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2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録(その9;WDW1日目(MK・EC)編)
前回の記事はこちら
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日単位旅行記
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2024/3/6~12(WDW2日目~8日目)
2024/3/13(ファーストクラス復路)
前日譚(ファーストクラスでの渡航決定まで)
JALについて
そもそもファーストクラスとは何か
ファーストクラスに乗るにはどうすれば良いのか
今回活かせたJGCの特典とJGC修行の話
WDWのカテゴリ別まとめ
予約について
アトラクションについて
ショー・パレードについて
キャラクターグリーティングについて
フォトパスについて
パークホップについて
ぶっちゃけこの旅行は幾らかかったのか……
2024/3/5(火)
天候:終日晴れ、夜は雨予報だったが結局降らず(滞在中雨具使用せず)
気温:滞在中ずっと、早朝深夜はやや涼しいが基本的に半袖1枚で過ごせる
この日のパーク開園時間
Magic Kingdom:9-22
Epcot:9-21
Hollywood Studios:9-21
Animal Kingdom:8-18
この日行ったパーク
MK→EC(→Disney Springs)
Magic Kingdom
そもそもだが、WDWには4つのパーク(と2つのウォーターパーク;行ったことが無いのだが、水着を着て遊べるプールのテーマパーク)がある。パークは古い順に
Magic Kingdom:カリフォルニアに続いて世界で2番目の「ディズニーランド」として開園したパークで、東京ディズニーランドの直接のモデルにもなった。日本で言う「ランド」で、同名のアトラクションも多い。
Epcot:ウォルト・ディズニーが描いた近未来の人工都市をテーマにしたパーク。世界各国のパビリオンからなるWorld Showcaseもあり、それぞれ自国から来たキャストがいる。
Disney's Hollywood Studios:映画をテーマとしたパーク。ここ数年でトイストーリーランドやスターウォーズギャラクシーズエッジといった大規模な新エリア開発が進んでいる。
因みに、当初日本の第2パークもこれをモデルとする予定だったが、日本人はそこまで映画に馴染みがないという理由でオリエンタルランドが反対して、世界に唯一の「ディズニーシー」が生まれた。
Disney's Animal Kingdom:世界の動物や恐竜をテーマとしたパーク。アフリカやアジアのエリアがあり、サファリパークのように本物の動物が飼育されている平原を車で回るアトラクションもある。
の4つである。初日はまず王道のMagic Kingdomへ行くことにした。
TRONのVirtual Queue取得
この日はパークは9時開園だったが、6時半過ぎには起床。その理由がVirtual Queueである。バーチャルキューとは、その名の通り仮想的に列に並ぶシステムである。詳しくはまたアトラクションの解説で述べようと思うが、2024年3月の訪問時点でWDWにあるアトラクションのうち、最も人気の高い2つ(その後6月に、スプラッシュマウンテンを改装して新規オープンしたティアナを含む3つ)のアトラクションは、普通に列に並ぶことはできず、以下のいずれかの方法でないと体験することができない。
個別に課金して待ち時間を少なくする(
Individual Lightning Lane Entryを利用する)→※2024/7/24にLightning Lane Single Passに名称・システム変更、微妙にルール変更価格は時期やアトラクションにもよるが、1人1回15USD前後
毎日朝7時と昼13時に開放されるVirtual Queueに並び、順番が来たら現地で並ぶ
ほんの数秒で無くなるため、時刻ちょうどにアプリの操作が必須
現地での待ち時間は状況によるが、上述の
Individual LLLL Single Passが優先のため、長いと1時間以上かかる7時の開放分は、その日の当該アトラクション所在パークの入園チケットを持っていれば取得可能
13時の開放分は、その時点で当該アトラクション所在パークに入園済であること、未使用のVirtual Queueが残っていないことの両方を満たす必要あり
課金はそれなりの額がかかるし、今回は8日間パークに滞在する(=各日の7時と13時で16回チャンスがある)ため、基本的には無課金バーチャルキューで対応することにした。該当するアトラクションはMagic KingdomのTRON Lightcycle / Runと、EpcotのGuardians of the Galaxy: Cosmic Rewindの2つである。この日は最初にMKへ行くことにしていたため、7:00ちょうどにホテルの部屋からトロンのバーチャルキューを取得を試みた。不安だったが、無事にGroup 38で取得できた。
なお、1グループに何人くらいいるのかは不明。かつてのファストパスや日本のDPAやスタンバイパスと異なり、リターンタイム(使用できる時刻)は定められておらず、「いま呼ばれているグループ」が随時アプリ上で確認できる仕組みである。時間幅が1時間なのは旧ファストパスと同じで、自分の番が来てから1時間以内に現地へ行く必要がある。
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この画面で7:00ちょうどまで待機
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開園前でいま乗っている人はいないのでNot Boarding
(取る確認画面のスクショなど当然無い)
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パーク行きのバス
前回の記事で書いたとおりパーク行きのバスは予約が必要&朝も毎時1本なのだが、起きた時点で満席便が続き、最速で10:00発まで無いという事態に気付く。7:00の便は既に出発しているため、次は8:00である。この日のMKの開園は9:00だが、ホテル宿泊者特典で30分早く入れる(この特典は直営のみならず、今回泊まったホテルを含むオフィシャルパートナーホテルでも殆どが対象)ため、本当は8:30には着きたいところ。
という訳でダメ元で8:00便の出発に合わせて乗り場へ行ってみたところ、乗務員から「1人?」と尋ねられ、そうだと答えたら「座席空いてるし良いよ」と案内された。車内はぎゅうぎゅうの満席という訳ではなく、奇数グループの1席はそこそこ空いていた。日によってバスの大きさや行先パークの組み合わせ(概ね1台で2パークを回る形だった)が違ったので、恐らくだが予約は配車計画の策定に使っているだけで、厳密な席数管理まではしていないのだろう。
そんな訳で無事に8:00発のバスに乗車し、8:23にTTC(Transportation and Ticket Center)のバス停へ到着した。前回の記事で書いたとおり直営ホテル以外のバスはMagic Kingdomの入園ゲート前のバス停には行けないのである。
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この日は1台のバスが「Magic Kingdom / Epcot」だったので、エプコットへ行く人はこの後になる
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とにかく広いので、帰りここから乗る場合は番号を確実に調べておく必要がある
Transportation and Ticket Center
その名の通り、交通結節点とチケット売り場を兼ねる施設。
建設当初の歴史的経緯は知らないが、Magic Kingdomは他の3パークと異なり、パークエントランスの前が湖になっており十分な土地が無いからか、自家用車(広大な駐車場からTTCへは長編成のカートが運行)や外部からのバスは少し離れたTTCに発着させており、そこからモノレール(またはボート)でパークへアクセスすることになる。直営ホテルはゲートのすぐ前のバス乗り場に発着するので、ここは大きな違いである。なお、かつては入園チケットもTTCで売っていたのが名称の由来であろうが、今はチケットはオンラインなので、乗換駅としての役割がメイン。
また、モノレールはパークの保安検査の内側の施設となっており、Magic Kingdomパークの駅も保安検査の内側に所在する。このため、Magic Kingdom入園前の保安検査は(直営ホテルからのバスを利用しない場合は)TTCで受けることになる。この保安検査に並びも含めて10分ほど要したため、モノレールに乗車したのは8:38である。
モノレールはTTCとMagic Kingdomを結ぶ環状線で、他に沿線の3つのホテルに駅がある(ホテル駅では乗車前に保安検査を受けることになる)。右側通行の複線で、左回りの外側線はTTCとMagic Kingdomのみに停車する急行運転、右回りの内側線は3つのホテルにも停まる各駅停車である。この他、TTCではEpcotへと向かう路線も発着しており、こちらは両端の2駅のみで途中駅は無く、複線(こちらは左側通行なのだが、その理由は後述)で両端部のみが単線ループ状になっている。
Magic Kingdom側の環状線一周は舞浜のリゾートラインよりはひと回り小さく、急行だと半周5分もかからないくらいで、8:44にはMagic Kingdomへ入園することができた。
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写真上部中央がパークの入口
赤はResort Monorail(複線):左回りの外側線はTTCとMagic Kingdomのみ停車、右回りの内側線は途中の3つのホテルにも停車
青はEPCOT Monorail(複線だが両端部のみ単線ループ状):TTCとEpcotを途中無停車で結ぶ
写真下部中央は自家用車駐車場で、TTCまでは長編成のカートが運行
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この右奥にモノレール乗り場がある
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これは各停とすれ違うところ
レールは右に写っているホテル内を貫通している
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TTCや周辺ホテルから船も出ている
Space Mountain
入園後、日本でのワールドバザールにあたる、Main Street USAを抜ける。舞浜と違ってシンデレラ城が真南を向くように設計されているため、城は常に順光で写真映えする(舞浜は南側が海でアクセスが北からになるので諦めたのであろうが)。ついにWDWに戻ってきたのだという気持ちで非常に興奮したのを覚えている。城前の通りにたくさんいるカメラキャストに写真を撮ってもらった。Photopassといって、滞在中のカメラマンの写真からアトラクションの体験中の写真・動画まで、アカウントに枚数無制限で紐付けて帰国後にDLできるサービスを利用したので、この後も滞在中ずっと撮りまくってもらった。
プラザを右折して(大まかな造りは舞浜のTDLと同じ)トゥモローランドへ8:50に入り、Astro OrbiterとTomorrowland Speedwayを見て咽び泣きそうになる。これらは舞浜で1983年の開園以来存在し、美女と野獣エリアの敷地とするために2017年にクローズした、スタージェットとグランドサーキットレースウェイのモデルとなったアトラクションである。どちらも子供の頃から慣れ親しみ、最終日の最後の瞬間にも立ち会った思い出深いアトラクション。写真や映像で振り返ることはできても、生のエンジン音と振動、独特の排気の匂い等を体験することは、現地で現物を見ないとできない。舞浜では7年間に失われてしまったのとほぼ変わらない光景が目の前に広がっているのは、やはり感動を禁じ得ない。
さて、8:54にはSpace Mountainへスタンバイ35分待ちで並ぶ。スペースマウンテンは上海を除く全てのパーク(カリフォルニア、フロリダ、東京、パリ、香港)に存在するが、ここフロリダのものが世界最古のオリジナルであり、他のパークと違って縦1列3人乗りの2両編成で1編成6名である。車体はかなり小さい。(なお、カリフォルニアと東京と香港が概ね同じもの、パリだけは肩から抑えるタイプのバーで高速での360°ループなどがあり絶叫色が強い。東京は7/31にクローズして、建物の取壊し・新設を含む大幅リニューアルが進行している。)キューは途中でアルファとオメガに分かれるが、内容は基本的に同じ(コースが鏡写しの左右対称?)。ライドが出発していくところ(乗り場ではなく、その後の巻き上げの前の部分)がキューの途中から見えるようになっているのが面白い。ロードエリアには9:12に到着し、乗車。出てきたのは9:16であった。
因みにアメリカのディズニーではアトラクション乗車中の撮影は禁止されておらず、(暗闇でフラッシュを焚く等しなければ)何も言われない。そんな訳で乗車中の動画も多数存在する。
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東京のW/Bの屋根には何度も救われたが、それでも屋根が無く城が見渡せるこの景色は良い
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(因みに「シンデレラ」城なのはWDWのMKとTDRのTDLだけ)
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ここWDWが世界の元祖
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自分が写っている写真にマジックバンドをタッチするとアカウントに紐づく
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Haunted Mansion
ホーンテッドマンションが13分待ち(日本でもやっているが、待ち時間が少ないときにわざと忌み数にしている)だったので、そちらへ向かうことにする。日本ではファンタジーランドにあるホーンテッドマンションだが、フロリダではLiberty Squareというエリアにある。場所は左奥なのであまり変わらないが。
TRONが近いので、この後のために場所の確認を簡単にした(この時点では自分のバーチャルキューはグループ38なのに対し、案内中なのは1-22だった)後、Tomorrowland Speedwayのエントランス前、Seven Dwarfs Mine Trainのエントランス前を通ってファンタジーランドを抜けていく。まだ開園直後ということで、一番奥のエリアであるファンタジーランドは人影も疎らである。
9:28にHaunted Mansionへスタンバイ13分待ちで並ぶ。ホーンテッドマンションは舞浜の他にアメリカの2パークにあり内容はほぼ同一で、カリフォルニアのものは外観(ニューオーリンズスクエアとして、日本のカリブの海賊周辺のデザインのエリアにある)と物理的構造が一部異なる(プレショーでの伸びる部屋が、本当にリフトになっており床が下がる)ものの、フロリダと東京は外観も含めてほぼ同一である。勿論、オタク的視点で見るとフロリダにしか無いシーンなど細かい違いがあって面白いのだが。因みにパリには構造がほぼ同一だがストーリーや内装が異なるファントムマナーというアトラクションがあるのだが、2019年に行った際にちょうどリハブ(休止期間)だったため乗ったことが無い。
ほぼ直乗りで9:31にはプレショーの部屋へ入り、9:36には乗車。9:45頃に出てきた後、出口付近にいたカメラキャストに写真を撮ってもらった。舞浜が比較にならないくらい本当にあちこちにカメラキャストが居るのは良い。
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「9min」のところをタップすると道順も表示される
別のパークやホテルの場合は、乗換ルートやバス乗り場や船着場の場所も案内される
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日本ではアトラクションだが、ここはレストラン
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この左奥がアメリカ河
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左に写っているのがアメリカ河
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建物撮り忘れたけど日本とほぼ同じ
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Splash MountainとTiana's Bayou Adventure
9:50頃に出てきた後、トロンのバーチャルキューはまだ自分がグループ38のところ12-28が呼ばれていたので、Liberty SquareからFrontierlandへ向かって川沿いに歩く。この2エリアはほぼ一連となって続いており、日本で言うウエスタンランドである。カントリーベアシアターを左手に見ながら、正面にはスプラッシュマウンテン…だったものが見える。
スプラッシュマウンテンは、今や舞浜が世界で唯一となってしまったアトラクションである。カリフォルニアがオリジナルで縦一列のボート(こちらも2018年に行った際はリハブで乗れずじまい…)、フロリダは2018年に乗ったことがあり、例によって細かい違いは勿論あるが舞浜と似ていた。
が、このアトラクションの原作映画である『南部の唄』は、黒人に対する描写に問題があるとしてお蔵入りになっていて今では視聴すら困難な作品であり、ここフロリダでは2023年1月に、カリフォルニアでも2023年5月にクローズしてしまったのである。そんな訳で今では世界唯一のスプラッシュマウンテンがあるのが舞浜なのだが、こちらもリニューアルされる可能性について、OLCは肯定も否定もしないようなコメントを出しており、先が長くないことも十分考えられる。
クローズした2つのスプラッシュマウンテンは、プリンセスと魔法のキスを題材にしたTiana's Bayou Adventureへとリニューアルされ、フロリダでは2024年6月28日にオープンした(カリフォルニアは同年後半のオープン予定)。つまり、訪問当時はオープンまで4ヶ月を切ったくらいの時期で、まだ全体に仮囲いはあるものの、躯体や外装はほぼ完成しているように見え、細かい装飾等のために足場がところどころ組まれている、という状況だった。
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背後がホーンテッドマンション
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「日本にディズニーができる」という予告ポスターに使われたのはWDWのマーク
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日本のウエスタンランドとほぼ同じ雰囲気だが、ほぼ一本道
右側のアメリカ河に沿って街並みが続く
この右奥にスプラッシュマウンテンとビッグサンダーマウンテン
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Big Thnder Montain Railroad
さて、9:55にBig Thnder Montain Railroadへスタンバイ20分待ちで並ぶ。アメリカでも勿論人気アトラクションなのだが、アメリカにおけるディズニーの位置づけは若い人が友達と遊びに行く場所というよりは、家族が親子で行く場所だからなのか(実際、若い人のみのグループは日本のようには見かけない)、絶叫系の待ち時間が日本のように開園直後に一気に上がる傾向はあまり無いようである。因みに場所は旧スプラッシュマウンテンと隣り合わせで、豪華な並びとなっている。
ストーリーは日本と同様でキューラインの構造なども似ているが、こちらはより鉱山会社色が強いなという印象を受けた。労働者向けの注意書きなどのポスターが貼ってありそれらしい雰囲気。日本でもお馴染みのスロープを下って乗り場に到着したのが10:14で、10:20前頃に出てきた。
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この時代の物価もわからんし
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真ん中に座っているだけで2人掛け幅はある
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Pirates of the Caribbean
続いてティアナの前を通ってすぐ隣にあるアドベンチャーランドへ向かい、10:23にPirates of the Caribbeanにスタンバイ20分待ちで並ぶ。カリブの海賊も世界中のパークにあるアトラクションだが、舞浜とカリフォルニアが建物の見た目も似た雰囲気(ニューオーリンズの街並み)なのに対し、ここフロリダはラテン系の外装の建物で、キューは途中から石造りの秘密基地のような雰囲気になっている。ここまで日本にもあるアトラクションが続いているが、(殆ど)全く同じものは無いのが面白い。メインショーの演出、建物やキューの内外装、キャストのコスチュームデザインなど、それぞれに個性がある。
さて、並んでいる途中にトロンのバーチャルキューを確認すると、自分がグループ38のところ23-34が呼ばれていた。カリブの海賊を出たらトロンに向かって良さそうだ。
ロードエリアへ10:42に到着して乗船。ビッグサンダーと言い、待ち時間はかなり正確である。アトラクション内容自体は舞浜とほぼ同じだが、こちらの方が少しカットされたシーンがあり、やや短い。
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信じられないアホ面
TRON Lightcycle / Run
※この項には日本に無いアトラクションのネタバレが含まれるためご注意ください※
10:50過ぎにカリブの海賊を出てくると、予想どおりトロンのバーチャルキューの時間が来たことを知らせる通知がアプリで届いていた。11:45までに来るよう書かれているので、乗船中の10:45前後に順番が回ってきたようだ。
トロンは長らく世界のディズニーパークの中でも上海にしか無いアトラクションだった(2016年の開園から存在)が、2023年4月に世界で2箇所目としてフロリダにオープンした。訪問当時でまだ1年も経っていない超人気アトラクションである。
カリブの海賊から、日本とは異なり少しアラビアン要素も含まれるアドベンチャーランドを抜け、クリスタルパレスレストランの脇からプラザへ出て、トゥモローランドへ向かい、トロンの入口に着いたのは11:03頃。この時点でグループ31-40が呼ばれている(自分は38)との表示が出ていた。先ほどスペースマウンテンからホーンテッドマンションへ向かう際は場所確認のため屋根外側のアトラクションロゴ看板があるあたりまでしか行かなかったが、今回はそこを越えて屋根下へ入り、奥へ進んでいく。右側に乗車中の人たちが見え、初見のアトラクションへのテンションが上がっていく。
11:06にバーチャルキューの人用の列の最後尾に到着。キャストに訊けば教えてもらえるのかもしれないが、ここで特に「待ち時間」は案内されていない。1時間幅があるためゲストが戻ってくるタイミングにもバラつきがあると思われる。ただ、何せVQというシステムを体験するのが初めてなのでわからない。とにかく並ぶしかない。
このアトラクションはバイクに跨るような姿勢で乗車する特殊なジェットコースターで(筆者も事前情報としてはこの程度までしか仕入れていなかった)、その形状が故に体型によっては乗車できない場合もある。乗り場に着く前に乗車できるか否かを試せるよう、入口には模型が置いてあり、試しに跨っている人もいた。
列は昔で言うファストパスエントランスとスタンバイエントランスのように2つあり、向かって左が個別課金制のIndividual Lightning Lane(現在はLL Single Pass)であり、向かって右がバーチャルキューである。VQのほうは屋内に入る扉の前にもそれなりに列が形成されており、建物の中へ入ったのは並び始めて30分近く経った11:34頃である。
建物に入ると少し進んだところに真っ白な壁がある部屋に留められた。一定の人数が揃うと、カウントダウンのような音が流れた。白い壁が透過して眼下にアトラクションの乗り物が見えたかと思うと、一瞬のうちに急加速して発進していく。期待が高まる。何も知らない初見のアトラクションの感動は、初見のときにしか味わえないのだということを改めて強く認識した。なお、この部屋はまだLLとVQで別々に用意されており、列は分かれている。
次の空間にまた少し広めの列形成スペースがあり、ここでは音声や動画が流れ、アトラクションのBGSを紹介するような演出が為されている。このアトラクションは1982年に公開されたディズニーのSF映画『トロン』と、2010年のその続編をモチーフにしており(観たことは無いが……)、ゲストはTeam Blueの一員となってコンピュータグリッドの世界の中でレースをする…というような設定である。
建物に入って15分ほどしたところで、細い通路の先に大量のコインロッカーのようなロッカーが並んだ部屋へ通された。LLとVQの列はここで合流である。トロンはそのライド形状から手ぶらでの乗車を要求されるので、このロッカーに荷物を置いていくという訳だ。かなり高速(97km/hという記述をどこかで見た)なので、ポケットも避けた方が良い。なお、一応スマホ程度が入る小物入れはある。ロッカーは腕に着けているマジックバンドやスマホアプリその他でタッチすると開けることができる。普通のロッカーと違うのは扉が奥側にもあることで、そちらに出口通路があるという動線になっている。
特に戸惑うことも無くロッカーに荷物を預け、11:48には身軽になってロッカーエリアを出た。もう乗り場はすぐそこに見える位置である。11:54、ついにゲート前に到着。並び始めてから50分弱が経過していたが、そんなことを忘れる程にはテンションMAXである。
ライドに跨り、握り手を手前に引くと背当てが下りてきて胴体が固定される仕組みである。基本的には握り手を掴んで乗るのが正しい?のだろうが、テンションが上がって終始腕を前に突き出して絶叫しながら滑空していた。乗車時間はものの2分ほどだが、非常に素晴らしい体験だった。
出口の通路にあるロッカーで先ほどとは反対側の扉から荷物を回収し、アトラクションを後にする。屋根下を出たあたりにカメラキャストが居たため、ここでも写真を撮ってもらった。
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常設のキューはここから
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(Dオタにしか伝わらなさそう)
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(アンロードで撮影)
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Epcotへのモノレール
さて、時刻は12:05頃。ここでMagic Kingdomを後にして、Epcotへと向かうことにした。冒頭で書いたバーチャルキューのルールをおさらいすると、
訪問した2024年3月時点でバーチャルキュー(または個別課金のIndividual Lightning Lane)が無いと乗れないアトラクションは以下の2つ
Magic KingdomのTRON Lightcycle / Run
EpcotのGuardians of the Galaxy: Cosmic Rewind
VQの開放は7時と13時の1日2回
13時の開放分の取得ができる条件は、以下の両方を満たすこと
その時点で当該アトラクション所在パークに入園済である
未使用のVirtual Queueが残っていない
である。つまり、13時までにEpcotへ入園すれば、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのVQ取得に挑戦できるのである。朝の時点では「行ければ良いな」くらいの気持ちだったが、現実味を帯びてきたため、向かうことにした。
トロンの出口から真っすぐMagic Kingdomのエントランスへ向かい、12:12にはモノレール乗り場へ到着。まずはMKからTTC(記事冒頭に書いたモノレールの乗換駅)への急行で環状線を途中無停車で半周。ゲストは疎らで、乗車した車両は貸切で12:15に出発。5分ほどでTTCへ到着した。
TTCでのモノレール乗換はMKからエプコットへパーク移動するときが最も移動が楽で、ホーム中央の通路から平面ですぐ隣のホームへ移動するだけである。MK環状線(右側通行の完全複線で外側線が急行)の3面2線とエプコット線(駅は単線)の2面1線が隣接したような5面3線であり、西側から順に、
各停の降車ホーム
線路(MK環状線 各停)
乗車ホーム(急行/各停共有)
線路(MK環状線 急行)
急行の降車ホーム
ホーム中央に平面連絡通路
乗車ホーム
線路(エプコット線)
降車ホーム
という構造である。そんな訳でエプコット行きのモノレールには直ぐに乗り換えが可能で、いざエプコットへ。こちらは座れはするが、ある程度の乗客があった。
エプコット線はTTCとエプコットの2駅のみで途中駅は無く、左側通行の複線で両端部のみが単線ループ状になっている。片道6kmほどとそれなりの距離があり、駐車場を離れると、車窓には緑と道路以外には特に何も映らない場所を10分ほど進んでいく。やがてエプコットの駐車場が見えてくると、列車はそのままパーク内へと入っていく。そう、両端部の単線ループのうち、エプコット側は、ちょうどパーク内を周遊するような形で運行しているのだ。この意味でも、もし片道だけ乗るならTTC→エプコットの向きで乗る方が良い。到着したときに「ああ、エプコットに来たんだ」と実感させ、ワクワクさせてくれる、素敵な設計である。アメリカなのに列車が左側通行なのは、この単線ループをパーク内に通すときに、往路でパークを見せることと、駅舎の位置の兼ね合いで、なのだろう。
エプコットのランドマークであるSpaceship Earthという白い球状の建築物の周りに広がる入口のエリアを一周したところで、列車はパークエントランス付近の駅へ到着する。先述のとおりモノレールは保安検査の内側の施設なので、駅舎から地上へ降りるとそのまま入園ゲートであり、マジックバンドでチケットを読み込んで12:38には入園できた。バーチャルキューには無事に間に合った。
この動画にはMKから急行に乗ってTTCでの乗換も含めて収録されているが、TTCで目の前に見えるホームへ乗り換えれば良いところ、(TTCのモノレール乗り場入口看板を撮るため?)一度ホームの外へ出ている点に注意。エプコット園内は14:30頃からだが、工事中で少し残念。
こちらはMKからTTCまで各停に乗っているのが異なる。このため、TTCでの乗り換えも一度ホーム外に出るのが必須。エプコット園内は18:20頃から。
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扉ごとに小区画になっており、車内では扉間の移動はできない
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Epcot
Epcot概観とVQ取得
Epcotはウォルト・ディズニーが描いた近未来の人工都市をテーマにしたパークであり、1982年10月(東京ディズニーランド開園の半年前)に開園した。パークとしてはカリフォルニアのディズニーランド、先ほどまで居たここフロリダのマジックキングダムに続いて3番目であり、日本人が「ディズニーランド」と聞いて浮かぶような、真ん中に城があって…というパークとは違うパークとしては、世界初のものである。以下の4つのエリアに区切られているが、ディズニーランドの各テーマランドのように丸っきりテーマ・デザインが違うという訳ではなく、全体としては近現代的な都市空間のような造りである。
World Celebration:入ってすぐの、インフォメーションやショップなどが並ぶエリア
World Discovery:入って左にある、科学技術をテーマにしたエリアであり、トゥモローランドにも似た雰囲気
World Nature:入って右にある、地球の自然環境をテーマにしたエリアであり、ソアリンやタートルトークもここにある
World Showcase:入って正面奥の、パーク全体の半分を占めるエリアであり、中央にある湾を取り囲むように位置する世界各国のパビリオンからなり、それぞれ自国から来たキャストがいる
なお、World Showcase以外の3エリアの区分は2021年に始まったものであり、それまではまとめてFuture Worldという呼称だったこともあり、そもそもエリア区分を意識する場面は少ない。各国のパビリオンか、それ以外か、という感じである。
さて、この日は写真に動画にアプリ操作にと朝からスマホを酷使しており、実はエプコット入園直後に電池が切れてしまった。モバイルバッテリーも持ってきてはいたが、それも含めて、である。購入から3年になるiPhone12 Proなのでバッテリーも劣化してきており、どう考えてもまともなバッテリーをもう1つ2つ持ってくるべきであった。
そう言っていても仕方無いので、エントランス付近をぶらぶらと散歩する。すると早速電源とは無関係なものを発見。日本以外のディズニーパークにはPin Tradingという文化があり、ピンバッジを互いに交換することができる。これは2018年の訪問時から知っていたので、今回も交換できる在庫のバッジを持ってきてはいた。エプコットの入口付近のショップの前に少しゲストの人だかりが出来ていたので近付いてみると、ピンコレクターたちが何人か集まっているようだった。そのうちの一人のおじさんのピンを見せてもらうと、2020年のロゴ入りの限定のチップとデールのバッジがあったので、交渉に入る。ピントレはゲストともキャストと交換することもできるのだが、実は日本のバッジは公式には交換対象となっていないため、キャストとは交換できない(ということになっているが、実際は7,8割のキャストは交換してくれる緩さ)。しかし、ゲスト同士であれば、双方の合意があれば何でも良い訳だ。日本では簡単に手に入るような価値の低いバッジでも、こちらの人から見れば貴重なものなのである。そうして自分のコレクションをおじさんに見せると、何とご所望だったのはウエスタンランド・シューティングギャラリーで10発当てたときに貰える銀のバッジ(バッジというよりクリップだが)だった。こちらとしては掃いて捨てる程持っている品なので、勿論即決でOKした。本当にこれで良いのか?と何度も訊いた。「君にとっては普通のものかもしれないけど、僕にとってはとても貴重だからね」とおじさん。素晴らしい。ピンバッジじゃないけど一応…と持ってきておいて良かった。
……いやいや、電源探さなきゃ13時のVQ争奪戦に遅れるんだった。入園から10分ほどが経っていた。
キャストに尋ねると、すぐ近くのベンチの並んだ場所に充電ポートがあるというのでそこへ向かう。コンセントが2口と、typeAのUSBポートが4本ある柱状の充電スポットが4,5本ほど立っていた。それなりに埋まってはいたが場所は確保でき、12:49にiPhoneを起動。同じ柱で電動カートを充電しているおじいちゃんもいて、なるほどと思った。そのおじいちゃんは栗鼠まみれのカバンを大いに笑ってくれた。
こうして何とか間に合い、13:00ちょうどにGuardians of the Galaxy: Cosmic Rewindのバーチャルキューを取得。この時点で呼ばれているのがGroup61-73で、自分はGroup122で、予測待ち時間は215分と出ていた。16時半過ぎということになる。
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救いを得た
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(このタイミングで押して取れるかは不明だが)
食事の予約とアプリのエラー
さて、そろそろ空腹時である。飛行機はファーストクラス、WDWにも1週間もの滞在なのに(だから?)食事が貧相なこの旅行。前日はラガーディア空港のラウンジ飯、その前日は時間が無さ過ぎて深夜のピザのみ、1日目はパックの寿司……アメリカも5日目なのに、まともな食事と言えば(ファーストクラス機内を除けば)Yale大学での先輩とのランチのみであった。エプコットには各国のパビリオンがあり現地からのキャストがいるということは、勿論世界各国の料理が食べられるのである。とりあえずそろそろ和食が食べたい。
日本館には、簡単なスタンド(巻き寿司や和菓子や日本酒など)を除くと4つのレストランがあり、最高級である匠邸(2019年オープンで前回訪問時には無かった)、寿司を中心に天ぷら・串ものなど定番の和食が揃った四季祭(以前は東京食堂 Tokyo Diningという名称だったが2023年に改装)、テーブルパフォーマンス要素の強い鉄板江戸、カウンタータイプで比較的安価(なおベースの物価……)に寿司・うどん・ラーメンなどがある桂グリルである。2018年の訪問時には東京食堂を訪れていたため、今回は鉄板江戸にしてみる。
ここは予約が必要なのでアプリで試みるのだが、何度やってもエラー画面が出てしまう。このエラー画面のドナルドの絵は、今回直営のホテルが満室になってしまったときのエラーと同じである。つまりカードにエラーが…?(予約時にクレジットカード情報が必要)
しかし、このJCBカード、NYで4日間問題無く使えているし、前夜のホテルのリゾート料金でも問題は無かった。パークでもJCBは使えるし……特に原因がわからないが、何度も試みてカードが止まってしまうとそれこそ大変だ。カードをVISAに変えてトライしてみるが、結果は同じ。途方に暮れてゲストリレーションへ向かい、事情を説明する。鉄板江戸の予約自体は14:20で取ってもらうことができたが、アプリのエラーについてはわからず。「たまにアプリが落ちることがあるけど、今は特にそんな感じはしないし、わからない」と言われてしまう。うーん……ずっとこうだと嫌だなぁ……
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13:18なので、恐らくゲスリレでもう一度試して「ほら、この画面が出る!」と見せたとき
World Showcase散策
一連の騒動で30分ほど使ってしまったので13:30過ぎ、鉄板江戸の予約までは50分ほど。World Showcaseの各国パビリオンは湾の周りをぐるりと囲んでおり、今いるのはちょうど時計の文字盤で言う真上12時付近の位置、日本館は7時の位置である。移動も含めて1時間弱でアトラクション等に乗る時間までは無かったため、敢えて遠回りの右回りで、キャストと喋りながらゆっくりと散歩することにする。
実は筆者、何を隠そう、このエプコットの各国パビリオンが大好きなのである。ディズニーパークという域を越えて、英語さえ話せれば各国のキャストと話せて、その国の生活や文化について尋ね交流できる、というのが非常に良いと感じる。
この時はメキシコ館、ノルウェー館、中国館、ドイツ館、イタリア館、アメリカ館と通り過ぎて日本館へ向かった。スペイン語、ドイツ語、イタリア語に関してはあいさつ程度なら何とかできるため、拙いながら現地語で会話すると楽しいしキャストも喜んでくれる。
キャラクターの名前が異なる言語・国もある、という話も話題として面白かった。例えばチップとデールはフランス語ではTic et Tac、スペイン語ではChip y Chop、ドイツ語ではChip und Chap、イタリア語ではCip e Ciop…などとなる。全く響きの違う名前になるパターンもあり、ミッキーマウスはイタリア語ではTopolinoなのは日本のDオタにも有名である。(東京ディズニーシーの入ってすぐの海の前の広場にはPiazza Topolinoという公式名称があり、即ちミッキー広場、通称「ミキ広」である)
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各所にキャラクターのトピアリーが並ぶ
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(東京ディズニーシーが完全にヴェネツィア)
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日本館
14:00過ぎに日本館に到着。相変わらずスマホの充電が少ない(先ほどは一旦当面の補給だったので、満充電にはなっていない)のでキャストに尋ねると、明らかに業務用であるその辺の壁のコンセントを案内された。日本語で訊けるのありがたい。「もうどのゲストにもここ案内しちゃってるんですよ~」「えっ、日本じゃ絶対あり得ないですよねwww」「ですねw」
……とここで気付く。充電用のケーブルはあるが、コンセントに挿すためのアダプタ(プラグ→USB)部分が無い。もしや先ほどの充電スポットに置いてきたか…? しかし戻る時間は無いため、充電は諦め。
メインの建物は2階建てで、四季祭と鉄板江戸が2階にあり、1階は売店になっている。10分ほど店内を散策。エプコット日本館は全体を三越が運営しており、ここで働いているキャストも三越のプログラムで来ている人らしい。日本のスーパーにありそうな飲み物・お菓子・カップ麺から、服飾品やディズニーではないキャラクターグッズ(任天堂、サンリオ等々)など、いかにも日本というものが一通り売っている。売り場のディスプレイも完全に「日本」なのだが、何がどう日本なのかわからない。
とりあえず滞在中にホテルで食べる用にカップ麺を購入。検疫の関係で日本からは肉が含まれるものを持ってこられなかったので、肉うどんと豚骨ラーメンを選択。なお、2つで9.48USDである。あと、割り箸は置いてないんですって謝られた。
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右の建物の2階がレストラン(四季祭/鉄板江戸)、1階が売店で奥の建物まで繋がっている
左奥には庭園があり、その奥に別のレストラン(桂グリル)
1階売店の右奥に隠れ家のように最高級のレストラン(匠邸)の入口がある
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鉄板江戸
少し早いが2階の鉄板江戸へ向かい、14:15頃には着席。5部屋それぞれに4つほど鉄板カウンターがある。各部屋の壁に地名が漢字で書かれて名前がついており、通されたのは一番手前の神田、そこから上野、浅草、両国、深川だった。深川は渋くないか……
同じ鉄板を囲んだのは筆者のほか5人で、フロリダに住む老夫婦、その息子・娘、娘の夫だった。一家にお邪魔する形になってしまったが、向こうから色々と話し掛けてくれて、楽しいテーブルだった。「いただきます」「ごちそうさま」という挨拶を紹介したり、娘さんが諦めずに箸で食べようと頑張っていたので持ち方を教えたり、息子さんは早々と諦めてナイフとフォークで食べていたり。
オーダーしたのは鶏肉と海老のUenoセットと、柚子レモネードで、他にサラダとおかわり自由の白飯と焼うどんが付く。ソースとしてYum Yum SauceとGinger Sauceが選べたが、醤油も卓上にある。因みに息子さんは白飯にYum Yum Sauceをかけて食べていた。なるほど…?
味はめちゃくちゃ美味しいという訳ではないのだろうが、久しぶりのまともな食事、アメリカでそもそも平均値が低い、久しぶりの野菜・和食、という加点要素があったので十分。欲を言えばもう少し鶏肉にジューシーさが欲しかったが、こちらでは肉は硬くてパサパサした方が好まれるとも聞く。量も決して多くはないが、白飯はおかわり自由。キャストは若い人が多いので(少なくとも今回は)熟練の板前という感じではなかったが、野菜でミッキーを作るなどのパフォーマンスとトークで楽しませてくれた。これでチップ込62.25USD(1万円弱)、高いと感じるのはそもそもの物価と為替のせいな気がする。ただ、やはりパフォーマンスというところが中心になっていてそちらの料金も含まれている感じがするので、純粋に日本食を食べたいのであれば四季祭を利用する、という使い分けが良いと思った。
滞在は1時間強で、15:30過ぎに退店。ごちそうさまでした。
イメージとしてはこんな感じ。今回筆者を担当してくれたキャストは若い女性だった。
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中に入ると着物の日本人キャストが迎えてくれる
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日本酒などが頼めるバーカウンター
2つのレストランの受付は写真左奥と右手前なので、もしかするとここだけなら予約無くても行けるかも
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(メインの廊下は写真左側に1本あり、写真右が厨房)
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枝豆8USD、味噌汁6.5USD(税・チップ別)くらいの価格感
アメリカ価格&ディズニー価格なのでつらい
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睡眠不足的な意味で飲酒したら死ぬ気がしたので柚子レモネードをオーダー
日本酒の他、キリンとサッポロのビールもある
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海老と鶏肉のセットにした
Remy's Ratatouille Adventure
日本館から来た道と逆方向へそのまま右回りに進み、モロッコ館を抜け、フランス館へ。ここには2021年にオープンした新アトラクションであるRemy's Ratatouille Adventureがある。その名の通り映画『レミーのおいしいレストラン』をモチーフにしたアトラクションで、2014年にパリにできたのが最初、フロリダは世界で2箇所目である。筆者はディズニーランドパリには2019年に行っているので、その際に乗ってはいる。ただ、内容がパリ版と同じものなのか、同じレミーテーマだけど違うアトラクションなのか、この時は調べてもいなかったためわからなかった。
この時の待ち時間は135分で、流石に並ぶ気は無かったものの、翌日以降の優先度を判断するために入口のフランス人イケメン兄ちゃんに訊いてみることにした。
筆者「これってパリのと同じ?」
イケメン『同じだよ』
筆「あー、じゃあ待ち時間が長すぎるし今じゃないな。また明日以降に来るよ」
イ『1人?』
筆「そうだけど」
イ『(マジックバンドを)ここにタッチして』
Lightning Laneに並ぶためのパスは持っていないため、当然エラーの水色が光る。ここでイケメン、手にしたタブレット端末を操作。
♪トゥリ~ン(舞浜でも耳にする、あの緑色に光る音)
イ『Enjoy it.』
イケメンか??? 別に入れてくれとか何も言ってないけど???
今回の滞在中、何度かこういう対応をしてもらう場面に出会った。舞浜では知り合い・友達だからと言って?だとしても?、正当な権利が無いゲストを優先レーンに通すなど絶対にしてはいけないし、あり得ない対応である。しかし海外パークだとこういう対応にはちょくちょく遭遇することがあり、国民性・文化の違いを肌で感じる場面である。考えてもみれば、ライド系アトラクションの圧倒的な回転を前にすれば、1人や2人(いや10人や20人)が割り込んだところで、割り込まれた側の待ち時間など殆ど変わらない。下手すると100人割り込んでも5分も変わらないアトラクションもあるだろう。1人の場合、そもそも偶数奇数の関係や、グルーピングが下手でライドの出発に間に合わずに出来てしまう空席がある。そこを埋めれば全く待ち時間は変わらない。
そう考えると、「割り込まれた側」の効用は殆ど(全く)損なわれていない訳で、一方で、特別に入れてもらえた側の効用は大きく向上するため、ほぼパレート改善的であり、全体の満足度は大きく向上しているのだろう。
これが日本だと間違いなく「ずるい」という話になるし、そういう場面を見聞きした他のゲストの精神的不快感という意味で、実質的な損害ではないが効用低下が大きいのだと思う。
…とまあそんな難しい話をWDWのキャストが考えているかどうかはともかく、キャストの判断に任された権限が大きいのと、そういう場面を見ている他のゲストも特に何も言わない、寧ろ「ラッキーだね」くらいの反応な文化を、合理的で良いなぁ、と感じた。
そんな訳で15:45頃にLightning Laneから中へ入り、5分ほどで乗り場へ到達。グルーパーのお姉さんにHow many?と訊かれて、フランス語でunと答えてみたら、フランス語で結構な長さのセンテンスを返され全く理解できなかった。調子乗ってすみません。でもcinqっぽいのは聞こえたのと、少し先の5番を手で示されたので、5に並んだ。合ってた。
※この後には日本に無いアトラクションのネタバレが含まれるためご注意ください※
ライドは舞浜のハニーハントやアクアトピアや美女と野獣のようなトラックレスで360°走行・回転できるライド、3Dの映像、香りや温度や水濡れ等の演出も含めた、いわゆる4Dタイプ。ネズミのサイズになってGUSTEAU'Sのキッチンを走り回ることになる。
4,5分のライドで、出てきたのが16:00頃。鉄板江戸を出てから30分なので、イケメンに感謝しかない。ただ、欲を言えばキューラインの装飾は見たかったが。
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かわいい
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スタンバイのキューは室内もある
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フランス館、イギリス館を通ってエントランス方向へ
流石に申し訳ないと思ったので、フランス館にお金を落とすことにして、クレープを買って食べた。ここでの注文の際も、Bon soirに始まって、s'il vous plaitだのmerciだのau revoirだの使ってみる。楽しい。
クレープを食べた後にカメラキャストを発見したのでフランス館を背景に撮ってもらった。なんかめっちゃ恰好つけたポーズを細かく指定されて面白かった。
イギリス館はすぐ隣ではあるが水路を挟んでおり、他の「国境」よりだいぶ幅があって離れた場所にある。やはり仲悪いのかこいつらは。イギリス館ではちょうどアリスがグリーティングをしていた。このように、各国ゆかりのキャラもグリーティングで出てくる。
そろそろバーチャルキューを取ってあったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの時間が来るか、と思っていたが、ここで電池が切れてしまった。先ほどプラグを置き忘れた疑惑がある充電スポットへ、残っていることに望みを託して足早に向かう。最悪無くなってしまっていても、ここにはUSBを直接挿せるので充電可能ではあるが、無事にプラグが残っていたので回収。
時刻はまもなく16:30で、バーチャルキューはまだだったので、一旦エプコットのシンボルであるSpaceship Earthを背景にした写真をカメラキャストに撮ってもらい(どこかのタイミングで撮りたいが、朝も夜も結構並んでいる)、あとは充電スポットで充電をしながら待つことにした。
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カールじいさん見たことある人なら涙を流さずにはいられない
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Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind
※この項には日本に無いアトラクションのネタバレが含まれるためご注意ください※
16:55にバーチャルキューの順番が来たとの通知があった。13:00の取得時の予測よりも30分弱遅いが、まあ十分な精度である。充電をもう少しして、道中のショップをチラ見しつつ、アトラクション入口へ向かう。ここは建物入口までは列は無かったので、そのまま中へ。向かって右がLightning Lane、左がVirtual Queueであり、左から17:08に入場。
さて、筆者はいわゆるディズニーオタクであるものの、マーベルには全く詳しくないため、以後の説明には語弊・正確さを欠く記述があるかもしれないことを予めお詫びしておく。マーベル Marvel Comics は所謂「アメコミ」の一種であり、元々は漫画作品の出版社である。日本で最も有名なタイトルはスパイダーマンであろうか。スパイダーマンとテーマパークと言えば日本ではUSJだった訳だが(2004年にオープン、2024年1月にクローズ)、実はマーベルは2009年にディズニーによって買収されたため、このようなねじれ現象が起きている。買収以降、世界のディズニーパークでもマーベルに関連するアトラクションが各所で生まれている。しかし、日本では、USJとスパイダーマンの例のように版権も絡んでいるのか、そもそもアメリカほどマーベルの知名度・人気が高くないからなのか、舞浜のパークではマーベル要素はほぼゼロである(TDLで9/20にスタートするキャッスルプロジェクションのショーで初めて登場するとのこと)。Guardians of the Galaxyとは、マーベルのコミックに出てくる、違う作家の違う作品のスーパーヒーローたちで結成されたチームの名前であり、そのチームが出てくる映画作品のタイトルでもある。
ここWDWのCosmic Rewindは、勿論アトラクションではあるのだが、設定としてはアトラクションではなく、作中に出てくる銀河最大の国家「Nova Empireノヴァ帝国」の首都惑星である「ザンダー Xandar」のパビリオン、即ち、World Showcaseの日本館 Japan Pavillionやフランス館などと同じ分類で、エプコット初の異世界パビリオン "Wonders of Xandar Pavillion" ということになっている。このため、キューラインの途中には、Xandar星人から地球人への文化交流として、Xandarの歴史や文化に関する紹介映像や模型などが展示されている。
17:42にプレショー2部屋のうち1部屋目に到着し、Xandar星人と地球人がビッグバンという同じ起源を持つこと、Xandar星人が地球にやってきた技術(Cosmic Generatorというものを使ってジャンプポイントを作ってワープする、という方法)の紹介、その技術のデモンストレーションとして、これから地球人(ゲスト)たちに地球の上に停泊している宇宙船までジャンプポイントを使った移動を体験してもらうことが語られる。次の部屋へ移動し、そこでゲストは宇宙船に無事ワープし、窓からは地球が見える。では戻ろうかというところで、悪い奴が出てきてジャンプポイントを作るためのCosmic Generatorを盗まれてしまう。そこでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに助けを求めることになる。その悪い奴は地球人に恨みを持っており?、盗んだCosmic Generatorでジャンプポイントを作り出し、そこから地球を丸ごと別の時空へ飛ばしてしまい、自身もその中に入って逃げる。ゲストたちは避難用のシャトルで脱出する手筈だったが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが助けてくれようにも到着までに悪い奴を見失ってしまうため、避難シャトルの行先が先ほど悪い奴が消えたジャンプポイントの向こうに変更され、ゲストたちが追いかけることになる。
ここまでがプレショーなのだが、この部屋を出たところで何故か10分ほど列が止まった。結局原因は不明だったが、無事に動いたので良かった。初見アトラクションの初体験中に途中で退出は何としても避けたいところ。
18:18にメインショーのライド乗り場に到着。並び始めてからは40分である。このライドが避難用のシャトルという設定であり、宇宙空間を時空を超えながら交戦しながら飛び回っていくのである。
乗り場に入ってきたときは一見すると通常のジェットコースターのように見えるのだが、実はレールに載っている台車部分と、ゲストが乗っている座席部分は完全には固定されておらず、水平面で360°自由に回転できるようになっている。それに加えて、台車部分は通常の(やや激し目の)ジェットコースターのように進む。暗闇なのもあり、乗っているともう何が何だか訳がわからなくなる。後ろ向きに発進したかと思ったらいつの間にか横向きになってる。超楽しい。
最後は何とか地球に帰ってくるのだが、後からネット上で知って現地で気付けなかった小ネタが1つ。世界中のディズニーパークでは、バックステージ(=キャスト専用エリア)からオンステージ(ゲストもいるエリア)に出る地点には、必ず「この先オンステージ」という注意書きと、身だしなみチェック用の鏡が置いてある。勿論舞浜も同じ。今回、このアトラクションでの設定では、帰還したのは地球にあるエプコットのWonders of Xandar Pavillionのバックステージということになっていて、つまり、アトラクション建物の出口を出たところがオンステージということである。設定上は(実際はアトラクション出口通路というオンステだけど)。そのため、この出口のところに注意書き看板と鏡があるのだとか。
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エプコットの各国パビリオンの注意書きが現地語で書いてあるかは知らないけど。
(アメリカ人キャストも通る通路なので、流石に英語な気がする)
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こちらのこの時はトロンと違い建物外までは列は伸びていなかった
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ライドが見えてテンションが上がってくる
(この時は普通のジェットコースターだと思い込んでいる)
本当はライドショットもあるアトラクションなのだが、どうやら連携が上手くいっていなかった模様。こういうことが時々あって、各パークエントランス付近のカメラキャストの詰所(舞浜のカメラセンター/フォトグラフィカ的なショップ)やアプリ上で乗車日時や服装を手掛かりに探してもらうことができる。この時の写真はそれを忘れていたっぽい……
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Disney Springs
パークを出てDisney Springsへ
アトラクションを出たのが18:25頃で、ちょうどアトラクション周辺にいたカメラキャストに写真を撮ってもらい、そのまま18:30過ぎにパークを出た。
この後はDisney Springs(舞浜のイクスピアリのお化けのような巨大な商業施設で、ディズニー以外のその辺の市中にあるお店もあるところ)へ行って買い物をして、そこから徒歩で帰ることにした。
但し、大抵のところへはバスで直行できるWDWにあっても、各パークからDSへは直行のバスは出ていない(これはまさに今回筆者が泊っているようなDS至近の非直営のホテルの宿泊者がバスにタダ乗りで殺到しないように、と言われているが真偽は定かではない)。このため、一旦どこかのホテルへバスで向かい、そこから更にバスに乗り継いで向かうことになる。ホテルからDSへは直行バスが出ている。
今回は、DSからほど近いDisney's Saratoga Springs Resort & Spaというホテルに行ってみることにした。バス自体は宿泊確認等は特に無く、滞在日程に余裕があればパークには入らずにホテル巡り、なんてことも可能である。ホテルには各ホテルでしか売っていないグッズや、キャラクターが来てくれるレストランがあるところもある。中には宿泊していなくても楽しめるショーなどのエンターテイメントがあるホテルも。
と言っても、流石に暗くなっており、ホテルをゆっくり見学するような時間帯でもないため、今回は単なる乗継ついでのチラ見である。
Saratoga Springs行きのバスは18:45頃に姿を見せ、19:00にはホテルフロント棟の向かいにあるバス停に到着した。道路を横断し、ホテルの前庭にあるプールで遊んでいる人たちを横目にフロント棟の中へ入った。ここはWDWのホテル群が5つのカテゴリ(デラックス・ヴィラ、デラックス・リゾート、モデレート・リゾート、バリュー・リゾート、キャンプグラウンド)に分けられている中でも、デラックス・ヴィラに位置付けられており、キッチンや洗濯機・乾燥機まで付いた長期滞在型の部屋が主流の高級区分である。
ホテルのロビーやギフトショップをサッと眺めるも、高級感に溢れており気分的に落ち着かなくて長居できず…たまらず反対側から外に出て船着場へ向かう。そう、乗継地としてここを選んだ理由は、勿論単にDSに近いので距離的なロスが少ないというのもあるが、DSまでバスだけでなく船が出ているから、ということにある。DSとは池を挟んで向かい合っており、そこまで行く船があるのだ。
船着場へ行ってみると、ちょうど19:10発の船がロープを解らんして出発したところで、次の船まで15分待つことになってしまった。その間、向かって右側(北西側)から来た船が何艘か通過していった。公式サイトや地図を見ると、どうやらOld Key West ResortやPort Orleans Resort、それにSaratogaのツリーハウス群の区画からも船が出ているようだ。
19:25発の船でDisney Springsへ向かい、5分少々で到着。DS側の船着場はちょうど対岸の中心部付近かと思い込んでいたが、何とDSの東端部、Saratogaとの敷地境界付近だった。こんなことならバス停から歩いた方が早かった(ホテル敷地内が広いので、ホテル内にもいくつかバス停があり、順に停まる)とも思ったし、実際最もDS寄りにあるバス停からDSの船着場までは徒歩5分のようだった。だが、ホテルの内装も見られたし船も乗れたのでヨシ。
結局、エプコットのゲートを出てからDisney Springsまでは1時間かかってしまった。仮にUberなりタクシーなりに乗れば15分かからないくらいの距離である。
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Saratoga Springsのフロント棟は、Googleマップのピン(ピンクのパラソル)が立っている地点
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Disney Springsで軽く買い物し1日目終了
先述のとおりここはディズニー以外の店(例えばユニクロとか)も多く入る大型のショッピングモールだが、まずはディズニーの店に入る。船着場からほど近いPin Tradersへ。その名の通りトレードにも使えるピンの専門店で、WDW各ホテルのピンや、クルーズラインのピンも一部取り扱っていた。その後、Tren-Dという洋服屋さん(以前に来たときは、ホーンテッドマンションのプレショーの伸びる部屋の肖像画の女性が来ていた服があった)を覗いて、World of Disneyという最も大きなディズニーグッズの店へ。ここにはパークでも売っている商品の一部が取り扱われており、特にデザインが特定のアトラクションやエリアをテーマにしたものではない汎用的なグッズは、多くが揃うと思われる。カチューシャやTシャツはかなりたくさん揃っていた。アメリカにはあまり日本のようなコレクションするグッズや、お土産用のお菓子というものが無く、自分自身が使ったり身に着けたりするものが多い。
ここで、肩に乗せることができるチップとデールの人形を購入。本体に磁石が入っており、スチールの板とセットになっていて、服を挟み込む形で肩に乗せることができるという訳だ。この日パーク内で乗せている人を見かけ、あまりの可愛さに気になっていたところだったので、見かけて即購入を決めた。
WDWではモバイルチェックアウトという仕組みがあり、レジに並ばなくてもアプリで商品のバーコードをスキャンし、アプリ内でクレジットカードで決済をすることができる。支払いが完了すると画面にQRコードが表示され、それをモバイルチェックアウト受付のキャストに見せると、キャストが端末で読み取って確認し、手続き完了となる。商品を入れる袋もこの時に貰える。確認は一瞬なのでレジのように列もできず、非常に便利だった。すべての店で対応しているのかはわからないが、パーク内でも大きめのショップでは大体のところで案内表示を見かけたように思う。
20:00頃に買い物を終え、もう少しDS内を散策。モバイルバッテリーが無いかどうかと、ラガーディア空港で無くしたベルトが安ければ買おうと思った。ベルトは無いなら無いで良いが、あればそこに物を吊ったり引っ掛けたりできるので欲しかった。
結局、日本で言う家電量販店のようなものは無く、モバイルバッテリーは自販機のようなもので30USDで今後も交換制使い放題、というようなものがあったが、これはパーク内にもあるので少なくとも今すぐ買う必要は無くパス。ベルトもユニクロで30USDだったのでそこまで出すほどではなくパス。なお、ユニクロで幼女が目の前で盛大にジュースをぶちまけ、本当に間一髪でセーフだった。もう少しで服から荷物から盛大に浴びるところであった。
最後にスタバでバカデカいキャラメルマキアートを購入したのが20:20頃で、歩道橋を渡ってホテルに着いたのが20:30過ぎだった。
ホテルに戻ってシャワーを浴びたり荷物を整理したり。夜食に日本から持ち込んだどん兵衛のそば(肉エキスが入っておらず検疫も通過できる貴重なカップ麺)を食べたのだが、部屋でお湯を沸かせるのがコーヒーメーカーのみで、しかも紙コップでコーヒーを飲むために特化した形状・仕組みで、純粋なお湯を沸かすのにかなり苦労した。しかもどん兵衛の底に(スーツケース内で圧力がかかって潰れた結果)小さな穴が開いていたようで、汁漏れして大変なことになった。湯を沸かすのに苦労して水がすぐ汲める洗面台で作っていたので実害は小さかったが。記録をメモする等の時間もあり、何やかんや寝たのは深夜2:00頃だった
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このQRコードと商品をキャストに見せる
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レシートはメールで来る
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ついに滞在から半年遅れの執筆になっている訳だが、この調子だといつ完結するのだろうか……
2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録
その9;WDW1日目(MK・EC)編 おわり
その10;WDW2日目(AK・EC)編 へ続く