カラー写真の父、写真家「ウィリアム・エグルストン」に影響を受けて
御年82歳の写真家「ウィリアム・エグルストン (William Eggleston)」は僕の作品スタイルに最も影響を与えた一人の写真家である。
今でこそカラーで写真を撮ること自体当たり前だが、彼がカラー写真を作品に使い始めたことで、白黒写真で作品を残すことが主流だった時代に大きな影響を与えた「ニューカラー世代」の先駆者である。
こんにちは、週末フォトグラファーのmikeyです。
趣味でもスポーツでも仕事でもアート活動する人、誰でも何かを極めようとする人に必ず一人は影響を受けたその道のプロなる人がいると思います。
今回は紆余曲折いろんな写真を撮ってきた中で、今の自分の撮影スタイルに影響を与えた写真家について話したいと思います。
自分が目指す写真「空気をもぎ取るような写真」
今現在の自分の作風はとりわけこんな感じで、身の回りでよく見る日常(あるいは旅行先でのなんでもない超普通の風景)を淡々と撮っています。
今の写真ってエモ要素たっぷりの写真がトレンドである。
自分もあのなんとも言えない、写真から伝わる空気感やノスタルジックさをなんとか表現したくてフィルム写真に近づけるような色味を現像するためたくさん試行錯誤した。(全然まだまだ甘く、空気をもぎ取れきれていないと思うが)
その中でも中判でかつフィルムロールで撮影された写真は、本当に、その瞬間の見ている風景の空気をもぎ取ったような写真で特にお気に入りです。
(※ カメラにはいくつかのフォーマットがあって一眼レフは35mm [フルサイズと言う] で中判 [ブローニーとも言う] は120mmである。わかりやすい対比といえば描写性能の違いである。一般的なフルサイズカメラの画素数は2420万画素に対して、FUJIFILMから出ている中判デジタルの画素数は1億200万なのだとか、。)
(ALL ANALOG: CLASSIC CARS AND FILM)
上3つは全てフィルムカメラで撮られた作品です。
どれもデジタル顔負けの描写力、。マジで美しすぎる。。
ウィリアム・エグルストンの作風
それで一体ウィリアム・エグルストン氏はどんな写真を撮るのかと言うとこちらだ。
(Photo by William Eggleston)
うーん。どれも美しい!
彼の作品もまたその空気をもぎ取るが如く。
彼の最初の個展が1976年にMoMAで開かれてのがきっかけで、写真家としての知名度も、またカラー写真での作品に対する認知も広がったのだという。
彼自身、白黒写真での作品を撮っていた時期ももちろんあったそうだが、カラー写真に移行してからはスタイルも一変し、彼が生まれ育った田舎町を拠点に懐かしい雰囲気を醸し出す日常の風景を撮り続けるようになったのだ。
ただ彼が日常を綺麗に撮るだけでなく、普遍的に見る日常の中に新たな発見を見出すこと と 色や構図のバランスの切り撮り方がすごく上手だなーと初心者ながら思いました。
そして彼の作品の数々は不思議と、自分はその次代さえ生きたこともないし、その場所にすら行ったこともないのに懐かしさを覚える。人の心を揺さぶるそんな作品だ。
飽き性で東京に戻ってきたことでサーフィンの写真もあまり撮れなくなりそうと思ったときにまさにこれだ!と思いました。(これなら続けられるし、割と何を撮ってもこのカテゴリーとして落とし込める!とw)
まとめ
以上、自分の作風に影響を与えた写真家「ウィリアム・エグルストン」の紹介になります。
高齢もあって今はどのように活動しているのかは分からないが、身の回りの日常を撮り始めてから現在に至るまで、生まれ故郷の田舎町を練り歩いて、同じような風景にしか見えないところでも、彼独自の視点で撮り続けて作品として残し続けている。
まさにそこは改めてアーティストとして見習うべきだと思う。
彼のスタイルを自分のスタイルの大枠として、今後も写真を撮り続けてより自分のスタイルを確立して築いていきたいです!
それではまた!
#マイキーのコラム
この記事を書いた人:mikey