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subaruphoto2002
Step#568|椅子取りゲームの椅子に座れなかったら、どうするか?
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『致知』10月号を読んでいます。
巻頭特集は、
侍ジャパン前監督、栗山英樹さんと
臨済宗円覚寺派管長、横田南嶺さんの対談。
ひときわ目を引いたのが
栗山さんの以下の発言。
同じような努力をしても、
片やスター選手になるし
片やベンチにも入れない。
世の中ってそういうものじゃないですか。
世の中に出ると理不尽なことは
いっぱいあって、それを我慢して
次に進んでいく力を、
野球を通して覚えていくことが
大事だと思います。
不運だなで終わるんじゃなくて、
不運にも意味があると。
そうすると、自分が前に進みやすくなる。
例えば、「ああ、今日は朝ちゃんと
挨拶できていなくて、相手に嫌な思いを
させちゃったな」とか、
客観的に自分の言動を省みて
何か気づいてくれたらいいなと
思っているんです。
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社会は椅子取りゲームです。
自分が座りたいと思った椅子は
他の誰かも座りたい椅子であり、
全員が希望する椅子に
座れるわけではありません。
では、座れなかった時にどうするか?
当初の椅子に執着するか?
他の椅子を探すか?
または別の方法を模索するか?
30歳頃に思い描いた未来では、
今頃、医師として寝食を忘れて
仕事をし、国境なき医師団への
足場を固めているところでしたが、
夢破れ、新宿で営業マンをしています。
過去に意味を持たせるには
まだ時間がかかりそうですが、
栗山さんがおっしゃる
前に進んでいく材料となるよう
日々邁進していくだけです。
●今日の一歩
椅子の数は有限だが、捉え方は無限にある。
不運だなで終わるんじゃなくて、
不運にも意味があると考えよう。