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私の中の長女気質という陰湿。感情を統一する

私は長女で、妹がいる。

妹からも親からも、私はしっかりしていると言われる。

本当の私はこちらに綴っている通り、しっかりとは真逆なのだけど。


育った時間で積み重ねられた「長女気質」。

それは家族だけでなく、友人関係にも無意識うちに出てしまっているように思う。


同い年や年上の友達とはそうでもないと思うけれど、顕著に出るのは年下の友達。

自然とお姉ちゃんが発動してしまう。


職場でもそうなりやすい。


大丈夫?何か困ってない?何でも言ってね。私にできることなら何でも協力するから。


と言いつつ、何でもしてあげる体力は残っていない。

でも、気になって声をかけてしまう。


そして、疲れる。


会えば楽しいけれど、良いこと言わなきゃと頭がいっぱいになる。


そして疲れて、当分会いたくないと思う。


お誘いがくると、しばらく嫌な気持ちになる。


それでも楽しみ!と返信する。


隙あらば、良い人に見られたい。好印象を残したい。


とても優しくて良い人だと、その人を通して誰かに言って欲しい。


長女気質を掘り下げると、

私の場合、年下の友達をそういう風に利用していたのかもしれない。


また一つ、私の陰湿な部分に気づく。

疲れを掘り下げると、陰湿さに辿り着く。

私の中にあるじっとりとした陰湿さが、長年じわじわと私を苦しめている。でも、私はそれに気づかない。


どうして気づかないか?

友人を気にし気遣うことは、良いことだと思ってやっているから。


私は優しいから、人がいいから、そう変換してしまうから。


陰湿さに気づくと、本当はどうしたいのかにたどり着く。

年下とか抜きに、

単純に、
一緒にごはんを食べて、おしゃべりして、笑い合う。相談にのる。のってもらう。愚痴を言い合う。


そうやって、楽しかったね、また会おうね、と思える時間を過ごしたい。


それが私の本心だ。


まずは自分の陰湿さを受け入れる。それが自分の一部だと受け入れる。


それから認識を改める。


誰に教えてもらったわけではないけれど、KASAMUEA METHODで自分の陰湿さに気づいてから、そういう流れで認識を変えている。



年齢関係なく、年下でもなんでも友達とは対等な関係だ。


そう思えたら急に、会うのが楽しみになった。


私の中にある長女気質は、陰湿さを隠すための仮面。

それはこれまで、他人に対して「私はしっかりした人であり優等生です」として見せるためのものであり、「だから私を評価してください」と懇願していたもの。

詰まるところ自分の評価を他人に委ねている。


また、「私はしっかりしなきゃいけない環境にいるのです、かわいそうなのです。だから優しくしてください」と他者に同情を誘い、優しさをもらおうとするものであったのかもしれない。

どちらにしても、他者に評価を委ねていることに変わりはない。


そうやって、他者に自分の価値を委ねていたから、身も心もぐったりと疲れる。


または、他人からどんな評価をもらうかに私は快感を覚えていたのかもしれない。


四方八方にとっ散らかった歪んだ感情を、一箇所に出してまとめる。


この作業が私を本当に楽にしてくれる。


疲れを感じるところを見つけたら、感情を感じる。そして出てきたものを統合する。



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