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12月の手仕事② 〜シュトーレン作り〜


なぜ作るようになったのか

子供の頃から外国のクリスマスに憧れがある私。
クリスマスプディングやらヘクセンクーヘンやら、クリスマスにはその国ごとに色々な食べ物がありますが、ここ数年改良しては作り続けているのがシュトーレン。
子供の頃は売っているところはほとんどありませんでしたが、今はスーパーでもパン屋さんでも色々なところで買えるようになりましたね。
美味しいものが大好きなので、良さそうなものを見つけては試してみたものの、なかなか「あたり」に出会えず…
市販品では一度だけ、名古屋のクリスマスマーケットで買った、広島のパン屋さんのものが好みだったのですが、他にはなかなか「コレ!」といったものに出会えたことがありません。
そしてそれも、スイーツ大好きな5人家族の我が家にはまったく量が足りず、気軽に買うにはお財布にも打撃が大きすぎるのです…🥲
こんな感じで、いろいろ食べ比べてみると、市販のものでは「あたり」のものとほぼ出会えないことがわかってきました。
というわけで、ここ数年、前年の反省を改良しつつ、我が家好みのシュトーレンを作っています。

材料はどんなもの?

門倉多仁亜さんのレシピを見て、本番ドイツでは生イーストで作るのだと知りました。
さらに、発酵バターを使うと香りが格段に良くなるとも。
子供時代には手に入らなかった生イーストや発酵バターも簡単に手に入るようになったので、このシーズンになるとウキウキしながら富澤商店へ向かいます。

シュトーレンの中に入れるドライフルーツは、定番のレーズンに加え、柚子ピールやレモンピールの柑橘類、そしてこの時期我が家の冷凍庫には必ずあるドライリンゴや干し柿
初めは、ドライフルーツをすべて買っていたのですが、旬の果物で作るドライフルーツ作りが楽しくなってきて、最近はレーズン以外はすべて自家製。
「ドライリンゴ」はまだしも、「干し柿」は他のシュトーレンにはほぼ絶対と言っていいほど入っていないでしょうね(笑)。
試しに入れてみたところまったく違和感がなかったので、我が家のシュトーレンには入れるようになりました。
それぞれ旬の時期にコツコツと作りためておいたものを、この日のために冷凍庫で保管しています。
それをこの時期になると、コストコで買ったボンヌママン(ジャム)の大きい瓶に入れてミックスし、ラム酒を注いで戻しておくのです。
多めに作っておくのは、シュトーレンだけでなく、これまた私好みのお酒たっぷりのフルーツケーキも作るためです。

どんなシュトーレンが理想か?

毎年作っていると、我が家の好みがだんだんと見えてきました。
①中はしっとり、外側はカリッと
②マジパンはなくてもいい
③手のひらサイズくらいがちょうどいい、等々。

①の「中をしっとりさせる」は、生イーストを使うことで解決!
近くのスーパーでは手に入らない上、賞味期限が意外と短く、作り方の手順も増えるし、水加減が難しくなり、ずっと手を出せずにいたのですが…
美味しいものを食べたいという欲求には勝てず、ついに手を出してしまいました。
今では面倒くささを上回る生イーストならではのメリットが素晴らしすぎて、チャンスがあれば躊躇うことなく買っています。
この辺りはまた別の機会にノートで書いてみたいと思います。

①のもう一つの要素「外側のカリッと」については
❶焼き上がった後バターを塗り、
❷完全に冷まし、
❸再度オーブンで軽く焼く
という工程を入れるとカリッとすることが分かりました。
1度よりも2度行う方がよりカリッと私好みになりますが、レーズンなどは特に焦げやすくもなるので悩ましいところ…

②のマジパンについては3つの理由で入れなくなりました。
●市販のマジパンローマッセは美味しいが、かなり値がはること
●自作のマジパンはお手頃だが、滑らかさにかけること(なめらかなのが好きなので)
●マジパン入りのシュトーレンは我が家には甘すぎること

③のサイズは、我が家では手のひらサイズ(20cmくらい)がベスト。
それは、一度に美味しく食べ切るためでもあるし、我が家のオーブン(デロンギのコンベクションオーブン)はかなり小型なので、あまり大きくすると焦げやすいということもあります。
このサイズだと一度に4個焼けます。
また、大きすぎないので1個丸ごとプレゼントしても食べ切りやすいサイズなのです。
ありがたいことに毎年楽しみにしてくれている友人がいるので、数人に配っています。

皆さんにはクリスマスに楽しみにしている食べ物はありますか?
また、それに関するこだわりはありますか?


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