、スプーンの量産が以前よりも簡単になった。これが量産する作り方だ。ただ、硬い素材厚い素材だとテコが効きにくく難しいかもしれない。
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量産が簡単になったことによってモデルに名前をつけていくつか決まったモデルを作ることにした。名前がつくと愛着も湧いてくる。
大切な事なんだけど、スプーンを作るんじゃなくスプーンの作り方を作っています。大きな事言っちゃいますけどね。このスプーンベンダーを使ってハンドパワーとハンドプレスで形成していくスプーン製作方法は、練習が必要かもしれないけどきっと誰でもできます。私は長く研究してコツコツ作り方を考えていますが、誰かがこの作り方をしたいと思えばきっとすぐに習得できます。釣りがわかっている人ならばもっともっと簡単に、良いスプーンを作れるはずです。最近は釣りが上手い人、プロの人が興味を持ってくれて嬉しいです。だからきっとそのうち、スプーンベンダーを使った素晴らしいスプーンが産まれると思う。
これを見て、自分よりも良いスプーンを作れる人が出てきたら本当に嬉しい。それが一番良いでしょう?ジャンルを作る事が目標です。大きな事言いますけどね。
話を戻すと、スプーンの名前はなるべくドキドキするような名前にしたいと思っていました。かっこいい名前や勇ましい名前よりもほっとするような名前にしたいと思う。鱒が目をハートにして追ってくるようなスプーンを作りたいです。
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名前とモデルについてはまた後で書こうと思う。自塗りも探究していかないといけない。
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