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【漢字山脈】 「立」←かな4文字でなんと読む?一年生で習う漢字山!#09

「漢字山脈」へようこそ!


どんどん読んで目指せ10000m!「漢字山脈」のお時間がやってきました。

ここにそびえ立つのはたくさんの難読漢字たちが積み重なってできた「漢字山脈」。あなたはその攻略を目指す漢字クライマーです。

行く手を阻む難読漢字たちを読み解くことによって、あなたは山脈を登り進むことができます!

山頂に近づくにつれ、より難易度の高い難読漢字が出題されます…!
あなたの漢字知識と経験を活かし、是非チャレンジしてみてください!

今日の山脈 : 一年生で習う漢字山


今日の山脈は、一年生で習う漢字山!漢字自体はかんたんですが、読み方は難しいものばかりです!
あなたはどこまで登れるでしょうか?

5番「木耳」はその見た目からつけられた当て字。とある食材の名前です!
7番「」はひらがな4文字の訓読みが辞書に載っています。「」「」などの仲間です!
12番の「田り」は過去に漢検一級で出題された難問!この意味の熟語として「田猟(でんりょう)」が挙げられます!

正解は…













[別解] 2.しちせき, 3.まろ(い), 6.いちじゅ, 10.たいまつ(る) など

正解はこのようになっています!

1番の「百足(むかで)」は見たまんまの当て字で、足がとても多いことからこの漢字が当てられました。
他にも「蜈蚣」「蝍蛆」「螏蟍」などの表記があります!

7番は「(りっとる)」。
(めーとる)」「(ぐらむ)」などと同じ単位を表した漢字です!
右側に「毛」をつけた「」は、「ミリリットル」と読みます!

11番は「(あぜみち)」です。
そもそも中国において「」に「まち」という意味はなく、田を区切るあぜ道を表す漢字として作られたものだそうです!

そしてさらなる高みへ…!


ここから先は想像を絶するような超難問が立ちはだかります…。頂点に君臨する難読漢字たちを踏破し、山頂で快哉を叫びましょう!

13番の「」はもともと「」という漢字の原字(元となった字)です。「告朔餼羊」という故事で有名(?)な漢字です!
14番は「六四」です。「」という表記もあります。どこかで聞いたことがあるはず!
そして最難関の15番、「文ける」。この超難読漢字、あなたは読めますか…?

正解は…













正解はこのようになっています!

13番は「(おくりもの)」。「餼羊」は生贄にされる羊のこと。その儀式が意味を失い形式だけになったことから、「形式だけで内容が伴わないこと」の例えとして使われます!

14番は「六四(むしょ)」。「ムショ行き」の「ムショ」のことで、虫寄せ場(むしよせば)という言葉の略と言われています。
「刑務所」の略だと誤解されがちですが、刑務所という言葉のほうが後に登場したそうです!

そして15番は「(もどろ)ける」でした。
斑ける」とも表記し、模様付けをすることを意味する言葉です。
文様(もんよう)」の「」だということがわかれば納得がいきますね!


以上、今日の漢字山脈でした。あなたはどこまで登ることができましたか?
最後までお読みいただきありがとうございました!

【注】これらの漢字の読みはあくまでも一例です。読みを一意に定めるものではないことをご留意ください。また、出典は一般的に用いられる辞書・辞典のほか、大正以前に発行された旧い辞典や小説・新聞などにも及びます。特に難易度の高い問題に関しては概して後者から引用しています。そういう読み方もあるんだというスタンスで受け取ってくださると嬉しいです。

参考文献


13 |平凡社『字通』
14, 15 |小学館『日本国語大辞典 第二版』

その他 |
公益財団法人 日本漢字能力検定協会『漢検漢字辞典』
岩波書店『広辞苑 第七版』
小学館『デジタル大辞泉』
三省堂『大辞林 4.0』

(著者・編者 略)

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