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「Sherlock Holmes The Awakened」初見プレイ感想メモ



 「Sherlock Holmes The Awakened」の初見プレイ中に書き留めていた感想メモのまとめです。

 前作の「Sherlock Holmes Chapter One」にとてつもなくハマり、今作が地続きの続編であることを聞いてプレイしました。
 そのため、この感想メモでは「Sherlock Holmes Chapter One」の内容やネタバレについてたびたび言及したり、シャーロックのことを前作で使われていた「シェリー」という愛称で呼ぶことが多々あります。

 できれば前作の感想メモをご覧になってからの閲覧を推奨いたします。



 クトゥルフについては筆者がTRPGプレイヤーのため、クトゥルフ神話TRPGのルールブックに載っている程度の知識があります。好きな邪神はクトゥグアとヨグ=ソトース、みんな大好きニャルラトホテプです。

 また、感想内でクトゥルフ神話TRPGの用語を使用していることがありますが、用語についての解説等はしておりませんので、恐れ入りますがご存知でない場合は読み飛ばしていただければと思います。



< 以下感想メモ >

・システム周りはチャプターワンからほぼ変わっていないようで助かる。本作は過去作品のリメイクらしいけれど、曲も映像も雰囲気が前作と一緒で、チャプターワンを愛する身としては完全なる地続きなのだと感じられて嬉しくてたまらない。

・開幕から傍若無人っぷりを発揮したシャーロックがワトソンくんに早速迷惑をかけまくっている。これで一緒に住み続けてくれるワトソンくんは聖人か何か?

第一声がこれな上に、同居人のご飯を食べて同居人のベッドに土足で立つシャーロック。絶好調。

耳が痛いです先生。


・のっけからめちゃくちゃやりたい放題やってるけど、相変わらずシャーロックの顔が良くて全て許してしまえる。シェリーはロンドンでも可愛いなあ!

リボンタイも可愛いね。


・コルドナから持ち込んだらしい家具や雑貨が色々置いてあってチャプターワン大好きプレイヤーはニコニコしちゃうけど、ワトソンくん的には「何だコレ」って言いたくなる物も多々あるだろうな。

肖像画も持ってきているの意外。前作で苦い思い出になっていそうだけれどこれは幸せな時期の絵だし、やっぱり家族は特別なのかな。
ミニゴライアス!? 可愛い。
この仮面、ヴォーゲルが付けていたやつじゃない?
なんで自分のじゃなくよりにもよってこっちを持ってきちゃったの??


・ヴォーゲルからいまだにラブレターが送られてくるらしい。わざわざエアメールで。あの人、ある日突然221Bに「依頼人だが?」って顔で乗り込んで来そうで怖い。

・ワトソンくんがめっちゃぷんすこしてる。ごめんて。でも文句を言いつつもついて来てくれるワトソンくんは優しい。

あれだけ好き放題してこれくらいの嫌味で済ましてくれるのは優しい。


・ワトソンくんのことをついうっかり「ジョン」と呼びそうになってしまう。ジョン……ジョン……しれっと画面端で奇行をするジョンが出てきてくれないかなとつい君の姿を探してしまう。
 いつでも捜しているよ どっかにジョンの姿を ロンドンでも 霧の中でも こんなとこにいるはずもないのに。

霧の中、塀の上に座って足をぶらぶらさせるジョンの幻覚が見える。


・ロンドンの霧が濃すぎてやばい。一寸先は霧。いかにコルドナが明るかったかがよく分かる。

・サボテンの毒でシャーロックを暗殺しようとしたやつがいるらしい。原作でも瀕死の探偵で毒を仕込まれそうになってたね。
 このゲーム的にもコルドナで散々暴れ回ったから恨みを買っていてもおかしくはない。でもヴォーゲル氏はシェリーのことを歪みながらも大好きだから殺そうとかはしないと思う。

コルドナではジョンと一緒にはちゃめちゃ暴走機関車をやっていたから否定できない。
奴のシェリーに対する「執着」は、たぶんワトソンくんが考える感情とは方向性が違うと思うの。


・今作はシャーロックの細かな表情やカメラワークが前作から更に豊かになっている気がする。

このめっちゃうんざりしているお顔好き。


・犬に興味津々のシャーロック。グッボーイ!

犬を見ると反応しがちなシャーロック。


本の上に花瓶を置くんじゃあない!!!!!

これは許されざる大罪では!?


・突然売り物のサボテンをひっくり返して嘗め回すように観察する迷惑客シャーロック。

この姿をお花屋さんのご婦人はどんな顔で見ているのか。


・記憶の宮殿でわざわざ導き出された答えが大変可愛らしくて笑ってしまった。大好きなのかそうか……で、シャーロックの暗殺となんの関係が???もしかしてバーンズさんが犬を飼っているのも、犬友になって相手の気を引こうとしているからなのだろうか。 
 今作はご近所の恋愛事情を解決するほのぼのゲームなのかな。それはそれで楽しそう。

この答えに辿り着いたときのシャーロック、内心舌打ちしたい気分だったに違いない。

辛辣だけどこう言いたくなる気持ちは分かる。


・背を高く見せるためにヒールのある靴を履いて夫人の前でカッコつけようとしているのだろうと指摘されて扉の向こうで崩れ落ちるのはもうコントなのよ。

・相変わらずのノンデリシャーロック。でもバーンズさんは不器用すぎるから、これくらい率直にズバズバ言ってくれる人に相談するのが丁度良いのかもしれない。実際、店先にサボテンを勝手に置かれてもプレゼントとは絶対に思わないし、ただただ困るだけだろうな。

厳しいけどまっとうな意見。そして早く帰りたそうな顔してる。
恋愛相談は専門じゃないのに頑張ったねシェリー、偉いぞ。


・ワトソンくんの紹介で依頼人の大佐の家へ。
 キミヒアくんが逃げたのはキャベツオンリーの食卓に嫌気が差したからなのでは?? それにしても大佐の「人に命令するのが当然」という支配階級らしい喋り方の演技が素晴らしい。

ドラクエビルダーズみたいな食事を強要されていたキミヒアくんかわいそう。


「噛み煙草」って原作でもたびたび出てくるけど、こんなのだったんだね。汚いね。

これは景観を損ねる。


・わー! 今作ではジョンじゃなくてシャーロックが指パッチンで事件の再現するの!? 最高か!!?
 Awakenedはそこかしこでジョンの影がチラつくし、そもそもワトソンくんのお顔がジョンと瓜二つなもんだから常時情緒を掻き乱してくる。

シェリーが指パッチンで現場再現するのエモすぎません!?
ジョンは今もシェリーの中に存在しているんだって思えて泣ける。


・コルドナで着ていたスーツを着せられる! ありがとうありがとう、このスーツ大好き!

特にこのベストがね、最高ですよね。


・推理はいいからはよ使用人を探せと言ってくる大佐。なんで探偵を呼んだの?? それに引き換えワトソンくんは捜査中いっぱい褒めてくれる。好き。

・自分の推理に対して興味もなければ労いのひとつもない大佐に怒る、シャーロックのこういうところが私は好き。シャーロックは良い働きにはそれに見合った正当な評価と報酬があって然るべきという考え方だから、自分も仕事をしてくれた相手には報酬をケチらないし、素晴らしい働きをした人は大いに褒め称える。すごく健全な精神だと思う。

お世辞でもいいから一言くらい労え! 社会人としての礼儀でしょ!


・選択肢に(顔面を殴る)が無い!
 どうやら今作は短気な探偵ではないらしいシャーロック。

(顔面を殴る)(顔面を殴る)(顔面を殴る)


・ワトソンくんのとりなしで捜査を進められることになったけど、シャーロック一人だったら相手を論破するか「もういい」と言わせるまで口撃していただろうな。

キミヒアくんや彼のアイデンティティを蔑ろにしていることについてちゃんと怒るシャーロックが好き。


・今作は集中モードでも速足で歩くことができるようになっていて快適。事件の再現もかなり親切仕様になってる。でもジョンの小言が聞けないのは少し寂しい。

・初対面の女性にいきなり妊娠していますよね?って訊くのはどうなの。話を進めるために訊くけど。

いきなりこんなこと訊かれたら怖いわ。
ワトソンくんのフォロー力が光る。


・呪われた倉庫の事件はワトソンくんの医師としての矜持が見られる良いイベント。
 ティペットくんが仮に善意100%でやっていたとしても、彼の言い分を認めたら医師免許とか意味が無くなっちゃうし、薬を売るのならせめて「これは認可されていない不完全な薬で安全性は保証できませんがそれでもよければどうぞ」と説明しなくちゃいかんでしょう。どんなに綺麗なお題目を並べても「万能治療薬」という謳い文句は嘘なんだから。

医者の顔しているワトソンくんかっこいい。


・呪われた倉庫の事件を解決したらなんか呪いの装備を手に入れたんだけど。

シェリーが美しいのは同意だけど、あの人やっぱり怖いよ。


・異国の男の子が「英語上手くなくて……」って言ってるけど、私よりずっと喋れている。文法とかワケわかんないよねわかる。

規則の意味はいまだに本当にわからない。


・いついかなる時でもずっとミートパイを食べたがっているワトソンくんがシュール。

ずっとお腹を空かせているワトソンくん。だが酒場に行ってもミートパイは食べられない。


・お兄様も「大義のためだ」って言って鍵開けをしたことがあったのだろうか。

鍵開けして不法侵入したらワトソンくんに犯罪だぞって言われたけど、コルドナでは人んちの庭で銃ぶっぱなしたり犯罪者相手に銃ぶっぱなしたりしていたので感覚が麻痺している。


・ワトソンくんと別行動で地下室を調べるシェリー、シャーロック・ホームズでなきゃ死亡フラグが立つところだった。

・急に異空間に飛ばされてしまった。そういえばこれクトゥルフだったね。

・魔術の呪文と思しき言葉が頭に浮かんでしまっているシャーロック、これは既に正気度ロールに失敗してSANが削られていますね……。

賢い探索者特有のINTが高い弊害。


・うわー異空間の冒険わくわくする! 探偵PCで探索するTRPGって感じになってきた。シャーロック・ホームズとしてセッションができるとかめちゃくちゃ楽しいやつじゃん!!

このときはまだ呑気にワクワクしていました。このときまでは。


は? ここに飛び込めっていうの?? こんなにも可愛いシェリーに???
ふざけているのか????

シェリーにこんなことをさせる神話生物はどこのどいつだ!!!!


・さっきまできゃっきゃしていたけどクトゥルフ神話の洗礼が結構エグくて、やっぱりシャーロックが酷い目に遭うのは心にくるからダメ。自分の探索者ならいくら悲惨な目に遭っても平気なんだけど。

うわーーー! え!? ジョン!? この死体なんかジョンに似てない!? 気のせい!? もしかしてシャーロックだけじゃなく私も知らぬ間に正気度減らされてジョンの幻覚見せられてる!? 人の心とか無いんか!? 神話生物だから無いか!!!

この場面だけ明らかに直前までのシーンと死体の顔が違うのである!


 シャーロックの衣装を動きやすいコルドナベストにしていたから余計にお労しさが増しちゃったよジョン! オレたちのシェリーにこんな仕打ちをする神話生物絶対許せねえよなジョン!? ジョンの分まで私がしっかり落とし前つけるからね!!

シェリーに!!酷いことを!!!するな!!!!


・まさかのワトソンくんパート開始。

・そしてすぐにワトソンくんパート終了。階段を下りただけで終わったワトソンくんの冒険。

・ワトソンくんを呼ぶシャーロックが聞いたことのない声出しててびっくりした。

・なんて説得力のない「大丈夫」なんだ。そしてなぜか突然髭が伸びている。幻覚よりそっちの方がホラーなんだけど。

シャーロックの言う「大丈夫」は大体大丈夫じゃない。


・もうはっきり「くとぅるう」だの「るるいえ」だの言っちゃってるシャーロック。これは間違いなく正気度と引き換えにクトゥルフ神話技能を獲得しちゃっている。

いあ! いあ! くとぅるふ ふたぐん!


・もしかしてここからシャーロックの髭は標準装備になる?
 申し訳ないけど可愛いシェリーに囚われている私はお鬚がない方が好みだから傷跡メイクにするね。なのでこれ以降スクショに登場するシャーロックは、強制お着換えイベントシーン以外は傷跡ありになります。

髭ない方が絶対男前だよシェリー。


・辛い過去の話をして泣いちゃったワトソンくんをシャーロックなりに元気づけるの良いよね。感情に寄り添う慰め方じゃなくて、合理主義現実主義なりの励まし方なのが、ワトソンくんにはストンと心に入ってくるんだろうなと会話を聞いていて思った。だからこの二人は相性が良いんだろうね。

下手な慰めより冷静で論理的な意見に救われることもある。


・病院に着いて早々、アーカムとかいう不穏すぎる単語が出てきてもう嫌な予感しかしない。

ワトソンくんの大根役者っぷりとシャーロックの変装と急に興奮する患者の三重奏で笑っちゃった。病院の闇を表現するシーンなのにわちゃわちゃしていて妙に面白い。愉快な病院だなあ。

嘘がつけないワトソンくん。大根役者がすぎる。
相棒の大根っぷりに構わず演技を続けるシャーロック。
そして突然叫び出す患者。怒涛の勢いで色々起こってて笑っちゃった。
ショートコント「病院」って感じ。


・注射器を「何かに使えそうだ」って言って取っていくシャーロック怖い。何に使う気なんだ。

・自分をナポレオンだと思い込んでいる精神異常者が居た。いろんな患者が居るね。

「タルパ現象」をシャーロックが「ある意味僕の専門分野」と言っていたからタルパとはなんぞやと思って調べてみたら「フィクションのキャラクターがあたかも自分の意志を持って実在しているかのように感じ、そのキャラクターと(脳内で)会話や議論などができるようになる現象」とかいう説明が出てきて刺されちゃった。
 じょ、ジョンは自分だけの意志を持っていたもん……ジョンは確かに一緒にいたもん!!

でもジョンと一緒に笑った記憶も、ジョンを想って泣いた気持ちも本物だったよね。


・頭の屋根裏部屋から追い出せないくらい記憶にこびり付いているヴォーゲル。事あるごとにシェリーに思い出してもらえていると知ったらニヤニヤするに違いない。

シェリーの傷になっていそうなヴォーゲル。


・鎮静剤って訓練で耐性が付くものなの!?
 そしてしれっとポケットに薬を入れるシャーロック。

鎮静剤じゃなく毒だったらどうするつもりだったのシャーロック。


・手作りの吹き矢で看守を無力化するらしい。 忍者みたいだ。

・ヘイディに若干引き気味のシャーロック可愛いね。ヘイディの台詞は後ろに(暗黒微笑)って付いていそうな何とも言えない痛さがある。

「目を抉らないでおいてやるよ(暗黒微笑)」など、台詞からそこはかとない中学生のイキリ感を醸し出しているヘイディ。


・ヘイディに対してもいつも通りの態度で理路整然と説得を試みるシャーロック、彼のこういうところが好き。内心でどう思っているかは別として、表面上は誰に対しても変に身構えない姿勢が良い。

ゲルダとヘイディの両方に声をかけるところも好き。


・演技が得意なシャーロックはノリノリで話を合わせられる。楽しそう。

「看守が道を阻んでいるのです!困ったなあ~!(チラッチラッ)」


・ひょっこりホームズ可愛い。

とても可愛い。


・その冗談をワトソンくんが言うとなんかシャレにならないからやめて。
実は今までプレイヤーが操作していたシャーロックはワトソンくんのイマジナリーフレンドだった……?

なんでそんな的確にプレイヤーの心の傷に塩をぎゅっぎゅと詰め込むような冗談言えるの???


・えっ!? ウルフさんってベッカー氏だったの!?
 ワトソンくんが教えてくれるまで全然分からなかった。

・ワトソンくん「才能の無さに内心震えています。」
HAHAHAご冗談を、世界中で読まれまくっていますよ。

ワトソンくんに現代の様子を見てほしい。


・この台詞を高揚してとろんとした、けれど爛々とした目で揚々と謳い上げるワトソンくんを見て、ああホームズの親友だなあと実感した。キラキラしているけれどどこか遠くを見ているような、ホームズと同じ目をしている。

それはそうと早くお風呂に入れるといいね。


・ベッカー氏も気圧される凄みを放つワトソンくん。

※患者はワトソンくんではなくベッカー氏です。


・危機的状況下でワトソンくんとジョンの二人の名前を呼んでくれたことにプレイヤーは嬉しくなってしまった。

シャーロックはそれどころじゃないだろうけど。


・またシャーロックの髭が復活しているけど、冒涜的事象に巻き込まれると髭が生えるのはなぜ??

・このシーンではワトソンくんのこと“ジョン”って呼ぶんだ……。

それはどっちの“ジョン”?


・ニューオーリンズに到着。なんだかシルバートン地区を思い出す町並み。あっちよりは都会的で綺麗だけれど。

アメリカは天気が良くていいね。晴れの日のロンドンも歩けたらいいな。
「良い意味で」に含みを感じる。まあコルドナは綺麗だけど犯罪が横行していたしね。


・ワトソンくん操作になるとホームズが後ろからついて来るのが新鮮。それにしてもワトソンくん使いが荒いぞこの友人。

頼んだら文句言いつつもなんだかんだやってくれるワトソンくん。


・完全に面白がっているシャーロック。これでワトソンくんが何か失敗したら「あそこはああすべきだった」とか理不尽な文句をブツブツ言うんだろうな。そんな理不尽で面倒臭くておもしれー男なシャーロックが好きだ。

ワトソンくんの立場だとイラっとするだろうけど見ている分にはうきうきシャーロックは可愛い。


・保安官に変装がバレて有り金巻き上げられた! ワトソンくんかわいそう!取り返してきてよシャーロック!!

ちょっとホームズ~ワトソンくん泣いちゃったじゃ~ん!
取り返す気なさそう。


・現地の女性にナンパされるワトソンくん。
 見ず知らずの異国人にスーツをくれるって怪しすぎない? 美人局とかじゃない? ワトソンくんがお金だけじゃなく身ぐるみまで剥がされないか心配。

いやいやいや怪しい!怪しいよワトソンくん!怖い黒服のお兄さん来ちゃうよ!!


・ワトソンくんがナンパされて不機嫌なシャーロック。

そこまで言わなくても。


・後方腕組みシャーロック。

なんかこのシャーロックを見て「ジョンがよくこんな風にしていたな」って思い出して切なくなっちゃった。


・ワトソンくん渾身の嫌味。左腕の袖だけ捲っていたのは捜査しやすいようになのかと思っていたけど、もしかしておしゃれだったのだろうか。このシリーズのシャーロックは右利きっぽいから、確かに捲るなら右腕だろうし。

仮にカッコつけファッションだったとしてもあのスーツ好きだよ。


「死を運ぶ凶鳥」の事件の最後、コールに心から感謝してもらえて嬉しくなっちゃった。なるほど、探偵冥利に尽きると感じる時ってこういう感覚なのかな。

事件の内容が内容だけに、本気の感謝の言葉を頂けたんだなと感じられた。


・今作のシャーロックは事あるごとにコルドナに言及してくれるけど、シェリーにとっては最高で最低の思い出の地になっているらしい。確かに一人で行ったら気が滅入りそうだから、次はワトソンくんと一緒に行きなよ。

コルドナには思い出が多すぎる。


・シャーロックはワトソンくんが居ると死体の検死を任せるんだ。今作はこういうところで二人で捜査している感が味わえて楽しい。

でも後から自分の見解もきっちり付け足すシャーロック。


・恐怖の館、手がかり盛りだくさんの捜査したい放題でとても楽しい。捜査パートが一番ワクワクする。

・シャーロックたちを追い出すために無関係な人を殺人未遂する保安官がヤバすぎるし、ニューオーリンズに来たばかりの二人にそこまで執着するのも謎で怖い。

・やはりシェリーは顔が良い。

シェリーの顔を褒められると「そうでしょうとも!」と謎に身内面をしてしまう。


・狼狽えるルーシーを宥めようとするワトソンくんと、スンとしているシシャーロック。原作で結婚しない男と結婚する男の差異がはっきりと表れていて良い。これはワトソンくんがモテるのも分かる。

これはワトソンくんが宥めてくれるやろと考えている顔のシャーロック。


・ワトソンくん一人でボート漕ぐの大変そう。

しかもめちゃくちゃ暑いらしい。熱中症にならないか心配。


アホほど暑い夜の沼地でこちらを追いかけながらバカスカ銃を撃ちまくる保安官、頭がイカれていらっしゃる??? この執念はどこからくるんだ。

部下もこんな地獄みたいな夜勤させられてかわいそう。


・これは延々と続く沼地に気が滅入りそうになったので表示したアーネソン氏の写真。

夜闇の中で鮮やかに燦然と輝くアーネソン氏。かっこいいね。


・沼地で40分くらい迷ってしまったのでワトソンくんの腕がムキムキになってそう。明日筋肉痛になったらごめんね。

・ワトソンくんがランタンの調子が悪いと言い出して強制別行動になってしまった。な、なんて露骨な「この先シャーロックが酷い目に遭いますよ」の予告なんだ……!

露骨な分断イベント。または「覚悟して進んでくださいね」の警告。


・魔導書を手に入れた! いいねいいね、クトゥルフっぽくなってきたね。人皮装丁本っていうとルルイエ異本とかかな? なんの魔導書か調べるのが楽しみだねシャーロック! こんな風にアホにならないと狂気に飲まれちゃうぞシャーロック!!

エイボン、ネクロノミコン辺りもメジャーだけれどその正体は果たして。


なにこの古代エジプト王墓の盗賊除けみたいな仕掛け。遊戯王で見た。
何度でも言うけど、シェリーにこんなもんやらすな。

これ謎を解いても絶対無傷では進めないのがいやらしすぎません?
なんなの、神話生物は美青年のリョナ趣味でもあるの??


振り子鎌の仕掛け、解くために絶対鎌に斬られなきゃいけないのふざけるなよ本当にシェリーになにさせてんの?? この仕掛け作った責任者はどこの邪神ですか???

推しを身体的に傷つけて喜ぶ趣味はないのでめちゃくちゃしんどかった。プレイヤーの正気度まで削ってくるのはクトゥルフゲーとしては正しいけども!正しいけども!!


・そして何も知らないワトソンくん。君がランタンを直している間にシャーロックは三回くらい死んでたよ。

またしても何も知らないワトソンくん。


・癒しのワトソンくんパート。
 Awakenedをやっていて思うのは、ワトソンくんは理想的な探索者だということ。職業医者で対ホームズ限定で精神分析99を行使でき、変に頭が良すぎず、ちょっと鈍感だから発狂しにくく、元軍医なので拳銃技能もある。探偵の相棒役として完璧すぎるステータス。こんなキャラシ持ってこられたらKP拍手しちゃう。
 シャーロックはINTもEDUもバチクソに高いから発狂祭りだけれど、ワトソンくんは冒涜的事象を「なにコレ?」でスルーできるのがクトゥルフにおいてとても強い。ある意味メンタルが屈強だから安心して見ていられる。

・ワトソンくんを“ジョン”と呼ぶシャーロック。そしてまた髭が生えている。

ワトソンくんとシャーロックで見ているものがまるで違うので温度差がすごい。


・突然のガチ恋距離。

後頭部に手まで添えるからチューすんのかと思って焦った。


・こういうとき躊躇なく冷静に銃をぶっ放してしかも的確に命中させるワトソンくん好き。

有能な相棒。殺される前に殺せるワトソンくん強い。


・お兄様! チャプターワンから続けてやっているからあまりお久しぶりな気がしない!

そしてなぜか鹿撃ち帽装備になっているシャーロック。


・お兄様から早速身に覚えがありすぎる嫌味をいただいてしまった。その節は指令を無視して勝手に犯人逮捕しちゃってごめんなさい。でもあれはああいう仕事をシャーロックに振ったお兄様にも落ち度はあるよ。

エーデルワイスに乗り込んだのもマズかったらしい。そういえば忘れていたけど院長さんって誰にどうして殺されたんだろう。


・激おこワトソンくん。まあ初対面で古傷を抉られたらそうなるよね。

普段温厚で優しいワトソンくんがここまで怒るなんて。


“ジョン”は彼一人きりだから別のジョンなんていませんよお兄様。
シェリーの“ジョン”は彼だけだし、もちろんジョンとワトソンくんは違う。

どこぞの神父のように人の傷を開くのが上手いお兄様。


・まさかチャプター7の冒頭からお兄様にナイフを突き立てられて致命傷を負わされるとは思っていなかった。待って、これChapter Oneでどのエンドを迎えた世界線?? それによって傷の深さが変わってくるぞ??? 
ジョンのせいにしたエンドの後でこのやりとりをしているんだったらあまりにもエグすぎる。

・ヴァイオリンを弾くシャーロック。雨模様の部屋で暗鬱な曲を弾く姿は絵になる。

あまりにも絵になるのでしばらくワトソンくんと一緒に眺めてしまった。
そこは普通「敵に回すと厄介だが味方にすれば頼もしい」とかって言うところだよね。
シャーロックにとってお兄様は敵でも味方でも面倒な御人らしい。


・バーンズさんの恋が成就してる! 良かったね! シャーロックは恋愛カウンセラーとして立派に仕事を果たしたようだ。

でもこれで恋愛相談系の依頼が増えたらシャーロックは嫌な顔をするだろうな。



・お花と本を一緒に買えるお店、とっても良いアイディアだと思う。本の内容にちなんだイメージフラワーをセットで買えたり、押し花の栞を売ってたりしてもきっと素敵。

本とお花のお店、すごくお洒落で良いと思う。現実にあったら行ってみたい。


・犬が増えてる! 彼女の犬も一緒に飼うことにしたんだね。お店がお向かいだからいつでも行き来できるしね。

暗くて見えにくいけれど犬が二匹になっている。


・それにしてもバーンズさんに魔導書の翻訳をお願いしてしまって大丈夫なのだろうか。ワトソンくんは有能だからちゃんと最低限のページだけでいいよと指示していたけれど、この手の本は理解すると発狂待ったなしだから心配。

既に魅入られている。それ以上いけない。


・バーンズさんが魔導書を読み進めたいというので丁重にお断りした。下手したら廃人になるからね。恋が実った直後にそんなことになるのはいくらなんでもかわいそう。

・本屋さんから出たらお兄様が待っていた。この雨の中で。シャーロックをめちゃくちゃ心配してくれているけれど、じゃあなんでさっきあんな傷口を抉るようなこと言ったんですかお兄様。
 ……と思ったけど、お兄様はプレイヤーと違ってジョンが見えなかったし、シェリーとジョンがどんな会話をしてどれだけお互いに大切な存在だったかも知らないから無理もないのか。改めてこの世界でジョンを知る人間はシャーロックただ一人なのだという現実をつきつけられて切ない。
 それにしてもChapter Oneのときから不器用な兄弟だなと思っていたけれど、ホームズ兄弟は皮肉で言葉を包まなければ会話ができないのだろうか。

お兄様の気持ちも心配も愛情も分かるけれど、さっきの会話で「ジョン」という最悪のカードを切ったのは悪手の中の悪手だったと思います。


・お兄様から依頼された事件の調査で“Ⅿ”が出てきたけど、ワトソンくんが報告した途端にお兄様の態度が変わったからこれ絶対教授のことよね。次回作とかでⅯにまつわる事件が見られたらいいなあ。

・憔悴して目がうるうるしているシェリーが痛ましい。ワトソンくんハグしてあげて!

ヴォーゲルの気持ち分かりたくないけど分かる。普段が普段なだけに弱っているシェリーは思わず顎クイしたくなるかよわさがある。


・これは精神分析99(対ホームズ限定技能)のワトソンくん。
 ワトソンくんの言葉で明らかに目の色が変わって正気に戻るシャーロックの表情変化が素晴らしい。でもこれシャーロックの正気が最後まで持つのかとても心配。

物理的にも精神的にもヒーラーのワトソンくん。


・ヴォーゲルから貰ったというか押し付けられた絵がクローゼットに放り込まれている。燃やさずにちゃんと持って帰ってあげたんだ。

燃やしたら燃やしたで呪われそう。


先に進むには血が必要だ⇒せや!アシュマットくんの死体の血を使ったろ!ってなるの、それしか方法がないとは言えいくらなんでも躊躇が無さすぎる。

渋々酒瓶を提供してくれたワトソンくん。酒瓶は気付け薬として持ってきていたのかな。


「アシュマットは何かを目撃して狂ったんだろう」と推測するワトソンくん。そうか、アシュマットくんは6番発狂を引いてしまったのか……。

・レバーを押さえている間しか開かないタイプの扉で嫌な予感がしたけど、案の定分断パートがきた。もー!これ絶対またシャーロックが精神攻撃されるやつじゃん!

・レバーが結構重くて文句を言うワトソンくんと隣でそれを眺めるシャーロック。ワトソンくんの方がメンタル強いから代わりに探索してもらった方が良い気もするけど、シャーロックは自分で調べたがるから無理だろうな。「僕じゃなきゃ必ず見落としが発生するだろうね」とか言いそう。

恨めしそうなワトソンくん。こういうときのワトソンくんて面白くて可愛いからシャーロックがいじりたくなる気持ちも分かる。


・ラピュタごっこができそうな壁。

海に捨ててー!


・咄嗟にヘッドショットをきめるワトソンくん強い。なんて頼もしいんだ。
そして「死んだようだ」とか他人事みたいに言うシャーロック。でも撃たなきゃシャーロックが撃たれていたから正当防衛だよ。初見で一回もたついて撃たれたから私は知ってるんだ。

ただのしかばねのようだ。


・ワトソンくんのレンズ破壊パートで「この人たち邪魔だな……ちょっと何人か落っことしてくれないかいワトソンくん?」って思ってたら逆にワトソンくんが落っことされてしまった。これが因果応報か……。

・この台詞好き。お前には様子のおかしい信者しかいないけどシャーロックには一緒に戦ってくれる友達がいるんだ……!

前作のラストでヴォーゲルに「傍らには何も残っていない」と言われたシェリーが「友がいる」と言えようになるのめっっっちゃ熱い。


・シャーロックの正気度と引き換えに邪神の召喚は阻止できたっぽい。
 でもトロフィーくんさあ……「ふたぐん!」じゃないのよ。どの面下げてひらがなでなんか可愛い感じ出してんのよ。こちとら可愛いシェリーがしょもしょもしてんのよどうしてくれる。

・シャーロックは不定の狂気を発症したっぽい。逆にあんな目に遭ってもピンピンしているワトソンくんのメンタルが頑丈すぎる。
 ところでワトソンくんに注射を打たれているシャーロックは、なんだか倒錯的なセクシーさを感じるよね。

でもきっとワトソンくんなら……ワトソンくんならSAN回復してくれる……!


 ということで一周目終了です。エンディングは結構あっさりな感じだったけれど、ああクトゥルーなエンドだなあと納得できる内容でした。まあクトゥルフにおいては生還できれば御の字、加えて大体の謎が解けていればベストエンドと言っていいですしね。

 全体の感想としては、捜査パートもストーリーもシャーロックとワトソンくんのわちゃわちゃもとっっっても楽しかったです。
 楽しかったのですが、やっぱりエンディングでシャーロックがしょんもりして終了だったのが辛くて辛くて……。
 クトゥルフなので黒幕を殴ってやったねハッピーエンド!とならないのはらしくて良いのですが、せめて「ワトソンくんの献身でシャーロックの精神は回復しつつあるよ」という描写がほしかったなあと。それがあったら前向きな未来を想像できたのですが……シャーロックのあの感じだと後遺症が残りそうで心配です。
 シャーロックは一度暖かくて景色が良い場所で療養した方がいいと思う。コルドナとかどう?

 願わくば次回作があるなら、シャーロックが回復して元気に捜査する姿が見たいです。改めて、私は形振り構わず嬉々として元気に捜査に駆けずり回るシャーロックが大好きなんだと実感しました。それを分からせてくれたAwakenedは良いゲームです。心がしんどいけど。

・一周だけではボーナスを全回収できないらしいので二周目をやります。今作は開始するチャプターを選べるようになっていて便利。まあ普通に最初からやるのですが。

・やっぱり最初のご近所恋愛トラブル事件が癒しすぎる。エンディングを見た後だから、こういうほのぼの事件ばかりが起きるホームズのゲームをやりたいと思っちゃう。でもシャーロックは「ロクな事件が起きない」って退屈でやる気を無くしそう。

・一周目では見落としていた卿の像。
 生みのお父様に礼儀正しいシャーロック、解釈一致。

シャーロックはお父様のこと大好きだと思う。



< おまけ: 回収したボーナスたちいろいろ >

・家族の肖像画にはどうやっても描かれないから、ジョンの立派な肖像画が見られて嬉しい。

描いてもらえて良かったね、ジョン。


やたら凝った装丁。


壁に飾りたいおしゃれなポストカード。いろいろあったけどやっぱりコルドナが好き。


一体何に対しての「感謝」なのか。


・グーグル翻訳アプリで翻訳してみた。

地質学なのがそれっぽい。


・このコンセプトアート好き。ザ・クトゥルフって感じだし、腕を後ろで組んで終末を見上げる姿が強キャラ感に溢れている。

どうでもいいけどめちゃくちゃ立ち姿の姿勢が良い。


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