転職したらいつの間にか大学に入学していた

　4年前、30歳の誕生日の夜に1人で大阪駅ビルの鰻屋さんでビールを飲みながら転職を決意し転職サイトに登録した。
　30歳の誕生日、せっかくのシルバーウィークと誕生日が重なったのでちょっと小旅行しちゃおうかなとか、引きこもって読書三昧もいいなとか、色々と計画を立てていたが、営業所の人員不足のせいでシルバーウィークも毎日出勤せざるを得ず、それに加えて社内の古い体質もちょっと嫌になっていた。

　noteに登録したのは、転職活動がある程度進んだころ。4年前の自己紹介文は当時の決意や思いがつづられていて、久しぶりに見ると恥ずかしい。結局あの半月後くらいに今の会社に内定をもらい、無事に当時の会社を退職した。

休み方がわからなくなった

　以前の会社は典型的なブラック企業で「サービス残業＝当たり前」という風土だった。実際仕事も多く「22時が定時」を合言葉に働き、土日祝も出勤していた。むしろ休日出勤は周りからの電話や会議等に邪魔されず、仕事が捗る！と大喜びで働いていた。新入社員として入社し、地元を離れて暮らしていたのでその働き方がスタンダードだと思っていた。
　しかし、新しい会社はコンプライアンスが重視されており、残業も事前申請制。そこそこ忙しい時はあるが残業も45時間以内に大概収まるし、法律で決められた「年間5日」の有休は取得必須（※当たり前です）。そんな環境下で中々「年間5日」の有休を消化できず上司に注意された際、上司に「体調不良以外で休むって何をしたら良いんでしょうか」と質問したところ、困惑した上司に「やりたい事、やってみたかった事をやったらいいんじゃないかなぁ」と言われたのだった。

取り敢えず、勉強してみる事にした

　人のアドバイスは素直に取り入れるタイプなので、やってみたかった教育系の勉強をしてみる事にした。元々小さい頃の夢は教員だったのだ。日本語教育能力検定試験や保育士試験を受験し、その勉強の中で難しくも楽しいと思ったのが心理学だった。資格は資格で素敵だったが、漠然ともっと深くどっしり勉強したいと思った。そして、たまたま東京通信大学に通っている同僚に出会った事もあり「働きながら大学に行くという選択肢もあるのか」と思い、通信大学に興味を持つようになった。いくつか通信大学のパンフレットを取り寄せ、説明会に参加し、今通っている聖徳大学（通信課程）の心理学科に入学した。

聖徳大学に入学して

　聖徳大学に2023年4月に3年次編入というかたちで入学した。最短2年で卒業を目指す方もいるが、会社を極力休まないようにスクーリングをとっているので私は3年での卒業（2026年3月卒業）を目指している。大学に入って本当に良かった。
　入学以降、たくさんの方にお世話になった。聖徳通信の良さは通信の割に周りとのつながりが強い事が挙げられると思う。私も受けた恩を返すために積極的にTwitterで情報を共有するようにしているが、私が発信したいタイミングと受け手が情報を欲しいタイミングは違うのではないかと思い、どこかに書き溜めておいて必要な人が必要な時にみに来れるようにするのも良いなと思った。
　そんなわけで久しぶりにnoteを書いてみた。今回は復帰1回目なので自己紹介だが、今後は大学の話や資格の話を充実させたい。私が今までたくさんの方が共有してくれた情報に助けられたように、今後、私の書いた情報が少しでも他の方の役に立てばとても嬉しい。