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心理学統計法・心理学統計法演習
下記の内容は私が大学で受講した当時の感想です。個人の経験/感想です。
最新情報は大学HPをご覧ください。
※具体的なレポート・テスト内容を共有するものではありません。
心理学統計法
緊急度
「高」
実習必要科目…該当
実習参照GPA…非該当
合格していないと、アセスメントⅡ・Ⅲの受験ができません。そしてアセスメントⅡ・Ⅲに合格しないと心理演習に進めないので公認心理師過程を選択しており且つ最短卒業を目指すなら最優先で取り組みたい科目の1つです。しかし苦労する割には実習時の参照GPA値に含まれていないです。
「私にとっての」難易度
「難」
これまで文系でやってきた人、特に数学に苦手意識のある人には難しいと思います。一度壁を乗り越えてしまえば分かってくるのですが、そこまでがハードルが高かったです。恐らく1番挫折する人が多い科目に思えます。教科書が分かるようになれば良い教科書だと思えるのですが、数式が多いので数学アレルギー持ちには最初難しかったです。教科書を見て「わからない!」と思ったら初心者向けの参考書を探しましょう。
参考書籍
『統計嫌いのための心理統計の本:統計のキホンと統計手法の選び方』
私がこの科目で最もお世話になった本です。数式を殆ど使用せずに図で説明してくれます。主に用語や理論の理解はこの本で行いました。心理統計演習等にも持っていきましたし、今でも統計系の勉強をするときには手元に置いています。初心者向けすぎるので、この1冊でレポートを完成させる事はできませんが、でも私にとって心理学統計の「壁」を乗り越えさせてくれた1冊です。めちゃくちゃ感謝しています。
『よくわかる心理統計 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』
困ったときのやわらかアカデミズム。この本は実際に数式も交えながら、細かく項を分けて説明してくれるので自分がよくわからなかった部分を調べるようにして読むのによかったです。私は数式に対しては具体的に数字を当てはめていった方が分かるタイプなので、この本と教科書を反復横跳びするような感じで使用しました。どちらかというと理論で説明してくれる本です。
『統計学の図鑑』
私はこの本をレポートの時に知らなかったのですが、演習の際に持ってきている人が多かったです。実際に読んでみたところ、図と数式のバランスが良いと思いました。演習の授業で先生が使用する資料もこの本のものが多かったです。
『やさしく学べる心理統計法入門〈再増補版〉』
どこの図書館でも人気でレポートを書く時に中々出会えず、この本は使用できなかったのですが、周りで使用している人が多かった本です。レポート作成後、この本と漸く出会えて読んでみたのですが、設問等も充実しており、解説も充実していたので「実際に数字を当てはめないとわからない」「でもいきなり説明もなしに数式が出てきても困る」という層(まさに私!)にとても合っている本でした。
「私の」攻略方法
私はまず『統計嫌いのための心理統計の本:統計のキホンと統計手法の選び方』を読んで概要を理解する事につとめました。そして、理解した部分について教科書の該当部分の説明・例題・解説を読み、わからなければ『統計嫌い~』に戻ったり『よくわかる心理統計 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』を読んで知識の橋渡し役をしてもらいました。理解できたと思ったら教科書の例題や問題を自分で解いてみました。結局レポートを解くには教科書を理解するレベルまでいかないと解けません。
あと、書籍以外にもHPやYouTube等も利用しました。今の世の中はDXの流行に伴い統計も流行っているので解説のHPや動画もたくさんあります。取り合えず使えるものはすべて使ってレポートを解きました。
Excel慣れしている人だったらExcelを使用するのもとても良いと思います。もちろん、理論の理解はしておいた方が良いですが実際の統計使用シーンでは主にExcelを使用することになります。
心理学統計法演習
緊急度
「低」
実習必要科目…非該当
実習参照GPA…非該当
4年生になってから受講ができます。特に実習要件等にはかかってこないので緊急度は低いです。
「私にとっての」難易度
「易」
しっかり解き方を解説してくれます。基礎知識の復習もしっかりしてくれますし、演習問題を解く際にもちゃんと板書を省略せずにゆっくり説明してくれます。休憩時間を長めにとって個別質問にも対応してくれます。大教室での授業でしたが、置いてきぼりになる事もなく良い授業でした。授業が分かりやすいので「統計法のレポートより先にこっちを受けたかった」とよく恨み言を耳にします。笑
参考にした書籍
心理学統計法と同じです。
基本的に授業中の解説がとても親切なので全然心配する必要はありません。
授業で扱っていた資料は『統計学の図鑑』から出てきていたので予習をしたい場合は読むと良いかもしれません。
「私の」攻略方法
特にありません。統計法のレポートを乗り越えていれば大丈夫です。大教室での授業で色んな人と話せました。自分たちの参考図書を見せ合ったりできて楽しかったです。
統計関連その他
ここからは趣味の領域なので授業とは関係ないです。
『心理統計学ワークブック』
問題を解くのが大好きなので買って解いていました。正直レポートとスクーリングの知識だけでは1冊クリアするのはちょっと難しい気がします。ここまでやらなくても授業の単位はとれるので、統計の入試問題が出る大学院を受験する人向けかしら。途中まで解いていたのですが私の希望する院では統計の問題が出ない事はわかり、今は本棚の隅っこで眠っています。。
「Udemy」「JMOOC」 等のオンライン授業
今はDXブームのおかげで統計学もブームになっています。私も心理学に限らず今の仕事でうまく統計学を使えないかなと思って、いくつか授業をとって勉強しています。やはり独学だと間違って理解している部分もありますし、映像授業で学ぶ事で理解がより深まります。「心理学統計」という括りではあまり出てこないですが、「統計学」というカテゴリで探すと結構種類があるのでもし興味があれば見てみると良いと思います。Udemyはほぼ有料ですが、JMOOCは無料の口座も多く大学教授や高校の教員が授業している事もあります。私はJMOOCの中でもgaccoというプラットフォームの授業をよく使用しています。