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4/19〜4/21 ヤクルト3連戦を終えて

いささか、複雑な心境である。複雑というか、むしろ残念という気持ちの方が適切かもしれない。

4/19からのヤクルト3連戦。快走する首位タイガースを追うためにも是が非でもカードの勝ち越しを狙いたいカープであったが、結果は2敗1分け。非常に残念な結果となった。カード勝ち越しも狙えたような内容だっただけに、余計に悔しさが滲む。

ただ、カード勝ち越しを狙えたとは言え、3試合とも決していい内容のゲームではなかった。打線は極度の得点力不足に陥り、チャンスでのもう一本が出ない。チームバッティングをしっかり行なっている選手もいれば、残念ながらそうは見えない選手もいた。守備面での凡ミスもあった。3戦目の安部のサードゴロトンネルは特に痛かったように思う。

対するヤクルトもカープと似たような試合を展開させ、チャンスの場面でもう一本が出ず、投手陣もピリッとしない場面も多かった。カープと似たような状況、そのような印象だ。そういった展開だっただけに、カープ陣営にもう一本が出ていればカード勝ち越しやあわよくばカード3連勝も狙えたような気がしてならない。

そんな状況の中、この3連戦で特に個人的に指摘したい点は二つ。投手陣は頑張っていただけに、攻撃陣に注文をつけたい。

①まずひとつめは鈴木誠也だ。はっきり言っていい結果を残していない。3戦目に犠牲フライを放つ場面はあったがそれも鈴木誠也の実力、鈴木誠也に求められている結果から言えば最低限の仕事でしかない。3戦目の犠牲フライの場面以外でも幾度となく大切な場面で誠也に打席が回って来たが、ことごとく凡退。ファンの期待に応えることが出来なかった。

もちろん、他の選手以上に結果を求められる鈴木誠也の立場は大変な立場であり、彼自身も強いプレッシャーを感じていることだろう。しかし、そのプレッシャーに打ち勝ちチームを勝利に導くことこそ彼の使命だ。単にヒットを打てばいい。そんな役割はとっくの昔に終わっている。彼にしかカープの4番は務まらないだろうし、佐々岡監督も彼にしか4番を任せることはしないだろう。彼が大切な場面で打たなければ、やはりカープの優勝はない。いつまでも神ってると言われた時代の誠也ではなく、責任あるチームの4番としての役割をしっかりと果たして欲しい。

②もう1点は、首脳陣も含めたチーム全体での「1点への執着」である。この3連戦を見ていても、ノーアウトからの出塁などをきっかけにチャンスの機会は幾度となくあったように思う。しかし、いずれの場面でも勝利に結びつくような結果は得られず、良くても同点止まりだ。チャンスでの凡退の内容を見てみても、いささか悔しさが残る歯切れの悪い内容が多かった。1点を先に取れば勝負を決するような場面、あるいは試合の流れを大きく呼び込むような場面は多々あったように思うだけに、送りバント、進塁打、スクイズなど愚直に1点を取りに行く姿勢が欲しかった。その点、ヤクルトはスクイズを成功させるなど試合の流れや状況を良く読むことに成功し、この3連戦での勝ち越しという結果を得られたような気がする。

さあ、今日から東京ドームでジャイアンツと3連戦。今のカープの状況では正直3連勝は厳しいように思う。何とか2勝1敗と勝ち越し、勝率を5割とした上で来週からの戦いに臨みたい。

初戦は今年絶好調の久里亜蓮。今日も素晴らしい結果を期待したい!


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