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コリス フエラムネのルアーを作ろうの話(前編)

 ガチャガチャってとってもいいなぁって思います。なぜならすごく無駄なものだからです。無駄なものと言うのはとても大事なものだと思っています。

 平和でないと無駄なものは作ったり買ったりする余裕がないと思うんです。だからガチャガチャは平和や余裕や豊かさを示していると思っています。日本の文化ですよね。

 私のルアーはいろいろな形のボディーに対して後からワイヤーを入れて作ることができます。作り始める時はそこまで深く考えていなくても作っているうちになんとなくルアーにすることが出来ます。どんな形もボディーを作った上で「この形ならばどんな風に泳ぐだろう?」と考えて現物合わせで考えることができるんです。

 ガチャガチャを見ていると、様々な面白いマスコットがあるので、インスピレーションを受けます。

 今日、ガチャガチャの前を通って目に飛び込んできたのがこれ。コリスフエラムネのマスコット。これは面白いし、なんとなくルアーになりそうな気がする。子供のマッチザベイトです。


 このお菓子は、小さい頃から大好きでした。ピーピーピーピー鳴らしては楽しんだものです。ピーピーで会話したりね。鳥を呼ぼうとしたり。

 ある程度鳴らすと真ん中からパカッと口の中で割れてラムネを食べる。オマケのおもちゃも思い出があります。車の上に家が乗っているマスコットが出た時は、お父さんに自慢しました。「それ霊柩車じゃねーか?」と言われたのを覚えています。

 そんなわけで、家に帰った途端に制作に入ります。本物のコリスフエラムネがなかったので、ネットで画像検索してなんとなく作りました。それがこちら。

前から!
横から!
浮き姿勢、前から!
浮き姿勢、横から!

 まぁまぁこんな感じで、ひとまずできちゃうのが、私のルアーの作り方、zaccomethodです。トップで泳ぎました。もう少し重い方が良いね。

 初めて作ったタイプだったので、かなり浮力が強くなってしまいましたが、次作る時はもう少しいい感じにしたいと思います。

 1つ心残りが、実際に笛になるギミックがあったら面白いなぁと。

 しかし、バルサルアーで笛の機能を付加するのはどうしたら良いのだろうか??考えて出たのがこちらの設計図。

これ!これから笛機能をインストールできるはず!

 まず、このルアーもzacco internal twistという前後から、片方のワイヤーを伸ばしたスクリューアイを入れて、あらかじめ作っておいた背中の窪みの中で捻って繋げる手法です。(左上)

 ワイヤーをつなげるまで、加工した後にフエラムネの下側4分の1をカットして中をくり抜きます。(左下)

 そしてその中の部分の下地処理とコーティングを行った後に再度接着しウェイトを入れて仕上げる。(右上)

 こんな方法だったらフエ効果を付加することができるんじゃないかと考えています。これはかなり無駄な機能です。無駄こそ楽しさだし、余裕だし、平和だし文化です。フックがついたルアーを口に当ててピーピー服なんて全く持って無駄だし少しだけ危険です。作って笛として使えたとします。それで魚が釣れたとしても、実際に笛を吹くタイミングもないし本当に無駄です。しかし、無駄を極めることで何かにつながったりも考えられます。


 釣りも正直言って無駄なことです。別に釣りをしなくても生きられるし、釣りをしなくても他の趣味はあるかもしれません。そして趣味のほとんどが自己満と言えば自己満だし、無駄と言えば無駄なことです。

 無駄な事は平和だからできることであるし、ほとんどの趣味は無駄なことだと思います。何だかわからないけどのめり込んでしまう。それこそ人間の楽しみです。

 私は管理釣り場のルアーフィッシングが好きです。zaccomethod研究所は、ルアーフィッシングの面白さを伝えたいと思っているので、無駄なことを考えることに全力でぶつかりたいと思います。


 笛として使えるコリスフエラムネクランクを完成させたいと思います!

ちゃんと資料を購入しました!


楽しもう!

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