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【特集】漢字マニア泣かせ!?恐ろしき「微難読漢字」の世界
皆さん、「難読漢字」は好きですか?
僕は好きです。
漢検取得者もそうでない人も、ある程度漢字が得意な人はテレビで紹介される難読漢字をサラッと読んで褒められるのが嬉しくてたまりません。
そういう生き物なんです。
一方で、そんな僕らの心をえぐる一言があります。
「えーっ!?漢検○級なのにそんなのも読めないのーっ!?」
何気ない一言のように思えますが、マジで1〜2週間ひきずります。
寝る前に読めなかった漢字がフラッシュバックし、独り枕を濡らす夜もあることでしょう。
その惨状の元凶が、「微難読漢字」なのです。
「微難読漢字」とは?
「微難読漢字」は一般的な難読漢字と違い、全て常用漢字の範囲内で構成されており特殊な読み方を全くしない熟語です。
読み方に意外性がないからかクイズ番組などでも取り上げられず難読漢字対策の範疇の外にあるため、漢字の読みに精通している人でも読み方を迷ってしまうのです…。
ふとした時に、ソイツらは現れます。そしてうっかり読み間違えた暁には…
「えーっ!?漢検○級なのにそんなのも読めないのーっ!?」
マ・ジ・で1〜2週間ひきずります。
そんな身近にいながらも危険な存在である「微難読漢字」を、今回はいくつか紹介していきたいと思います。
クイズ形式で紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてください!
微難読漢字の一例
本社の【元帳】を確認する。
【木賃宿】で一晩を過ごす。
【木立】に囲まれた神社。
株価が【乱高下】する。
【無反】の日本刀。
【氏素性】の知れない人。
【定小屋】で芝居を打つ。
遠くから【胴間声】が聞こえる。
バッテリーが【耗損】する。
【役牛】を使い貨物を運ぶ。
【重畳】の至りに存じます。
びくともしない【面魂】。
【竹矢来】で住居を囲う。
庭に立てられた【四神旗】。
野生の【頭高】が枝に留まる。
答え
もとちょう 2.きちんやど 3.こだち 4.らんこうげ 5.むぞり 6.うじすじょう 7.じょうごや 8.どうまごえ 9.こうそん 10.えきぎゅう 11.ちょうじょう 12.つらだましい 13.たけやらい 14.しじんき 15.かしらだか
微難読漢字に出くわしたら?
いくつ読めましたか?
今後このような微難読漢字に遭遇する機会は避けて通れないでしょう。
しかし、どんな人でも読めない漢字はあります。たまたま読みを知るタイミングが遅かったというだけで、本来読めないことは恥ずかしいことではないのです。(多分…。)
もし音読する必要があるとき読みに自信がなかったら、無理に読んだり誤魔化したりせずに正しい読みを調べましょう。
精神ダメージが少しだけ軽減されます。
以上「微難読漢字」の世界をお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
執筆者:大久保(管理人)