採用面接マスター #15 読書の力(1)
もしもあなたがまだ大学1年、2年であれば、将来の就職を考えるに、ネットを離れて読書をお勧めします。
読書の効用を挙げればキリがありませんが、
ネットは受け身、読書は能動的な活動です。
Netflixで映画を観るために、頭は要りません。
小説は主人公の姿や感情を文字から想像する必要があるので、読み手の力が求められます。実はこの読み込む力がアウトプットの際に力を発揮します。
仕事について考え、会社選びに際しては、様々な経営者の本が役に立つでしょう。
1.稲盛和夫「生き方」
仕事をすることの哲学を理解出来る
京セラを興し、JALを再生させた経営の神様
アジアの国々でも信奉者が多い
2.ピータードラッカー「経営者の条件」
コンサルタントという職種を作った人物、
企業経営とは何かを追求した著者からは、
経営者目線での企業の見方を学べる
3.小倉昌男「経営学」
物流界の孫正義
規制と闘い自らクロネコヤマトを立ち上げ
知の探索と情熱がビジネスを作ることが
分かる
4.堀宏一「自分を変える読書術」
元ボストンコンサルティング社長
読書をどうビジネスの武器に変えるかが
詳しく書かれている名著
5.見城徹「読書という荒野」
幻冬舎創業者。ゼロからトップクラスの出版
社へと成長させたプロセスを読書の力と
重ねて熱く熱く語る。
石原慎太郎に本を書かせるために彼の本を
全部暗記した、等の逸話も秀逸
熱量という概念が変わる
経営者やビジネスを突き詰めている人が書かれた名著を通じて、これからビジネスの世界に身を置く自分自身に覚悟とビジョンを描いてください。
5年後、10年後、自分は何が出来るようになっていたいのか?何を手に入れたいのか?
車?結婚相手?ハワイ?
どこにでも転職出来るスキル?
年収1500万のポスト?
周囲からの尊敬?
起業、独立?
これらの書籍はビジネス界トップクラスの著者が生涯かけて得た学びをたった千数百円程度で手に入れられるのです。
読書は最も高いリターンが期待出来る投資です。
故人が書いた本を読むことは、故人との対話とも言われています。故人にもう質問は出来ませんが、答えを著作を通じてあなたの中で想像するのです。
読書を通じて、ハイレベルな世界へ足を踏み入れることが出来るだけではありません。
名著の表現を自分のものに出来るということは、これからの就職活動にどれだけ有効か計り知れません。
これについては、次回書きます。