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採用面接マスター #12会社選びを考える(2)

#3で会社選びについて
業界や国、そしてその時代時代で給与や会社の価値は大きく変わるという話を書きました。

今回は、他人の承認と会社選びの関係について書いてみます。

親受けの良い会社はどんな会社でしょうか?

名前の通っていて、歴史があり、安定している会社、メーカーや国家公務員、JRやNTTといったところでしょうか?

給与は控えめですが、安定とはコンスタントに給与が入るので、長期的には悪くない選択肢です。

マッチングや合コン受けの良い会社(あなたが男性の場合)はどうでしょう?

カタカナITやコンサル、外資等、給与が良く派手な業界ではないでしょうか?

これらは長期安定で働く業界、というよりも競争の厳しい業界につき、転職前提に挑戦する業界で、自分の腕一本で生き残って行くイメージを以て臨む業界です。

ちなみに親世代はあまり理解のない業界ですね。

このように、親を意識するのと、同世代の異性を意識して会社選びをするだけで、会社が大きく変わるのが分かりますね。

会社選びに際して、他人からの承認を意識しすぎると、流行りの服のように、本当に自分が入りたい会社でないと、飽きが来るのも早いリスクがあります。

他人の承認よりも自分が何をしたいかを明確にすることが最も大事になります。

なぜならこれから数十年自分の時間の大部分を会社に預け、専門性を高め、労働市場で自分の価値を高めていくのですから、人の顔色を意識して選ぶのは、その後のあなたのモチベーションを大きく左右しますので、ほどほどにしましょう。

ではどんな物差で会社選びを考えれば良いのでしょうか?

まず、給与か給与以外の要素で考えると早いです。

給与面を考えれば、給与の高い業界、そうではない会社は前述#3でも書きましたが、上は外資、金融、商社、ITから下は小売、福祉関係等、一目で分かります。
初任給というのは全く意味がありませんので、まず、業界の平均給与水準はイメージを持って下さい。

給与以外の要素とは、
-他人の承認(親受けが良いとか)
-安定性
-認知度(広告露出が多い)
-社会貢献
-自分が好きな業界や職種に関われる
-ライフワークバランス
-会社へのアクセス 等

会社員の生涯年収は現時点でも3〜4億と言われています。
業界の選び方一つで億単位で生涯年収が変わることを意識して、給与以外の要素と天秤をかけて下さい。

お金が全てではありませんが、お金が無いと不幸になるということを事実です。

安定だけを理由にコンサバな会社に入ることは、公務員や銀行員ですらリストラされる時代に、果たして有効な理由になり得るでしょうか?

逆にこれからは転職が前提の時代と考えると、どこの業界に行けば自分が一番能力が上がり、その結果稼げそうか?というのもひとつの軸。
ややストレートですが、そのまま志望理由として使える考え方です。

全くの余談ですが、東京都の清掃員の年収は簡単に1000万を超えると良います。
産業廃棄物業、風俗業等は競争が比較的緩い割に儲かる業種ですので、起業して成功する確率が高いといいます。
ではなぜ皆、この手の楽して稼げる仕事をしないのかと言えば、やはり他人からの承認を得られない、ということなのでしょう。

ということで、他人からの承認はほどほどに、自分自身で、お金とお金以外の要素を天秤にかけて会社選びを考えてみてください、というお話でした。

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