オールドリールのドラグワッシャー自作。そして考えた事〜フェルトの耐熱試験をする計画について〜
カーディナル33 のドラグワッシャーを作ってみた。素材は、“サンフェルト”の“ハードフェルト”です。手芸店に売ってまして、300円くらいで買える。そして色んな色がある。
※ 追記で一番下に実験したnoteがあります。
まず、カーディナル33 を全部バラしたときに、純正のドラグワッシャーがあまりにペタンコで驚いた。プラスチックの板に感じる。ドラググリスが染み込むということは無さそう。滑るプラワッシャーを挟むことでドラグを掛けて。たぶん。滑るか滑らんかの話しに感じてる。調整幅が狭い。
そしてiOSのドラグワッシャーを購入した。交換したところドラグ性能の向上は明らかだった。微調整が効く。フェルトな繊維でできてて柔らかくて、ドラググリスを抱き込む印象だ。もともとギューとブレーキが掛かる滑らん素材をグリスでやや滑るようにしておいて押し付ける。そんなイメージ。普通のドラグはこんな雰囲気だ。純正が変なだけ。これで大概満足だと思う。
しかし、柔らかく、よじれる事もある印象。ドラグを緩めで保管する事を覚えたのだが、あまり締めてない時、使い始めのドラグをテストして調整する時に捩れるのだろうか?スカスカな時にドラグを掛けると捩れる気がする。フニャフニャといえばフニャフニャだ。
その時、手芸店に行く用事があり、フェルトコーナーに立ち寄りサンフェルトのハードフェルトを発見した。
紙のように使えて、厚さは1mmのハードな質感。ドラグワッシャー向きじゃないか?純正のしょぼさを考えると改悪はしないだろうと購入してカーディナル33のドラグワッシャーを自作した。
まぁ、普通には使える。
純正と同じく2枚入れたけど、フルに締めてもロックはされない。締めると締めたぶんだけ締まっていく。…まぁ当たり前なんだけど、純正はカックンブレーキと言いますか、突如締まる感じなんです。調整幅が狭い。
自作でここまでドラグ掛かれば、まぁ普通は大丈夫だろうと判断した。管理釣り場で50センチ弱の鱒は問題なく釣り上げる事ができた。それよりデカいのもまだ大丈夫じゃないかな。わかんないけど。
しかし、気になる事がある。それは素材のこと、主には耐熱性だ。溶けたりしてリールが壊れたらいけないよね。ハードなウールが良しとされる様子?のドラグワッシャー。だけどサンフェルトのハードフェルトはポリエステル100%でアクリル系樹脂も含まれている様子だ。メーカーはアイロンや洗濯はダメって言ってる。もしかしたら摩擦熱で溶けるのか?たぶん大丈夫だと思うけども。
一応ウール、ポリエステル、アクリル樹脂の耐熱温度を調べてみる。するとこんなページを見つけた。
ニッケのホームページより
ウールは確かに燃え広がらないけど、発火する温度だったらそこまで変わらない。
他の繊維も240℃とかにならないと溶けないと書いてある。
つまり、たぶん大丈夫。それに、ドラグ近くには他に樹脂製のギアもあって、ドラグ音を出す役割をしている。ポリプロピレン?の樹脂製のタッパーなど、レンジ対応でも耐熱140℃までとかじゃないか?だから、そもそもそんなに高い温度にはならないと思う。思うのです。
でもそのたぶん大丈夫って事を証明するために実験しようと思う。あとは熱によって、外圧によってプレスされ過ぎるとそれもドラグ性能を落とす事になると思う。それも調べてみたい。
やり方としては色々考えた(ホットプレートや天ぷらみたいに揚げちゃうとかね)…けれども、スチームアイロンのスチーム出さず熱してみようと思う。アイロンは210℃くらいらしいんです。なので、出力全開のアイロンを掛けてみてどうかを検証したい。
たぶん溶けない。まぁ、ほとんど溶けないだろうけど、厚みが薄くなったり変質しないかを調べたい。
面白いと思う。楽しもう!!
下は参考資料として勝手にリンクしてみる。ダメだったら消すけど、、、。
※1 ※2
サンフェルト、ハードフェルト
※3
ニッケの繊維の耐熱温度について書いてあるページ
追記!
↓検証した話しです。
楽しもう!!