Step#187|応用をやるには、基礎をやれ。
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ギフテッド(gifted)という言葉を
最近よく耳にします。
wikipediaによると、
一般的な人々と比較して
先天的に顕著に高い知性や精神性、
共感的理解、洞察力、独創性、
優れた記憶力を持つ人々を指します。
●wikipedia
一方で、異彩を放っているため、
周囲から誤解を招いたり、発達障害などと
誤診されるケースもあるようです。
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私の周囲に「ギフテッド」と
思しき人がいます。
彼は社交性があり、
周囲とすぐに打ち解けられるので、
上記で示した「ギフテッド」の定義とは
少し違うのかもしれません。
しかし、
非常に勉強ができるという点では
異彩を放っています。
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彼を近くで見ている人から
勉強の様子を聞くと、
「難しい問題から取り組む」そうです。
木で例えると、一般的には、
基礎(幹)→応用(枝葉)ですが、
彼は、
応用(枝葉)→基礎(幹)の順で学び、
勉強を進めます。
誰が教えたわけでもなく、
自分で模索し、そうした状態に
辿り着いたようです。
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アジア人として
初めてノーベル化学賞を受賞した
京都大学の福井謙一教授は、
応用をやるには、基礎をやれ
という言葉を残しています。
自分の頭で考え、頻回の刺激を与えることが
学習や記憶の素過程となる「長期増強」という
概念もあります。
(しつこく繰り返す!ということです)
何事も習得する過程は、人それぞれです。
凡人でも自分に合った方法を見つけ、
正しくアプローチし続ければ、
天才に近づき、必ず越えていけると
頑なに信じています。