「イギリスの半端米(はんぱまい)」2022/2/16の日記
45分レッスン2本、25分レッスン1本の日。
今週はここでまとめたトピックについて英語ディベートのレッスンを展開している。
ちょっとレベルの高いトピックを導入してみたな、と思う。
日本の国会議員における女性の割合はおよそ10%。この少なさをみて、いわゆるクオータ制(男女ごとに当選枠を分けて用意する制度)を導入すべきか、という英語ディベート。
政治系の英語ディベートは単語も難しいものが多く、かなり難易度が高い。普通に英語を勉強している大学生でも難しいんじゃないだろうか。事前準備と下調べも結構な時間がかかるはずだ。普通に難しい。
この次のトピックはもっとシンプルなものにしたいと思う。
元教員ということもあり、どうしてもディベートが教育関連になってしまう。これを避けたい。「制服は廃止すべきか」「宿題は廃止すべきか」「子供のスマホを持たせるのはいつからか」など、別にこれでもいいのだが、なんだか捻りがないのもつまらないし、生徒も飽きるだろう。
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イギリスに移住してかれこれ1年と半年くらいになる。
美味しいお米が食べたい。
イギリスの米は微妙に美味しくない。UK Amazonでそれなりの値段のものを買っているのだけど、日本で食べる米の感じとは程遠い。食感が中途半端。(俺に)「半端米」と呼ばれている。
それから、米が中途半端なのに加え、イギリスではしっかりとした炊飯器も手に入りにくい。
Amazonで「Rice Cooker」(炊飯器)と調べると、トップ3の中で2位と3位はいわゆる炊飯器の形をしていない。一応この一番上の「炊飯器の形」のやつを買ったのだが、水加減が目盛り通りにやってもうまくいかない。
今では「2人前のご飯はこのラインより水をちょっと多めにする」という変な感覚が身についてしまった。お米を水につけてみたり胡麻を加えてみたり色々試行錯誤してみたが、それでも100%美味しくはない。
炊飯器は「値段が張る割にそこまで品質が高いわけではない」というイギリスの洗礼を受けたものの1つだった。
もう1年以上イギリスにいるので、もう文句も出ないくらいに「半端米」には慣れたのだが、去年1回だけロンドンにある焼肉屋「KINTAN」に行った時には「半端米」ではなく「完璧米」が出され、肉以上に米に感謝してしまった。
都心部出身の人はお米が「立っている」という感覚にピンとこないかもしれないが、ロンドンのお米で「立っている」ものはほとんどない。全員寝起きだ。寝起き米。
やや値段が張るのでしょっちゅういけるわけではないが、文字に書いていたらまたKINTANに行きたくなってきた。今週末にでも行ってみようか。
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実は、まだクリスマスツリーをリビングに出したままになっている。
2年前は本物の木のやつを買ったが、クリスマス後の掃除が大変だったのと、日に日に葉っぱの元気がなくなっていくのがちょっと辛かった。そこで去年はプラスチックと金属でリアル目に見えるやつに変えたのだが、そうしたら片付けるのが面倒でそのままになっている。
なんなら、いくつかプレゼントも置きっぱなしになっているやつもある。ハウスシェアしている住人が置いたものらしいのだが、なんだか誰当てだったのかもはっきりしていない。食品とか入ってないだろうな?
まぁ、クリスマスツリーを片付けなくてはいけないルールはないし、そこまで家が狭すぎるわけでもないのでかれこれ3ヶ月ほど出しっぱなしだ。コロナで家まで来るような人も滅多にいないし、おそらくこのまま今年のクリスマスまで立ち続けるんだろう。
こうやって人間は怠惰になっていく。