【星読み】蠍座新月「不安定さの中でもハートでの繋がりを」
１１月１日２１時４７分ごろ、蠍座で新月です。
この新月のホロスコープは、破壊と再生の星・冥王星と闘争の星・火星が真向かいで、しかもアセンダントに重なっているので…うーん、インパクトのある大きな出来事が起こりそうな気がします。
ただし、ネガティブなことだけでなく、冥王星は強力な追い風にもなりますので、大きな成功や社会的な大きな前進も考えられます。破壊となるのか再生となるのか…出来事は一つではないと思いますので、どちらもあるのではないでしょうか。（アメリカ大統領選もありますしね)
水星と海王星が、冥王星と火星に対して緩めようと働きますので、「何か起きたときの信頼できる情報」と、「一人じゃないみんな一緒だという意識」は大切でしょう。何かあっても自分に集中することで、海王星が行くべきところへ導いてくれると思います。
太陽と月は蠍座で４ハウスです。
蠍座は、人と深く深く交わることにより相手の力と自分の力を合わせて、自分と相手や取りまく環境を変容させていきます。
怨念や執念、生き霊というとネガティブな言葉ですが、蠍座を表すうまい言葉だと思います。
ロックオンしたら絶対に諦めないのが蠍座。
相手を信じて支えて眩いほどに輝かせてあげることもできる一方、逆に執着や怨念で大きく傷つけてしまうことも。
諦めず執着心が強いので、蠍座は研究者も多いと言われています。(執着の向け方が大切なのですね)
そんな蠍座の季節。
今回の新月の度数は、「自立した真の繋がりでの変容」を意味します。
これからの１ヵ月間に会う人との交流は、今後の自分にとってとても大切なものとなるでしょう。
この１ヵ月で交流する人は、おそらくあなたと同じ悩みや闇を抱えていると思われます。それについてお互い話したことはないかもしれないし、今後も話すことはないかもしれません。
悩みなどについて積極的に話さなくても良いとは思いますが、素直に心を開いて交流してください。
相手に対してしゃべりすぎちゃったかな、行きすぎちゃったかな…と反省する必要もありません。
素直に交流することで「絆」は深まり、あなたにとっての大きな成長と気づきをもたらしてくれるはずです。
注意なのは、相手に寄りかかりすぎないことです。
相手も尊重し、自分も尊重される関係でなくてはなりません。
相手の意見が全てなのではなく、自分の意見と混ざり合わせなくてはなりません。どちらかが良い・悪いではなく、それぞれが正しい。そしてそれをお互いが認め合うことが大切です。
そうすることで、あなたの安心感は増し、あなたの根っこはより強固なものとなるでしょう。根が強くなり、そこから伸びる幹がしっかりしていけば、ちょっとやそっとのことではへこたれません。
そして、いずれ大量の実をつけつことでしょう。
そのためにも、損得ではなく、ハートで交流してください。
相手も自分と同じなので、もしかすると相手を通して自分の闇や膿を目の当たりにするかもしれません。
ショックかもしれませんが、それは改善するチャンスです。
そのことも忘れないでください。
他の星も見て行きます。
冥王星と火星については、最初に書いた通りです。
今回は水星がキーポイントでもあります。冥王星・火星のアスペクトにも絡んでいるのですが、天王星とも真向かいですし、海王星とも調和的な配置です。
アイディアは湧きやすいですし、直感も冴え渡るでしょう。
凝り固まった考え方をガツンと壊されるようなこともあるかもしれません。
冥王星は現在山羊座の最終度数にいて、水瓶座に入る準備をしています。
天体が星座をまたぐ時は何かと不安定になりがちです。パワーが強い冥王星は尚更です。
衝撃的なこともあるかもしれません。
それでも、この蠍座の季節はどうぞ人との交流を大切にしてください。ピンと来た人に連絡をとってみるでもいいですし、向こうからやってくることもあるでしょう。
この時期は不思議と、必要な人とは磁石のように引き寄せられるようになっていると思います。