Vol.24_企業は個人の『モチベーション』にどう関わっていくのか…
あちぃ~…(*_*; この言葉しか出てこない…(-_-;) かき氷を主食にしたいくらい。
というわけで、体力を消耗しないように早速本題に行きたいと思います。今回はモチベーションの話。
突然ですが、実は私、中島みゆきさんの宙船(そらふね)の歌詞が好きなんです。
なんか他人に寄りかかろうとしない強さや、自分の人生に責任を持とうとする姿がかっこ良くて、とても好きなんですよねー。
で、自分のモチベーションを下げているのが会社や上司であるかのように不満を漏らす人や、社員や部下のモチベーションを維持・向上させるのは会社や上司の役割であるかのように話す人に出くわすたびに、自戒を込めてこの歌詞を思い出すのです。(決して私が不満を漏らさないわけではありません、はい…)
まぁ、会社が社員が消えて喜ぶとは思いませんが、それでもオールを任せるのはいかがなものかと…。もう終身雇用の時代じゃないし。
じゃあ、会社や上司はこの個人のモチベーションにどう関わっていけば良いのか…。モチベーション上げてくんなきゃなかなか成果は上がんないですからね。
今日はそんなことを考えてみたいと思います。
1.会社がモチベーションをコントロールしようとするとどうなるか??
モチベーションに大きく影響するであろうものの一つに『公平感』があります。例えば、誰もが自分の取り組みを正当に評価され、それに見合った報酬が得られる状態であるということ。
“あいつは何にもやってないのに評価されて、俺はこんなに一生懸命やって成果も出してるのに、なんであいつの方が給料が高いんだ?!”
こんな事ではモチベーションはダダ下がりです…💧
このような不公平感はどこから来るのでしょう?それは、ジーン・ステイシー・アダムズが提唱した『公平理論』が的確に説明してくれているように思います。
公平理論のポイントは2つ。
一つは、『他人との比較である』という点。もう一つは、現実か否かによらず『どう感じるかが問題である』という点。この不確かな他人との比較で感じられる“公平感”がどうであるかが、個人のモチベーション(動機、やる気、意欲)に大きく影響するのです。
そして、
会社や上司が、モチベーションを上げてもらおうとAさんのインプット(アウトプット)をいじっちゃったりすると、AさんとBさんのバランスが変わり、Aさんは公平感を感じるようになるかもしれないですが、Bさんは逆に不公平感を感じることになるかもしれないのです。
そんな理解もなく会社や上司が様々な場面で個人のインプット(アウトプット)をいじりだすと…
もう、社内はいたるところでバランスが変化し、AさんやBさんどころかZさんに至るまで不公平感で溢れ、モチベーション低下の動きは止めようもなくなり、にっちもさっちもいかなくなるのです。笑笑💧
これが、会社や上司が個人のモチベーションをコントロールしようとしてはいけない理由(の一つ)のように思います。
2.モチベーションに対して会社が行うこと(行えること)
『じゃあ、どうすりゃいいんだよ!会社が関わらなくったって人は他人と比較するんだから、不公平感は無くならないだろうよ。モチベーションなんて上がりようがないじゃないか?』
ごもっとも!
しかし、そもそもコントロール出来ようもない事に会社や上司が首突っ込んで引っ掻き回した挙げ句に全体のモチベーションを下げる、そんな自作自演で自らを窮地に追い込む必要はなく、コントロール出来る可能性がある、あるいはコントロールする責任がある『個人』に任せる方が、よっぽどバランスが取れる可能性が高くなると思うのです。
じゃあ、モチベーションに関して会社や上司は何をするのか…?
それは、“会社やチームの環境を整える”ということなのではないかと思うのです。
理念や方針を決めて共有する
目標や戦略を明確にして共有する
期待を伝えて成果を確認する
評価ルールを作りきちんと運用する
仕事の障害となるものを取り除く
意見•アイデアを出せる機会を作る…etc
会社や上司は、このような誰もが力を発揮できる公平な環境を整えることに徹し、個々人はその環境の中で責任を持って自分自身のモチベーションを維持する。これが理想的な関わり方ではないかと思うのです。
3.最後に(ひとりごと)
2,000字は多い…。せめて1,500字…。できれば1,000字以内…。
次回は目指せ1,500!
そう、Challenge 1,500 !!
今日はここまで。