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日本が生んだ世界最強のビーチサンダル「ギョサン」の魅力について徹底的に迫る

【注意】
この記事は非常に熱量がすごいので時間に余裕がある方のみお読みください。





こんにちは、週末フォトグラファーのmikey(マイキー)です。

梅雨もとうとう明け、いよいよ夏の訪れを肌で感じてワクワクしてきた今日このごろ。

さて夏のマストアイテムは誰がなんと言おうともビーサン(サンダル)なのではないかと個人的には思っています。

特に今は、スポーツサンダル等、機能的でおしゃれなサンダルも沢山増えていて、これから新しく新調しようとしている人は頭を悩ませているのではないでしょうか。

そんなあなたに、とっておきの一品を是非この記事で紹介したい。

国産で非常に丈夫でコスパフォーマンスに優れていて、デザイン性も豊富な最強のビーサン、「ギョサン」をご存知だろうか?

見た目は「便所サンダル」にとても似た作りをしているが、もともとは小笠原発祥で漁師の方々にとても愛用されていて、その実用性が地域の人々から全国に広がったのだという。

名前のとおり、ギョサンとは「漁業従事者用サンダル」や「漁協(で売っている)サンダル」の略であるという。

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ちなみにギョサンにまつわる歴史について、

小笠原自然文化研究所の事務局長 鈴木創様は小笠原の古老に履物の歴史を探るべく聞き取り調査したところ、
米軍の統治時代はビーチサンダルが主流だった。
入荷販売していた瀬堀五郎平さんにちなんでゴロヘイゾーリと呼ばれていた。
小笠原が日本に返還された1968年直後の生協時代になってから、
磯で滑りにくい合成樹脂製の履物売られるようになった。
漁師の間で評判になり普及。70年代半ばに「漁業従事者用サンダル」に。

小笠原自然文化研究所 発行の「i-bo (アイボ)」より抜粋

実はこんな昔からギョサンがあることに驚き、、。
超ロングセラー(?)ですね。

そんな小笠原の漁師から徐々に全国へと広がり、ある1人の日本人の心、いや素足に深く突き刺ささり、既に愛用歴10年のヘビーユーザー 岡くん(以下 おかくん) にギョサンのさらなる魅力を徹底的に語ってもらいました。

◎ ギョサンを履くキッカケとは?


おかくん

ギョサン愛用歴10年の岡です。
今回はどうぞよろしくお願いいたします。

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mikey
どうぞよろしくお願いいたします。
早速なのですが、おかくんがギョサンを愛用するきっかけは何だったんですか?

おかくん
始りは、高校生の時に家にあった便所サンダル(通称:ベンサン)を死ぬほどかっこいいなって思ったんですよ。
皆が一度は見たことがあるあのベンサンです。
雨で路面が濡れていても滑らないし、とにかく丈夫で、履いて歩くときの音とかも下駄のようにカッコよく聞こえて、冷静に考えて最強じゃんって思ってました。
なんならベンサンで高島屋とか行ってました。

mikey
だいぶ好きですね。

おかくん
でも流石に、ベンサンは「便所用のサンダル」としての地位を確立しているで、自分がどう思おうと便所用のサンダルっていうポジションからは抜け出しづらいんですね。茶色ですし。

mikey
確かにそういう認識ですね。茶色ですし。

おかくん
それは実にもったいないなと思って、ベンサンのように、丈夫な作りで雨の時でも滑りにくく、黒色でなんならビーチサンダルのようなものは存在するのか、と探してたどり着いたのがギョサンでした。

漁業の人が使ってるサンダルなんて、むちゃくちゃかっこいいじゃないですか。
言うなればジーンズと一緒ですよ。炭鉱での重労働にも耐えられる丈夫な作業着として使ってたわけだから。
ギョサンはサンダル界のジーンズですよ。

そこからずっと履いてますね。

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mikey
(ちょっと違う気がするけど...)なるほど。

おかくん
余談なんですが、あのハイパーメディアクリエイター高城剛さんも履いてましたからね。初めて知ったときは、自分の感性に間違いはなかったと確信しましたね。

◎ 普通のビーサンにはないギョサンならではの育て方

mikey
おかくんのギョサンを見ると足の形にだいぶフィットしてるようですが、これは一体?

おかくん
よく気づきましたね。分かりやすく言うと、ギョサンは革靴と同じなんですね。

mikey
はい?

おかくん
革靴って最初のときは革が馴染んでいないので、歩き辛いし、足もすぐ痛くなり辛いけど、履いていくとだんだん革が馴染んでいき、最終的にはその人の足にピッタリの靴に仕上がる。

ギョサンも全く同じで、使っていくと段々その人の足に馴染んでいくんですね。
材質は硬い合成樹脂から出来ているので、自分の足のサイズに合わせないと普通に超足を痛めます。なのでまずはピッタリのサイズのギョサンを買うのがファーストステップ。
それで1週間くらい履き続けていくと段々と樹脂が馴染んできて履きやすくなってくるんですよね。

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mikey
そう言われるとたしかに革靴と一緒ですね。ちょっと腹立ちますけど。

おかくん
ギョサン好きの先輩から教えて頂いたのですが、実は最短でギョサンを自分の足の形にする方法があります。
それは『買ったらまず熱湯の中にギョサンを入れてほぐす』です。

mikey
ん?

おかくん
1分くらい熱湯に浸けることによって、合成樹脂が柔らかくなります。その後熱いので5本指ソックスを履いてからギョサンを2分くらい履いておけば、すぐに自分の足にジャストフィットなギョサンが爆誕するわけですよ。
これ普通に考えてすごいと思いませんか?

mikey
ぶっ飛んだやり方ですね。

おかくん
普通のビーサンって自分の足にピッタリ フィットするようにはならないじゃないですか。ギョサンではそれを可能にしてくれる。
自分で自分仕様のオーダーメイドを作ることができるんですよね。

mikey
....

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◎ ギョサンが目指す先はサンダル界のiPhoneなのか


mikey

ここまでギョサンの良さを熱弁しくれましたが、こんなにも丈夫で機能的で安いのにあまり街では見ないような気がしますが、なんででしょうかね。

おかくん
その点に関しては、やはりまだ皆の理解を得られてない気がしますね。バックパッカーや旅人界隈などでは結構普通に使われているんですよね。

安くて丈夫ってのはやっぱり大事な要素であって、例えばバックパッカーの例で言うと旅先で壊れるリスクを減らして且つすぐに買い換えられるってのは重要ですね。
高いものを使うと盗まれたりするリスクも有るし、買い替え時の費用もかさむ。かといって安すぎるとすぐに足が疲れたり、壊れたりする可能性もある。
1000円弱で丈夫で機能性があって、自分の足にフィットするサンダルがあればそれを選ばない理由は無いでしょう。

mikey
なるほど。確かに外見のデザイン性も海外に行けばそこまで気にならないし、そこを除けばかなり優秀ですね。

おかくん
まだまだニッチなサンダルではあるが、個人的にはギョサンはiPhoneと同じ道を辿っていってると思っています。

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mikey
(また来たよ。)
ちなみにそれはなぜそう思うのですか?

おかくん
ギョサンの基本的なデザインって昔からそこまで変わってないのですが、新作デザインとかカラーとか地味に出しているんですよね。毎年。

iPhoneに関しては、初代iPhoneからiPhone4まで色って黒しか出てなかったんですよね。スティーブ・ジョブズがこだわったデザイン性だと思うんですけど。
そこからiPhoneはかなり一般的に機能性の凄さが認められて、そこからより多くの人にiPhoneを使ってもらうにはどうしたら良いかと考えた時、沢山の人や幅広い年代の人たちに好まれるよう製品にバリエーションを増やしたんですね。

その結果、iPhone4までの無骨なデザインから一新、女性や年配の方、若い人たちにも好まれていったんですよね。

これってつまり、ギョサンも全く同じビジネスロードマップを辿っていて、ある一部の人やコミュニティにはギョサンの良さが認知されてきたのでそこから大衆化を図っているのですが、、、未だ発展途上。無念です。

mikey
まだまだギョサンがサンダル界のiPhone的ポジションに立つのには時間がかかりそうですね。
今回はどうもありがとうございました。

おかくん
このインタビューをキッカケに多くの人にギョサンの良さが伝わってくれればな良いなと思います。
ありがとうございました。

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◎ まとめ

ここまで全く違う視点で「ギョサン」の魅力を伝えてくれました。
ギョサンを愛する他のギョサンユーザーの方からもエッジの効いたお話を聞きたいものだ。

なぜギョサンが世界で最強のサンダルかとまとめると、

1.  異常なまでに丈夫で滑りにくい構造
2. 小学生でも変える圧倒的安さ
3. 自分の足にフィットするオンリーワンのサンダルに仕上がる
4. 豊富な無限のバリエーション

というところじゃないでしょうか。
ぜひ気になった方はギョサン専門サイトに足を運んでみてはいかがでしょうか。

書くのに大変だったので、面白かった、買ってみたくなった等のコメントお待ちしております。

それではまた!

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この記事を書いた人:mikey


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