スプーンを販売する話①
ハンドメイドスプーンを作っている人がいるかな?とメルカリで検索してみた。売ってるスプーンにペイントして売ってる人がいた。売ってるスプーンも名のあるスプーンだったりそうでなかったり。
さらに検索すると、ハンドメイドスプーンが売りに出されていた。大きめのスプーンだけどクオリティとしては…。おそらく5分で作れる。そして、たぶんグルグルスピンするしかないと思われる形。
しかもけっこう売れていたんです。
ものづくりをしていると、クオリティの面でかなり考えさせられる。作り込んでいけばどこまでも天井知らずだ。忠さんの手曲げスプーンを見ると、割と歪みはあると思う。たぶん。ひとが自分の力で作ると工業製品のクオリティとは違ってくる。そして、ハンドメイド、ハンドベンドのスプーンは工業製品にはないものがある。たぶん使えばわかると思う。ただ、考えてないものはダメだと思う。たまたま釣れる事はあるとは思うけど、スプーンになってるかどうか?そこは、、、誰が決めるのだろうか?
スプーンは何度作っても完成とか納得に至らないと思う。だからあるところで現時点での妥協点が必要だ。そして、売るには労力に見合う値段でないとならない。一定のクオリティを安く、みんなが使えるようにというのが売ってるスプーンなわけです。そこと張り合っても仕方ないけど、あまり高価すぎてもだめだ。
そんなこんなで悩みつつ、値段をつけた。1350円(送料込み)これは本当に最低の価格です。作る方法を組み立て直して、努力しました。名前は「primitive!」という名前にしました。ドリフトスプンだとやっぱり他人の褌感が出てしまうので。
美術品未満の実用品であり、ちょうど良いバランスとは?と考えて折り合いをつけてこの値段としました。
買ってくれる人がいたらいいなと思う。まぁ釣具屋で売ってるスプーンのが安いし、今の管理釣り場の楽しさとは別のルアーになってます。
このスプーンは本物だと胸を張って言えるので販売してみました。
楽しもう!