文理選択を好きな科目で決めてはいけない理由

文系、理系という区別は高校を卒業するとあまり意味を為しません。

というのも、大学で学ぶ学問は、文系と理系できれいに分かれているわけではないからです。経済学部はその典型で、文系なのに数学を使うとんでもない学部だということで、一定数の学生から忌み嫌われています。

大学に入るまで知らなかったのですが、大学で学ぶ学問を大きく分けると、人文学、社会科学、自然科学の三つになります。研究の対象が「人」か「社会」か「自然」かどうかで区別できます。このあたりの詳しいことは文部科学省HPの「人文科学及び社会科学の特性について」という項目に書いてあります。https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/015/siryo/attach/1343167.htm

なので、文系科目と理系科目のどちらが好きかで文理選択をするよりも、自分の興味関心は「人」か「社会」か「自然」か、で判断するとよいかもしれません。前者二つなら文系、後者なら理系という寸法です。

ただし、「社会」に関心がある場合、その研究手法は「科学」ですから、数学がオマケでついてくるので気を付けましょう。

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