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2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録(その2;往路ファーストクラス機内編)

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  • 日単位旅行記

  • そもそもJALのファーストクラスとは何か、乗るにはどうすれば良いのか

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    • キャラクターグリーティングについて

    • フォトパスについて

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  • ぶっちゃけこの旅行は幾らかかったのか……


2024/2/29(木)

いよいよ搭乗

さて、いよいよ搭乗である。搭乗順はグループ1とは言え、お身体の不自由な方やお子様連れの方など、どうしても搭乗・着席に時間を要する方は、最優先でファーストクラスより先に案内されている。これは順当なことであるが、ファーストクラスの場合、(今回はそれら最優先で案内される方でファースト搭乗者が居なかったので、)機内でこのことを感じることは無かった。何故なら、ゲート通過から着席まで他の乗客を誰も見かけていないからだ。
これは国内線でも見られる光景だが、今回搭乗するB777のような大型機では、飛行機左側のドアのうち前2箇所が搭乗に使われることが多い。勿論地上側設備の対応等の都合でそうならないこともあるのだが、今回もそうだった。こうすると、1枚目の扉を使うのはほぼファーストクラスの乗客だけとなるのである。まあ別に個人的には誰が通過したって「俺様のファーストクラスに入ってくるな!」等とは思わないのだが(そういう人はいそう笑)、搭乗直後から離陸前にも各種サービスが始まるため、着席待ちの列がずっと通路を塞いでいたら邪魔であるし、ファーストクラスがその人たちからの好奇の目に晒され続けるのも空気としては良くないのだろう。
そんな訳でスムーズに自席である1Kにたどり着くやいなや、ウェルカムドリンクとしてスパークリングワインとオレンジジュース(だったと思う)が選べる、とCAさんが自己紹介がてら注文を取りに来てくれた。せっかくなのでスパークリングワインをオーダーした。名前を入れて予約しているので当然と言えば当然なのだが、「福冨さま、ご搭乗ありがとうございます。」と名前を呼ばれるのは嬉しいが何だか恥ずかしい。
その後も順にファーストクラスを担当する3人のCAさんが自席に挨拶にいらしたので、皆さまに「人生で初めてのファーストなので、わかり易くはしゃぐと思います。どうか生温かい目で見守ってください」とお伝えしておき、宣言通りわかり易くはしゃいでいた。勿論物理的には静かにしていたが。
挨拶と雑談の中で、今回の行先の話や持ち物(カバンには2匹の栗鼠がしがみついている)から、こちらがディズニー好きだという話になったところ、チーフのCAさんは元TDSキャストだったと教えてくれた。ホライズンベイレストランにいたそうだ。

座席配置(今回座ったのは1K)
https://www.jal.co.jp/jp/ja/aircraft/conf/777.html より
1Kと1Gの間の通路からA,D側を見たところ
今回座った1K
ウェルカムドリンクのシャンパン

座席周りと収納、そして出発

さて、座席についてみてわかったのだが、まあとにかく広い。実は以前にJALのマイルを使って参加できる体験プログラムで、羽田にあるCAの訓練施設に入ったことがあり、そこで実物大モックアップを見たことがある(写真は公開NGなので上げないが、持ってはいるので興味のある方はリアルで会ったときに)。つまり、大きさやシートの作りは知っていたはずだった。だが、それにしても改めて本物に乗客として乗ってみると、広い。
また、とにかく収納が多い。テンキー付きのノートパソコンや一眼レフカメラを収納してもまだ余裕がある手前側の収納の他に、コンセントがついている奥の収納、小物が入る収納スペースもある。これから過ごす13時間の間で必要になりそうなものは予め取り出して、ベルトサイン点灯中でもすぐに手が届くようにしまっておける。足元にも機内持ち込みサイズのスーツケースが余裕で入る空間(更に靴と肩掛けのカバンが入る程度)があり、ここは離着陸時も含めて使用可能である。通常の頭上の荷物棚も存在はするが、必要になることはよっぽど無いだろうと感じた。
国際線は搭乗開始も原則は出発の30分ほど前で、グループ1での優先搭乗なので、離陸に備えて着席が義務付けられ行動が制限される前に、これらの下準備を済ませる時間が十分にあるのが嬉しい。
定刻を8分遅れた19:53にスポットを離れ、A滑走路の西側を南下した後に横断、C滑走路北向き離陸の34Rへ向かう。離陸時刻は20:12だった。(ここまで日本時間。現地では離陸が2/29の6:12となる)

この圧倒的広さ
この右側の収納は、テンキー付きノートPCと一眼レフカメラを同時に入れてもまだ余裕がある
説明書リーフレット(その1)
説明書リーフレット(その2)
説明書リーフレット(その3)
説明書リーフレット(その4)
朝から過ごしたファーストクラスラウンジが見える
北に向かって離陸する右なので、東京都・千葉県境方向
日本ともしばしの別れ

最初の食事(アラカルトメニュー)

さて、通常、国際線は上昇して水平飛行に入りベルトサインが消灯すると同時に、機内食が配られ始める。勿論寝ていて順番が飛ばされる等はあれど、原則としては食事の時間を自由に決められる訳ではない。席によってはなかなか回って来なくて早く食べて寝たいときもあれば、逆に食べ終わっても下膳がなかなかされず席を立つことが難しいこともある。とは言えCAさんの数も限られておりこれは止むを得ない。
ところが、ファーストクラスではメインの食事となるコース料理のほか、アラカルトメニューも含め、好きな時間に好きなものを頼むことができる。とは言えCAさんも動き易いように、予め希望は伝えることにした。今回は、ラウンジでそこそこ満腹に近くなってしまっていたのと、アメリカではしばらく食べられないであろう美味しい和食をできるだけ後半に食べたかったので、コース料理は後回しにしてもらった。普段は和食より洋食を好むのだが、やはり日本発便のJALのファーストクラスなら和食にすべきだろうと思ったし、この判断は正解だったと思う。帰りのアメリカ発の便でも話を聞いたが、やはり手に入る食材等の兼ね合いから、和食は日本発便が良いと思う、とのことだった。
まずは7時前(ここから現地時刻で記す。離陸の45分ほど後である。)に焼酎の「長期洞窟熟成酒極上 森伊蔵」を頂く。お酒は詳しくないが、森伊蔵が生産数が少なくなかなか手に入らないということは知っている。JALは酒造との関係が深いらしく、通常の森伊蔵は国内線ファーストクラスでも飲むことができる。その中でも、何だかよくわからないが極上のものが飲めるらしい。なお、国際線のファースト・ビジネス限定で、持ち帰り用に機内販売でボトルも買えるのだが、現在は売り切れ中だった。
殆ど寝ていないはずなのに興奮からか全く眠くはないので、コースほどではないにせよ、アラカルトメニューから軽く食事をする。宮城県産帆立ごはん いくらを添えて、串盛り合わせ(鶏ももとしし唐 タレ、鶏もも串 味噌、だ出汁巻き(しらす)の3品)、柿安 極 松阪牛しぐれ煮をオーダーし、出てきたのが7:03頃。どれも非常においしく、こんなものが空の上で、しかもあの狭いギャレーで調理されて出てくることに感動した。

極上森伊蔵(ボトルの写真撮り忘れた……)とおつまみ
帆立ごはん、串盛り、牛しぐれ煮
これは本当に美味しかった

フードメニューとドリンクメニューはJAL公式サイトにあったものを保存したのでこちらに(ファイル名がデフォルトだったり自分でつけたり適当なのは許して)

フードメニューの監修者紹介はサイトのpdfには無かったので

日本酒と、ワインボトルに入った紅茶

さて、筆者はお酒は飲めなくはないがどちらかと言えば弱いほうだし、全く詳しくはないので、Twitterにメニューをアップロードして「これは飲んどけ」というものを募ってみた。すると、「十四代 純米大吟醸」という日本酒をおすすめされたので、それも飲んでみた。値段ではないにせよ、ネットで調べたら品薄だからか1本数万円の値が付いている。味の感想を記せるほどの舌も、日本酒を比較するだけの知識も持ち合わせていないが、まあそんな素人が飲んでも美味しいのは確かだった。
また、CAさんから勧められ(顔が赤かったせいだろうか)、7:30頃に「ロイヤルブルーティー クィーン オブ ブルー」という、ワインボトルに入った紅茶も頂いた。こちらは非常に気に入り、復路でも何杯か飲むことになった。

日本酒 十四代
クィーン オブ ブルー
この見た目だがノンアルコールのストレートティーである

シートを倒してくつろぎ、ベッドで就寝するが……

さて、食事も一段落したところで、くつろぐ体勢に入る。
着替え台があるお手洗いで用意されたパジャマに着替える(これがまた抜群に着心地が良く、JALの通販でも売っている。お値段11,000円……)と、着ていた服は預かってくれた。他に高そうなアメニティ類も揃っていたが、勿体無くて開けることすらできず、持参したものを使う小心者である。
コンセントに延長コードを挿して自宅かのようにあれもこれも充電する準備をし、シートの背もたれを倒す。デフォルトのアップライトポジション、やや背中を倒し膝下を前に出したリラックスポジション、フルフラットポジションの3つはボタン一つで変更できる他、それらの変更途中の任意のタイミングでも止められる。そのうえ、頭、背中、座面、膝下と各パーツを個別に動かせるのも嬉しい。
今回のファーストクラス搭乗者は、全8席中3人で、右窓側最前列1Kの自分のほか、通路を挟んで向こう左窓側の1Aにお一人、真後ろの2Kにお一人だった。このため、就寝用のベッドは、各自の座席から通路を挟んだ1D、1G、2Gに、別に作っていただけた。エアウィーヴのマットレスは表裏で硬い面と軟らかい面があるそうで、軟らかい面をオーダー。と言っても、どこでも寝られる程度には就寝環境を選ばないので、特に気にならなかった。(一応帰りは硬い面にしてみたが、違いはわからなかったレベルである)
8:00頃にベッドに移動し、3時間ほど寝ようと思ったが、途中途中で目が覚めつつ10:00頃には覚醒してしまい、あまり眠れなかった。NYに到着するのは夜18:40で、その日はホテルへ移動するのみで、翌日も夜まで決まった予定は無かったので、いっそこのまま眠くない限りは起きていようかと思うに至った。なお、JALさんの名誉のために言っておくと、フルフラットで幅も十分あり、ほぼ自宅の固定ベッドと変わらないレベルの就寝環境である。日本時間では22:00過ぎ、前夜も3時間しか寝てないはずなのに、興奮とは恐ろしいものだ。

自宅か?
足元収納、広い
座席脇収納も広い
本来の自席1Kから通路を挟んだ1Gにベッドを作ってもらえた
就寝体勢
眼鏡もしまえる
寒いことで有名なアッツ島付近を通過

クルーの方の休憩事情観察

10:30頃に前のお手洗いに立った際に、休憩に向かうパイロットの方にお会いした。制服の上から黒い上着を羽織っており、消灯した暗い機内では一見すると乗客と区別がつかない。国内線では最初の乗客の搭乗から最後の乗客の降機まで決してコックピットの扉が開くことは無いため、機内でその姿を見るのは初めてであった。思わず「いつも安全運航ありがとうございます」とお声掛けをする。
ファーストクラスのお手洗いは前方の左通路の先に2箇所あるが(右通路の先はギャレー)、この2箇所の間にカーテンが引かれており、パイロットやCAはこちらのお手洗いを使っているようだった。ただ、手前が埋まっているときは、奥のお手洗いにもCAさんが案内してくれる形。
パイロットの乗務人数は不明だが、機内アナウンスでは機長2名の名前が告げられていた。恐らくは副操縦士を1名加えた3名体制で、1人ずつ交代で休んでも常に機長を含む2名体制が取れるようになっていると思われる。
CAさんに関しては、約13時間のフライトで、最初と最後の2,3時間は全員、残った真ん中の7時間程度を前後半で半分ずつ休憩しているようだった。クルーレストと呼ばれる狭いが横にはなれる空間がどこか(777は機体後方だったか)に存在し、そこで休んでいるはずである。ファーストは先にチーフの方が残って若手2人が休憩、後半は若手の2人が戻ってきてチーフが休憩、だった。

国際線の機内Wi-Fi事情

さて、日付変更線を越えているので、4年に一度の2/29がずっと続いている。上述のとおり目は覚めてしまっているので、11時頃からはPCを起動して(それでもテーブルは十分に広い。いまこの記事を書いているスタバのテーブルよりも広い。)、この旅行記のためのメモをしたり、NYでの観光情報を調べたり、フライトレーダーを眺めて現在地を確かめたりして過ごす。
なお、機内Wi-Fiは国際線では有料だが(尤も、搭乗日はJAL国際線70周年記念キャンペーンでエコノミークラスでも無料だった)、ファーストクラスでは24時間有効のクーポンが配られるため無料で利用できる。しかし、国内線の機内Wi-Fiと比べるとかなり不安定で、接続が切れてしまうこともしばしばある。酷いと5分で数回切れることもあれば、1時間ずっと繋がることもある、という感じ。それも、端末のWi-Fi接続は確保されたまま、インターネット接続が切れてしまうので、単に遅いのか切れているのかが一見わからないのが少し面倒くさい。ただ、ログイン用のメールアドレスとパスワードをブラウザに覚えさせておけば、クーポンコードは入れ直さずともすぐにログインできるので、(接続状況が良ければ)再接続は容易ではある。
もう1点注意があるとすれば、離陸後と着陸前の使えない時間が国内線より長いこと。国内線はそれぞれ5分程度だが、こちらは30分程度は使えない(端末はWi-Fiを認識するが、衛星との接続がされずインターネットに繋がらない)時間があり、復路の離陸後は1時間以上使えない時間が続いた。

L1ドアの横に作られていたミニコーナー
テンキー付きノートPCを広げてもこの大きさの机

アラスカの朝陽

さて、フライトの現在地を確認すると、久しぶりに陸の上を飛んでいる。窓の陽除けを上げてみると、アラスカの雪原・雪山に朝陽が顔を出そうとしていた。時刻は11:50(アラスカ現地で7:50)頃のことである。ちょうどデナリ(マッキンリー)山とアンカレジの間あたりを抜けるコースだった。右側席なので左では見えたであろうデナリは見えなかったが、よく晴れており広大な雪原・雪山をはっきり見ることができた。
なお、JALのニューヨーク線は1日2往復あるが、この便の8時間40分前を飛ぶ昼羽田発のJL006便だと、速度や航路が同じなら、アラスカ現地時刻では23:10頃となる。オーロラが見えることもあるのだろうか。

地平線が赤らんできた
一気に日が昇ってくる
飛行機は東へ飛び、昼と夜の境目は西へ向かってくる
ついに陽光が窓から飛び込んでくる
眩しいが、見ていたい光景

アラカルトで朝(?)ごはん

東向きに飛んでいるからか、明るくなるのがとても早い。太陽はあっという間に昇ってしまい、窓枠からは見えなくなった。このタイミングで、朝(?)ごはんを頂くことにする。冬野菜のミネストローネ、スモークサーモントラウト、JAL特製『ソラノイロ』トマト香る担々ヌードルと、白ワインの「98ワインズ 芒 甲州 2022」をオーダー。時刻はNY時間で12:30前後。温かいスープが身に沁み、担々ヌードルも非常に美味しかった。麺の量が軽めなのも嬉しい。
食後にコーヒー「サン セバスティアン農園 セミ ウォッシュト 2021年」を頼むと、砂時計とフレンチプレスごと持ってきてくれた。カップも予め温めてある細かい配慮が素晴らしい。ただ、フレンチプレスの名前も使い方もわからず、砂時計が落ちる前に必死に「コーヒー 抽出器具 棒で押す」でググったのは、CAさんには内緒である。カップのデザインも恰好良く、眺めていたらCAさんから「ぜひ記念にお持ち帰りください…とは言えないのが残念なんですが笑」と言われた。コーヒーを飲み終わったのは13:30頃である。

白ワイン 芒
冬野菜のミネストローネ
スモークサーモントラウト
トマト担々
めっちゃ美味しい
フレンチプレス…覚えました

高級シャンパン「サロン 2013」

13:45頃、日本発便限定だというシャンパンの「シャンパーニュ サロン 2013」をオーダー。これは事前に少し予習してきたのだが、数ある航空会社のファーストクラスでも、このシャンパンが飲めるのはJALだけだという。しかも、ぶどうの品質が良かった年にしか作らない、作った年から熟成して出回るまでに数年を要するとのことで、JALのファーストクラスでもいつでも飲めるとは限らないらしい。そんな貴重なものが頼めるのであれば、とりあえず飲んでみたくなるものである。多分「とりあえず」で飲むものではない。
とは言え、例によって知識も味覚も足りていないので感想は省略するが、ググってみると1本20万円弱である。あな恐ろしや……大酒飲みの方であれば、これを2,3本(も搭載しているかわからないが)空けるだけで運賃の20%以上を回収できるのではないだろうか(?)

シャンパン サロン2013
この液体に普通に15万20万出すのはどういう人なのだろう……
外にはアラスカ~カナダの雪景色が続く
ちょっと雲が出てきた

メインとなる和食コース

タイミング的にシャンパンに和食を合わせることになってしまったが、到着までの残り時間と、食事自体にかかる時間も踏まえてそろそろということで、13:50頃からメイン料理の和食コースを開始。
「神楽坂 石かわ」(食べログ50,000~59,999円)と、そこで修行した方が開いた系列店「虎白」(食べログ30,000~39,999円)監修のメニューとのこと。もう何だか訳がわからない。
1時間ほどかけて頂いた。どれも非常に美味しく、味の感想を文章であれこれ書くと、自分の語彙力ではかえって陳腐に思えてしまう気がする。ともかく、和食を頼んで良かったと思ったのは間違い無い。

前菜五種
御椀
中皿
煮物、御飯、味噌椀、香の物
甘味
  • 前菜五種

    • <石かわ>蒸し雲丹 ふき 茗荷 白胡麻出汁

    • <虎白>焼ふく白子 銀あん ふり柚子

    • <石かわ>河豚のぬた和え せり

    • <石かわ>数の子 ぼたん海老 ジュレ

    • <虎白>新牛蒡 菜の花 トリュフソースかけ

  • 御椀

    • <石かわ>鴨真丈 京人参 大根 柚子

  • 中皿

    • <虎白>蒸しきんき 聖護院かぶらすり流し キャビア 山葵 醤油あん

  • 煮物

    • <石かわ>甘鯛唐揚げ (椎茸 長葱←嫌いなので抜いてもらいました……) ちぢみほうれん草 甘酢あん

  • 御飯

    • <虎白>海老そぼろ御飯

    • (又は通常の白御飯も選べるが、海老そぼろをオーダー)

  • 味噌椀

    • <虎白>若芽 葱

  • 香の物

    • <虎白>柴漬け べったら漬け

  • 甘味

    • <石かわ・虎白>ココナッツわらび餅

  • 緑茶

最後の食事と五大湖上空通過

どうしても少しお酒を飲み過ぎてしまう傾向にあると思ったので、和食が一段落した15:00前には、国内線でもおなじみの、桃とぶどうのJALオリジナルジュースであるスカイタイムをオーダー。グラスで出てくる。
その後、15:30頃にはせっかくなので少し機内販売も利用した。ブランド品等よくわからないが、免税なのもあって市中価格よりはかなり安く、JALカード割引も効く。CAさんも相談に乗ってくれるのが頼もしい。
16:30頃には最後の食事として、最初に頼んで非常に美味しく印象に残っていた串の盛り合わせと松阪牛しぐれ煮をおかわりし、飲み物は日本酒の「森嶋25+ シルバー 純米大吟醸」を合わせる。ワインのようなボトルに入っていて非常におしゃれ。
17:00~17:20前後にかけては、ちょうど右側に五大湖を望みながらナイアガラも見えそうなコースだったが、厚い雲以外は全く見えず……晴れていれば見えたのだろうか。

グラスのスカイタイム
少し雪が無くなってきて、道路のようなものが見えてきた
五大湖はまだ先である
五大湖手前には池?のようなものが点在していた
森嶋25+
ラベルの石の欠片は3.11で崩れた石蔵の一部で、不屈の象徴だそう
最初と最後に同じメニューを(あまりに美味しかった)

降りる準備と、持ち帰れたもの・食べた/飲んだもの

定刻では18:40に到着のところ、少し早めの18:15頃には着陸が見込まれるとのことで、17:30前には荷物の整理、片付けを始めることに。服もこのタイミングで自分のものに着替え直したが、なんと着ていたパジャマは持ち帰れる(パジャマを基本的に用意していないアメリカのホテルで大活躍であった)。持ち帰れたもの・食べた/飲んだものは以下の通り。貧乏くさいが、許してくれ……

持ち帰れたもの

  • パジャマ(自分が使用済みのものだが、使わず新品で持ち帰ることも可能かと思われる)

  • スリッパ(自分が使用済みのものだが、使わず新品で持ち帰ることも可能かと思われる)

  • SHISEIDO MENのコスメキット(女性用はSHISEIDO clé de peau BEAUTÉとのこと)

    • 洗顔料 フェイスクレンザー 30g

    • 化粧水 ハイドレーティング ローション C 30mL

    • クリーム トータルR クリーム N 10g

  • アメニティキット

    • ZERO HALLIBURTONのポーチ

    • L'OCCITANE リップバームスティック

    • L'OCCITANE デリシャスハンドクリーム

    • AQUA DENTA マウスウォッシュ

    • アイマスク

    • 耳栓

    • 歯ブラシ

    • モイスチャーマスク

    • ポケットティッシュ

  • フードメニュー表

  • ドリンクメニュー表

食べた/飲んだもの(メニュー表順)

  • 和食(詳細は前述)

  • アラカルト

    • 柿安 極 松阪牛しぐれ煮(2回)

    • 串盛り合わせ(2回)

      • 鶏ももとしし唐 タレ

      • 鶏もも串 味噌

      • 出汁巻き(しらす)

    • 冬野菜のミネストローネ

    • 宮城県産帆立ごはん いくらを添えて

    • JAL特製『ソラノイロ』トマト香る担々ヌードル

    • スモークサーモントラウト

  • シャンパン

    • シャンパーニュ サロン 2013

  • 白ワイン

    • 98ワインズ 芒 甲州 2022

  • 赤ワイン

    • (なし)

  • 日本酒

    • 森嶋25+ シルバー 純米大吟醸

    • 十四代 純米大吟醸

  • 焼酎

    • 長期洞窟熟成酒極上 森伊蔵

  • ノンアルコールドリンク

    • ロイヤルブルーティー クィーン オブ ブルー

    • JALオリジナルドリンク スカイタイムももとぶどう

  • コーヒー

    • サン セバスティアン農園 セミ ウォッシュト 2021年

CAさんからの到着前挨拶

17:40頃からは、ファーストクラス担当のCAさん3名が揃って、最後にあいさつに来てくださった。転職を機にした2週間の休みだということ、ディズニーが好きでフロリダに行くということ、チップとデールが好きだということを話したからか、チップとデールのイラストが入ったメッセージカードや、転職後の新天地での活躍を祈るメッセージが入ったモデルプレーンまで頂けた。本当に、こんなに降りたくない、目的地に着きたくないと思ったフライトは初めてで、そのことを伝えると「こちらにとっても最高のお褒めの言葉です」とのこと。良かった……

ありがたい
6時間ほどで沈んでしまった太陽
ニューヨーク上空からニュージャージー方向を見ているはず
ニュージャージーと沈む夕日
ラリタン川・ラリタン湾

着陸から降機

18:00前に夕暮れのNY上空を飛び、マンハッタンを北西から南東へ通過してブルックリンの南へ回り込み、北西へ針路を変えて、日の入り直後の18:14に滑走路31Rへ着陸した。
着陸滑走が終了したので機内モードを13時間弱ぶりに解除する。ahamoなので、手続き不要で追加料金不要で海外ローミングができ、モバイルWi-Fiルータのレンタルも不要だと思って来ているが、本当に繋がるまでは多少の不安があった。機内モードを解除してから数分間の時間を要したが、ついにアメリカの電波を捉えてネットが繋がった。感動。
思い返せば、中学生でホームステイに行った際は、予めや現地で電話用のプリペイドカードを買って現地の公衆電話から国際電話をかけたり、ホストファミリーにPCを借りてYahooメールでアルファベットローマ字でメールをしたりしていた。5,6年前のアメリカでは、モバイルWi-Fiルータを借りれば現地でも自分のスマホが使えることに感動していた。今やほぼ日本と全く変わらない利用ができる。技術の発達は素晴らしい。
さて、20分ほど早着かと思いきや、駐機予定の第8ターミナル6番スポットが、まだ空いていないという。国際線の相手国側での駐機は最低限の数時間ですぐ折り返すことが多いからか、前後の時間帯は他機が使う予定になっており柔軟な変更が難しいのだろう。結局、8タミ手前のA誘導路上のS側、T手前にて18:21から18:44まで待機することとなり、到着は定刻より8分遅れた18:48だった。
降機の際は、前方のL1ドアではなく、左側2番目のL2ドアからとの案内があった。冒頭で書いたような例で、地上側の設備の都合上、ドアが1つしか開けられないようだ。こういう場合、L1ではなくL2を開けるそうだ。これもファーストクラスの空間にその他の乗客を通らせないためだろうかと思われる。
名残惜しい思いは尽きないが、CAさんの仕事を増やしてもいけないので、最後に別れの挨拶をして、速やかに降機する。通路をしばらく歩き、18:56には入国審査場の前に到着した。長時間のフライトを感じないまま、あっという間にアメリカ入国である。

北西に変針した後
ロングアイランド島の東方向を見ている
着陸直前
着陸後、誘導路上で待機……近くて遠いアメリカ
入国審査場直前
最初に目に入ったWelcomeの文字

2024.3 往復JALファーストクラスで行くNY・WDW旅行の記録
その2;往路ファーストクラス機内編 おわり
その3;アメリカ入国~ホテルチェックイン編 へ続く


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