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統計検定3級に挑戦した話 〜数学コンプレックスをどうにかしたい〜

わたしは数学ができない。

算数から怪しいかもしれない。

考え方の根底から間違っていたり見落としていたりすることが多く、数学や算数を解くと自分がどうしようもない人間になったような気にさえなるくらい、思いつめてしまうというか、とにかく数学ができないこと、数学コンプレックスをどうにかしたいと密かに思っていた

とはいっても、社会人になって、毎日数学を解くかというと、むしろそんな機会はない。

それでも、理系の彼(※同棲している彼)が難しそうな書物を読んでいる姿を見たとき、

書店で数学の本を見かけたとき、

テレビのクイズ番組で算数の問題が出ているのを見たとき、

こころのどこかに引っかかっている自分に気づく。

大学で統計学を学んだけれど

統計学とかデータ分析というのは、文系理系関係なく今後の社会では必須の知識になってくる(というか、今もすでにそうなんだろう)。

わたしは大学のゼミで計量経済学系の教授の指導のもと、高校の中退率の要因に関して研究していた。たかだか学生の卒業論文だったけど、データを集めて、整理して、解析して、なにかいえることがないか考えて・・・という一連の流れが楽しかった。

だから、卒業してからも、社会人になって研究とは関係のない仕事に就いていても、統計学だけは、と執着していて、大学時代に使っていた本を読み返したり、自分で新しく買ってきては読んでみたり、を続けていた。

見て見ぬフリした統計検定

統計検定の存在自体は、大学生の頃も知っていた。

ただ、統計検定のポスターが掲示されていたのは、数理学科の棟だった。

統計学っていっても、わたしは文系で、細かい計算抜きでも、今自分がなにをしているのかがわかっていればそれでいいでしょ。あとは優秀なソフトさんたちがやってくれてるし・・・。と思って、見て見ぬフリ、そもそも数理学科に掲示されているってことは、数学チックなんでしょ、受験しても受かりっこないわ、と思ったことを覚えている。

けど、こういう記憶ってなぜかしつこいんだよなぁ。

前述のとおり、統計の本を軽い気持ちで定期的に読み返していたわたしは、ついにこの、微妙に苦い?記憶と向き合ったほうがいいな、という気になったのである。

結論:もっと早く受けていてもよかったかな

学習というのはアウトプットして初めて記憶に定着するといっても過言ではないだろう。いろんな実験で検証済みである。

大学生の頃、時間だって融通が効いていたわけだし、ともに統計学を学ぶ仲間や、指導してくれている教授が側にいたのだから、あのときやっていたらもっと楽に、受験できたような気がする。

社会人になって数年が経ったいま、統計検定の本を開いてひっくり返りそうになった。

いや、ほとんど忘れてるやん・・・。

統計関係の本を読んでいたからなんとなくいける気がしていたのが大間違いで、やっぱりインプットは100%の記憶にはならないことを痛感。

加えて、検定ということもあり、わたしが避け続けていた数学チックな側面とどうしても向き合わなければならなくなったのだ。

けど、人間、自分の苦手克服がテーマとして底に流れているとき、わりと踏ん張るというか、今度こそは!みたいな気迫が出てくるというか。

いい感じに自分との闘い的な雰囲気も出てきて、検定に向けた約2ヶ月の勉強期間中、これまでだらっとしていた生活からなかなか張り詰めた生活になってこれはこれで面白かった。

数学コンプレックス解消にはまだまだこれから

統計検定はどうにか合格することができた。

ちなみに受験についての特化したレポ的なのはこちらのブログに掲載。同じように数学コンプレックスを抱えているひととかのためになったら嬉しい。

統計検定の勉強期間は、数学のやり直しをしている時間はなかったので駆け足で必要なところだけ拾う感じになってしまっていた。
だから、数学コンプレックス解消はまだまだこれからだ。

数学が苦手というひとは、というか、わたしの場合は、

どうしてこの式から答えが導けるの?

え・・・式の姿がさっきまでと全然ちがいますけど・・・変身したん!?

これは暗記すべきなの?

この記号なにこれ

考え方から間違ってるときどないしたらええねん

というのを永遠にやっている(はず)。

でも、学校の授業はどんどん進むから一人机でウンウン唸っているわけにはいかないし、テスト中はましてそうだし、宿題も永遠に悩んでたら夜中になるし・・・ということで考えることを途中で諦めざるを得ない。

今回、統計検定の勉強中も、意味はわかるけど、この式がどう作用してこういうことがいえるようになってるの、みたいな、そもそも論みたいなところでつっかかりまくった

でもこれって、昔の偉人(ガウスとか)たちの辿った道をもう一回わたしも辿りたいってことだよなぁ、と気がつく。

それを時間の制約がある中でやるのはなかなか厳しいものがある。

不可解だけど「テストのためにとりま暗記するしかないわ。」と要領よく暗記してきたひとほど、ほんとは気持ち悪さがあったはずだし、文系だって、引っかかりどころは案外間違ってないんじゃないの、と思ったりしたわけで。

これからは期限から開放されてやりたいだけ、つっかかりたいだけつかかって数学とやらに向き合ってみようと思う。

うまくいくかはわからないけれど。

そういう意味では、社会人って時間がないようで、勉強に関しては資格試験とかでない限りは期限は無限だ。

がんばってみよう。

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ぴこ
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