那智勝浦町昔懐かし話 第37話
第37話『春咲半島キャンペーン』
いや、いやまた久しぶりの更新になってしまいました。趣味の音楽活動と本業の観光のお仕事(俺はいったい何者なんや~)が、忙しく今になってしましました。
(えっ、言い訳はええから早よ、書けって。わかってまんがな。全国1千万のタケちゃんファンの皆様長らくお待たせいたしました。本業の観光のお仕事の昔懐かし話でございます。でわでわ第37話のはじまりはじまり~。)
と言う事で、春咲半島キャンペーンである。僕が観光協会の狭き門をくぐり抜け超難関の面接試験を通って(本人だけ、そう思とります。はい。) 入社した平成の初め頃は、南紀の旅ぽかぽかキャンペーンとかエージェント(横文字の方がかっこええでしょ。つまり旅行会社のことです)と共同で観光客を勝浦方面に呼び込むキャンペーンをよく行っていた。(今もありますが、その時の方が年間での数が多かったかな)その中でJR西日本和歌山支社が事務局となり、南部町から新宮市までの「きのくに線」沿線を中心とした13市町村(当時) で実行委員会を作り平成8年頃から約10年位 続いたキャンペーンである。つまり当時から南紀の各市町村はこの実行委員会等でつながりが深く非常に仲が良かったのである。だから僕なんかも20年近く友好を続けていただいている方もあちこちの市町村におり非常にうれしい限りです。このキャンペーン春咲半島と書き(はるさきはんとう)と読み、春に花がたくさん咲く半島と春先の意味もあり1月にはすでに菜の花が所々に咲くほど暖かく日本でもっとも早く春が来るのが南紀であるという意味を持っていた。毎年12月1日から翌年の3月31日までの121日間の期間であり、各市町村とJRが負担金を出し合いろんな企画を考えた。最初の年には、イメージキャラクターに当時のトップアイドル西田ひかるさんが、採用され那智山とかでポスターやCMの撮影が行われアイドル大好きタケちやんも仕事で撮影に同行させていただいたのである。手元の当時の資料によると太地町の梶取崎、鯨浜公園、串本町の潮岬などで菜の花やすいせん等により春らしさを演出しますとある。また、キャンペーンのサービスとして白浜駅での「海人鍋」、紀伊勝浦駅での「まぐろ汁」の無料配布など行い、駅に到着した観光客に当時の温泉娘(勝浦のキャンペーンガール)より菜の花のプレゼント等行った。又、期間中春咲半島再発見クイズやマウンテンバイクスタンプラリーなども行った。またまた、期間中の土、休日「春咲くろしお号」の運行も行われた。約20年前のキャンペーンだが、オーシャンアロー号が運行を始めたときでもあり多くの観光客が南紀にやってきたのである。この春咲キャンペーン、紀伊半島の世界遺産登録に伴い古道キャンペーンと名前や企画内容も変わりしばらく続いたが、その後円満解散した。今はエージェントと共同でのキャンペーンという形は変わり、県の観光連盟等のもと各市町村の観光関係職員がグループで全国の旅行会社やマスコミを廻ったり、主要都市の会場でエージェントやマスコミの方を集めて観光PRや商談会を行う形に変わってきている。春咲半島キャンペーン入社したての若造が、無我夢中で取り組んだ良き思い出である。
第37話 終わり
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