ルーディメンツ2 4つのストローク
こんにちは。Yoshi(@drum_smart)です。
このnoteでは、ルーディメンツに特化した練習法や情報を発信しています。
ストロークについて練習法や練習する意味を知りたい!
という質問があったので、答えていきます。
この記事の内容
・ドラムにおける4つのストロークとは
・ルーディメンツ攻略に必要なダウン、タップ、アップの理解
・どう練習に生かすのか
前回の内容も含みますので、まだ読んでない方はこちら
筆者の経歴
・マーチングドラムで日本一を経験。
・5年間世界一を経験した講師から指導を受ける。
・現在、様々なジャンルのドラマーにルーディメンツを指導。
・更新し続ける教則本のデータ版を出版
ルーディメンツには攻略法があり、方法さえわかれば誰でも最短で上手になれます。
ドラムにおける4つのストロークとは
ドラムは、次の4つのストロークで成り立っています。
・フルストローク
・ダウンストローク
・アップストローク
・タップストローク
この中でも、フルストロークとタップストロークの違いは高さだけなので
この記事ではタップストロークにまとめて解説していきます。
全て簡単に説明すると
ダウンストローク
振り下ろしたリバウンドを、低い位置でコントロールして止める。
アップストローク
低い位置から叩いたリバウンドと、手の引き上げを利用してタップよりも高い位置に上げる。
タップストローク
低い位置から、そのまま同じ位置までをリバウンドをコントロールして叩く。
言葉で説明するとこんのような感じです。
特に、アクセントなどの楽譜を練習する時にどのストロークを使っているかと意識するときにストロークの名前と意味を知っていると練習がかなり効率的に進みます。
ただ矛盾しますが。この意味を覚えるだけでは何も上手くなりません。
実は、ダブルストロークやバウンス系の習得にはダウンストロークとアップストロークの感覚的な理解が必須です。
これが理解できてるか、できていないかでルーディメンツの攻略スピードが段違いです。
ルーディメンツ攻略に必要なダウン、タップ、アップの理解
これは、私が書いた教則本の内容ですが
全てのストロークは同じ力加減だという感覚を身につける必要があります。
どうしてもダウンストロークなどは、止める意識が強くて力が入ってしまいますが、フルストロークの力加減=ダウンストロークの力加減です。
アップストロークもタップも、もちろん同じですがダウンストロークは特に盲点なので詳しく書きます。
ダウンストロークが綺麗にセットポジションで止まっているかいないかで
ダブルストロークのクオリティーに直接影響します。
ダウンの勢いと、アップストロークの引き上げる力でダブルストロークは成り立っているからです。
トリプルストロークも、二打目は普通に叩きますが
一打目、三打目はダウンと、アップのテクニックを使っています。
これをレッスンや教則本で事細かく教えてる人は少ないですし
何より、感覚的なところが強いので文字でも伝えづらいですが
一番、ダブルストロークに近い感覚がプッシュプル奏法です。
テンポが遅い時は、二振二打でリバウンドの感覚を掴むのがマストですが
早くなると、叩けなくなるので悩んでいる方はプッシュプルを練習してみてください。
4つのストロークをどう練習に生かすのか
一番わかりやすいのは、16分のアクセント移動の楽譜です。
Dがダウン、Tがタップ、Uがアップです。
今、どのストロークのテクニックを使っているのかを意識しながら、叩いてください。
タップの高さは、拳の高さくらいを目安にしてください。
ダウンストロークが綺麗に止まっていないとタップの音にムラが出たり
リズムが崩れます。
綺麗に叩けてるか?
力加減はフルストロークと同じか?
と自分に問いながら練習を進めると5分練習するだけで、改善できて上手くなっていきます。
誰でもできる練習法なので試してください。
まとめ
今回の記事をまとめますと
・ルーディメンツ攻略には4つのストロークの理解が必須。
・フルストロークとその他3つのストロークの力加減は同じ。
・ダブルの感覚はダウン&アップストローク。
・どのストロークを使っているかを練習前に確認しておく。
この他にもマガジンにて、ルーデメンツについて書いています。
また、私のドラム人生で学んだノウハウを詰め込んだ教則本をリリースしました!
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