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高校を辞めた子の共通点を考えてみた① 〜現役高校生の親のつぶやき〜

私の子供たちの年代では、自分たちの時と比べて高校を辞める子が格段に多いなと感じる。
そのことについて、娘や夫と話したところ、いろいろ興味深かったのでこちらに載せてみる。

まず、身近で辞めた子がどのくらいいたかだが、一年間で我が家から半径100mほどの中だけで3人もいるのだ。
ご近所さんなので、うちの子と同じ小中学校に通っていたし、なんなら一人は高校も同じだった。
部活やクラスが同じだったこともある。
こんな感じで比較的関わりがある子たちだったので、小さい頃から知っていたし、その家族と話す機会も他の人に比べて多かったと思う。

共通点は?

①女の子

まずは三人とも女の子だということ。
娘の交友関係は同性が多いので、それもあるかもしれない。
だが、娘の通う高校で男の子が辞めたという話は聞かないし、親しいママ友さんには息子を持つ方も半数いるが、やはりそちらからも同級生の男の子が高校を辞めたという話は聞かない。

②明るい性格

うちの子と部活が同じだった二人は、いわゆる陽キャなタイプで、常に周りに人がおり、おしゃべりしてる感じの子たちだった。
部長や学級委員、児童会や生徒会などもするタイプ。
もう一人についても、リーダータイプではないが、まわりとおしゃべりする『普通の子』だったとのこと。
だが、その子のお母さんによると、勉強でつまづいたり、他にも自分が思うようにうまくできないことがあったりしたことがきっかけで、少しずつ様子が変わっていったそうだ。
娘の話によると、三人とも中学の途中から学校に来なくなったり、学校には来るが部活には出ないなど、少しづつ壁ができていったらしい。

③長子か末子

今は少子化で兄弟がいない子が多いが、この三人には姉、弟妹がいた。
二人が長子、一人は末子だった。
中間子やひとりっ子では「学校行きたくない〜」と言っている子はいるのだが『辞める』まではいかないようだ。
実際、我が家の次女(中間子)も一時期人間関係問題で眠れなくなり、学校へ行くのが本当に苦しそうな時期があったが、なんとか乗り越えており、その後も同じようなことが起こっても「病む」こともなく対処できているようだ。

④比較的裕福な家庭

その子たちの家庭は比較的裕福で、子供へのお小遣いも多かったそうだ。
一人の子のお父さんと夫は、何度か話す機会があったのだが、夫曰く『羽振がよく、考え方が全然違う』そう。
我が家は日々カツカツなので、色々我慢もするし工夫もするのだが、そのお父さんは「まずはお金で解決する」選択肢を選ぶことが多いらしい。
別の子のお母さんと私は、子供がクラスメイトだったこともあり、顔を合わせる機会が多かったが、かなり早い時期から携帯を無制限で持たせたり、かなりの額のお小遣いをあげて自由に買わせていると聞き、びっくりした。それにより、「携帯の見過ぎで勉強に支障が出たり、LINEの使いすぎで深夜まで起きていたりするので困っている」と言うのだが、そのわりに「注意すると子供が反発する」と言って真剣に改善しようという気がないようだった。

驚いたのは…

これを考えていくうちに驚いたのは、
「あれ?これ、子供の頃の私にもけっこう当てはまってるぞ」ということだった。
でも、その頃の私は学校が嫌でも休むという選択肢はなく、ましてや高校を辞めるなんて考えられなかった。
心は「病んで」いたし、体の方も入院してボロボロだったけれども…
それはなぜか?
次回はその辺りを考えてみたい。

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