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Photo by
hi_mitsuke
Step#1034|回り道がすべて人生の幅になる
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『致知』1月号に
落語家立川談慶さんの
インタビュー記事が
掲載されていました。
談慶さんは
立川談志さんの
18番目の直弟子。
慶応大学卒業後、
ワコールでのサラリーマン生活を経て
立川流に入門した変わった経歴の持ち主です。
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特に印象に残ったのは
息をするように(談志さんから)
言い聞かされたのは
「努力はバカに恵(あた)えた夢」
という言葉です。
要は努力という言葉に
溺れるなと。
プロなら努力するのは
当たり前、その片鱗は
結果で見せろということです。
(真打昇進パーティーでの談志さんの言葉)
こいつは俺がこっちへ来いと
言ってもあっちへ行ってしまう。
ただ、回り道をしながらも
私の基準を満たしました。
すると、その回り道が
すべて芸の幅になるのです。
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このあたりは
著書『天才論 立川談志の凄み』でも
触れられています。
他の人とは違う、
変わったキャリアを経て
落語家になった道のり。
また通常5年程度とされる前座生活が、
談慶さんは9年以上にも及んだといいます。
今年3月の独演会に足を運んだ際、
人情噺がより一層感慨深く
聞こえたことを思い出しました。
●今日の一歩
回り道がすべて人生の幅になる。