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採用面接マスター #19 自己PR/学チカ(2)

前回は、自己PR/学チカでネタがたりなり無ければ、将来ビジョンと途中経過を売込むと良いということを書きました。

おそらくこのアプローチに懐疑的な方もいると思いますので、今回は、この将来ビジョンアプローチについて肉付けしていきたいと思います。

ベンチャー企業が最初に持っているものは、究極、アイデアと将来ビジョンだけです。
実績やお金は限られています。

彼らはそのアイデア/ビジョンが如何に将来ビジネスになるかをプレゼンすることを出資を募り、投資家はそのベンチャーのこれまでの実績は参考程度で、将来の成長に投資をするのです。

もちろん、そのアイデアのフィージビリティ(実現可能性)の根拠として、
 アプリの試作品
 テストマーケの結果
 潜在顧客
などにより、単なるアイデアではなく、
将来の成長するであろう「もっともらしさ」
をアピールすることで、説得力を上げるのです。

投資にあたってはビジネスプランを描き、
投資された資金を何に使うのか?
いつまで開発して
いつまでにどのくらいの顧客獲得をコミットするのか?と言ったことをやってます。

ベンチャーの成長のフェーズにより、投資額と期待リターンが増えていき、最後は上場という一つのゴール達成を目指します。

これは就職活動時の学生と全く同じです。

企業が学生を採用するということは、たかだか数回の面接とテストで3〜4億の生涯賃金を約束する、いわば投資判断なのです。

皆さんが大学生までで達成した実績など高々しれている方が普通で、企業は皆さんに即戦力など期待していません

それよりも、この先40年近く仕事に従事するのですから、この先、どこまで成長しそうかの方が重要なのです。

ベンチャーの初期段階で重要なのは、アイデアやビジョンだけです。

学生時代に力を入れていたことを問わ、
クラブ活動やバイトをやっていたことは確かに答えになりますが、
真に問われていることは
学生時代に力を入れていたことの延長に、

「あなたはこの先、会社に入ってどうしたいのですか?」
という問い
なのです。

この問いを考えることが、学生チカであり、自己PRで、この問いにしっかりと答えられれば、他の学生と圧倒的に差別化をはかることができます。

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