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【健康になるために】「KASAMURA METHOD 感情を感じるメソッド」を試して②
前回の続き
21日間の「感情習慣化WORK」をはじめてから、朝から晩まで自分の感情と体感に意識を傾けてそれを記録した。
これまでならスルーしていた感情も、少しでも何かを感じたら体のどこが感じるのかに意識をもっていった。
感情が動いたら、頭で整理するのではなく、体に意識を持っていく。ある時は胸が痛いこともあるし、喉に違和感を感じることもあった。腰が痛くなったり、みぞおちが重いこともあった。
感情と共に出てくる体感をひたすら感じた。
毎日、その時に出てくる感情と体感を感じると共に、1日のうちに最低でも1回は1人になって過去に感じたショックな出来事や悲しかったことを思い出した。
最初の頃は、記憶を遡って悲しみを感じていると体の右側の力が抜けていった。
奥歯の力みを感じることもあった。
「KASAMURA METHOD」では全ての感情は母親に通じると言っている。
最初、そのことが理解できなかった。
私は父との関係に問題があり、それが生きづらさの原因だと思っていた。
最初から母とのことで体感を感じようと思ってもうまくいかなかったので、まずは父との間にあった過去を思い出す。そこから母に繋げていった。
母との思い出がどんどん蘇る。芋蔓式にどんどん出てくる。
そこまで深いネガティブな感情はないと思っていたけれど、どんどんどんどん出てきた。体は左半分は実態があるけれど、右半分は消えて透明になってしまった感じがした。
母は私によく「あなたは小さい頃から自立していたから」と言っていた。
決して自立していたわけではないけれど、空気は読んでいたのかもしれない。
もっと私の敏感さを理解して欲しかったし、ありのままのダメな私を抱きしめて欲しかった。
私は母に甘えられなかった分、その愛情を外に求めた。
関わる人全てに母親を投影した。夫にも友達にも職場でも関わる人全ての人に母を求めた。子どもにも投影していたのかもしれない。
でも、その誰一人として私の母ではない。頑張っても理想の愛情は返してもらえないから、傷ついて人間不審になって閉じこもった。
メソッドをやっている期間は押し込めていた記憶がどんどん出てくるので、正直ものすごく辛かった。
最低限の家事以外ベッドから起き上がれないことも多々あった。
たくさん泣いて翌朝目がパンパンに腫れていたことも多かったし、夫に対して不満がたくさん出てきて顔を見るのも嫌な時もあった。夫とはどこまで行っても分かり合えないと寂しくなったり、怒りが抑えきれずブチギレたこともあった。
あの頃、家の空気は最悪だったと思う。
一緒に暮らしていた家族には申し訳なかったけれど、それでも、途中でやめずやり切ってよかったと思う。感情にただひたすら寄り添ったことで、見えてきたことがあった。
続く