見出し画像

たまには「目的のない読書」もいい

最近、Kindleで本を読むことが多いです。
手軽にに持ち運べてさっと読めるし、収納スペースにも困らない。
紙の本も捨てがたいけれど、とにかく便利。

でも一つ気になることが。

それは、気づいたら、同じ系統の本を次々読んでしまうこと。

Kindleで読書されている方はご存じだと思いますが、これまで読んだ本や閲覧履歴、ほしいものリストに登録した本の情報をもとに、関連する本や、興味がありそうな本をおすすめしてくれますよね。

WebページでもKindleアプリでも表示されるし、メールでも通知される。

関連する本を探すには便利だし、何を読もうかと迷っているときには興味をそそります。
だからつい、おすすめの本をポチッとしてしまう。

そして、「なんか同じようなジャンルを次々読んでるやん!」ってなります。

これはこれで悪くはないんですが、本選びをおすすめに頼ってばかりになると、視野が狭くなるというか、新たな発見が限られるというか。

しだいに、純粋な読書の楽しさが薄れる気がしてきます。

本が好きで読んでるのに、これはアカン!
(Kindleのせいではなく、自分のせいなのは言うまでもない)

そこでたまに、全然興味のないジャンルなど、普段読まない本をあえて選んで、その時の気分しだいで読んでみるんです。

特に何の目的も期待もない、ただ気分まかせの「目的のない読書」

読み方も気分しだい。
ぱらぱらページをめくる流し読みでもいい、途中でやめて別の本を開いてもいい、読む順番も自由、別に最初から読まなくてもいい、もちろん最初からじっくり読むのもいい。

そうすると、「このジャンルなぜか気になる」「こんな見方はしてなかった」とか、自分が意識していなかった考えや好みに気づくことがあります。

何か目的があって読んでるわけでも、特定の情報を求めているわけでもないので、その分、新しい発見や視点、価値観が、思わず手に入る。

先日たまたま目についた、ある作家さんの小説を読み始めたら面白く、一気に読んでしまったんです。

現実にはありえない幻想的な世界が描かれるファンタジーな物語。
これまで、このジャンルの小説には特に興味がなく、この作家さんの本を読んだこともなかったのですが、非現実の世界の中に現実を見るような感覚に引き込まれました。

こうして、おすすめの連鎖から少し離れると、意外な面白さや新たな読書の楽しみが増えるんです。

当然その後から、この作家さんの別の本が、おすすめされるわけで、すでに3冊を読んでしまい。。。

そろそろまた「目的のない読書」をしなくては。

何かを得ようとか目的をもって読むんじゃなく、何も期待せずにページをめくる。
たまには、そんな読書もいいですよ。

新たな気づきや発見があり、リフレッシュもできます。
ぜひ一度味わってみてください。

いいなと思ったら応援しよう!