仕事にならない
最初に行った近所の内科ではこんなことを言われました
「数値が下がるまでは競技から離れなさい」
……と。私は頭が真っ白になりました。これからいくつか試合が控えている中でそんな選択はできない!わたしがいっぱいいっぱいになっていると先生は続けて
「これは神様が与えてくれた休みなさいという知らせだ。」
私は何も信仰してません!と返す余裕などなくその日はその病院でメルカゾールを出してもらい帰宅しました。帰宅後、所属先に病名と先生から休むように言われたということを伝えました。所属先は私の体を第一に心配し、落ち着くまで休むようにことばをかけてくれました。
でも、やっぱり競技を止めるなんてできない
ということで、いつもみて頂いてるスポーツ選手専門病院に行き甲状腺専門病院への紹介状を書いてもらいました。
(関東なら伊藤病院・関西なら隈病院といいますが、わたしは個人でされている甲状腺専門病院を紹介していただきました)
そして、いざ甲状腺専門病院へ!
この日、母親が関西から新幹線に飛び乗りつきそいにきてくれました。
個人病院で大丈夫なのかという心配がありながらも、
「わたしはスポーツ選手でこれからいくつかの試合か控えています。どうか競技を続ける道はありませんか」
と尋ねました。すると先生は
「色んなスポーツ選手を見てきました。これくらいの数値なら薬を飲みながら出来ますよ」
とおっしゃってくれたのです。その時私はとても安堵しました。先生はスポーツ選手ならすぐ摘出手術したほうがいいけどね。とおっしゃったのですが、すかさず母が
「まだ28歳未婚です。傷跡や放射線治療は…」と言ってくれたので、薬治療のみでスタートすることになりました。そして、その日からヨウ化カリウム丸へと薬を変えることになりました。
しかし…そう甘くはありませんでした。
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