公式サイトの連絡先は『support@dlis.info』だが、メディアでは連絡先が『dlisjapan@gmail.com』となっている。。。こういうのが詐欺を煽ってるのでは?
僕は、個人的にお笑いが好きで、時間があれば漫才をやってる劇場に行ったりするのですが、非常に興味深い記事を読みました。
記事のタイトルは「みちょぱ、団長安田、ゴリけん…タレントが相次いで詐欺被害を告白、その手口とは」!
あの大サーカスの団長安田さんが詐欺にあったという記事が、Internet Watchに合ったんですね!お笑い好きで、ITに片足突っ込んだ仕事をしてる僕が見逃すわけがない!
と言う事で拝読しました。内容は、芸能人がフィッシング詐欺の被害に遭ったというもので、読者の方に「ECサイトや銀行を騙る偽ドメインに気を付けよう」というものです。このような啓蒙は非常に重要であり、僕も年がら年中、何年も何年も繰り返しています。
前置きが長くなりましたが、今回の記事で僕の目を引いたのは、このようなフィッシング詐欺に遭わないよう、啓蒙をしているNPOがあり、その連絡先となるメールアドレスが記事に載っていた事です。
記事にあったNPOの連絡先メールアドレスは「dlisjapan@gmail.com」となっており、個人的な感想として「え?Gmailなの?」と思ったのがきっかけです。「デジタル利用の啓蒙をしているNPOがGmailなのか」と思い、当該NPOのウェブサイトから連絡先を確認すると「support@dlis.info」となっていたんですね。
個人的な感想として、連絡先が2つあるのは別に良いと思いますが、ひとつがGmailって非常に微妙だと思います。もっと村上(筆者)っぽく言うと「すっげーーーーーびみょーーーーー」って感じかな(笑)。
そもそも、記事の中でも以下の通り銀行を騙る偽ドメインに騙されていると触れていますが、これは「MUFG」に余計な文字である「TW」を付けた.COMドメインだから騙されたんですよね(ちなみにTWは台湾の国・地域別ドメイン.TWと基本同じです)。
Gmail自体は、非常に高いセキュリティを設定していると思いますが、個人の使用者がメールアドレスを登録する場合、ユニークであればどのような文字列のものでも、基本的に登録と使用は可能です。
偽ドメインや偽メールアドレスは、非常に巧妙で、仮に今回のような「dlisjapan」であれば「diisjapan」とか「dlisJapan」とか「dlistaiwan」とか「dlisjapаn(2つ目のаはASCIIではなくキリル文字」等の偽物を作り、Gmailで使用する事も可能です。
このように安価または無料で「類似する」ドメインネームやメールアドレスが登録できることで、詐欺行為を行う人にヒントを与えてしまいますね。
そもそも法人であれば、ユーザーが混乱を招くようなドメインネームやメールアドレスの運営は避けるべきであり、今回の件、僕個人としては非常にたくさんの?????????が並ぶ2つの異なるメールアドレスを公開した状況になっていると思います。
ドメインネームは、法人の資産・知的財産であり、インターネット上のウェブサイトやメールアドレスを稼働させるものです。
あえてユーザーの混乱を招く使用は辞めた方が良いと思いますよ。
村上
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