【1畳分の森づくりプロジェクトPart2】〜森をつくるのには千年かかる〜
【森をつくるのには千年かかる。。。】
と言いますので、やっていることは
わずかなことではありますが、
歴史上のほんの「片鱗」になれば。。。と思っています。
実は家から5分ぐらいのところに原生林に入る入口があり、そこでは立派な巨木などが生息しています。
川もありますが。。。
ほぼ、枯れて。。。
枯れつつあります。
うちの水はそこから引いているので、川が干上がるとたちまち困ります。
森の生き物たちも…いや彼らのほうが困るでしょう。
動物たちはすでに多くの仲間、
家族を失っています。
その森も、あたり一帯の畑で散布する大量の除草剤、農薬、化学肥料の成分、つまり化学的な物質が流れてきますので、森の植物たちは見た感じ、苦しそうです。
日本で認可され、広く使用されている除草剤、農薬などは世界中の殆どの国で「使用を禁止」されています。
なぜか?
それは「使用したら危険だから」です。
そのことについてYouTubeで話しています。https://youtu.be/7iAnfWLXQwE (7:48あたりからです)↓↓↓↓
うちにある「断片的エリア」はそのミニチュア版のようなところで、
ちょっとだけ残された。。。というかお隣さんの土地との境界がわり。。。
という感じです。
ヤシまでぐらいの、本当に「ちょっとだけの森」です。
ヤシやバンブーは多分あとから植えたものだと思います。
写真を見る限りでは木と木の間にすき間が見えますが、
今まで少しずつやってきて、風が通るようになったので、
まだマシになっています。
最初は近寄るのでさえはばかるほどに
鬱蒼としていたぐらいでした。
ちょっと足を踏み入れただけで、大量の蚊の襲撃と
大量のマダニが足元を這ってくるほど、
状態は悪かったです。
昔の人は(今の地元の人もそうですが。。。)
切った木や草、収穫したサトウキビの骸の部分など、
いわゆる「ゴミ」と言われるもの、そして
「本当のゴミ(家庭ごみ)」
を森の中に棄てる習慣があったりする場合があるので、
木や植物たちの足もとはゴミだらけだったりします。
風は通らないし、植物たちにとっては本当に、
「気持ち悪い」
状態になっていましたので、それを拾い集めては出して、ほとんどはシロアリなどがうじゃうじゃ食っていたりしていたので、まめに燃やしていきました。
出したものだけではなく、退かせたゴミのあとの
木の足もともそのような虫で占領されていました。
木たちは本当に気持ち悪かったと思います。
拾っては出して燃やしてを繰り返して、
風が自然に抜けるようになると植物たちは
伸び伸びと成長し、多種同士が共存していく姿が
見られました。
これは途中経過です。
作物の骸だけでなく、トタン、プラスチック製品、瓶、ビール缶、ガラス、
ジュース缶、釘を打ってある建具、鉄製品などなどがいっぱい出てきます。
アンメ◯ツヨコヨコが出てきたときはチョットびっくり。。。
このようにシロアリなどが食っている木などを
燃やします。
いくらでも出てきます。
あとは朽ちて倒れた木に押しつぶされている木も
いっぱい。。。
押しつぶされているところに枯れた葉や枝が溜まり、
もつれた髪の毛のようになってグチャグチャに成っている
のとかもたくさんあったので、そういったものは
ノコで切り、団子になって溜まっていた枯れ枝を
かきだしたり。
これは写真の中央より少し上の部分で折れているのですが、
皮のところでかろうじて繋がっている木です。
完全には離れていないので再生をしようとして、
折れた先から伸びようと成長しています。
でも無理をしているようにも見えて辛そうなので、
次回、この木のどの部分を生かせば伸び伸びしてくれるかを考えて手助けしたいと思います。
いろいろな木を見ると、曲がったり折れたりしている木が多く、それは除草剤などの薬物の度重なる散布や
ゴミだらけにしたりといった生態系の変化を加えることによって、
『植物の意識が狂ってしまう。。。』
という表れであるのです。
人間が苦しいときに身をよじったり、うずくまるのと
似ているでしょうか。
そういう辛さがひしひしと伝わってきます。
なので、いつも途中で疲れを感じて、もうここらでやめよう。。。
と思っても、なかなか手を止めることが出来ずに、
いつまでもやってしまいます。
作業中は大丈夫そうに思えても後々で自分の思ってた以上に疲れていたのを実感します。
今日見てびっくりしたのがコレ ↓ ↓ ↓
一瞬見て、緑の細い茎がいっぱい出てて、
「何これ?」
って思って、よく見ると、
老木の身体中から新しい茎。。。というか
枝。。。というかがいっぱい出てきてる。。。
スゴイ。。。と思って、しばらくあっけにとられて
見ていました。
なんとしてでも森を復活させようとする
エネルギー。。。
こんな素晴らしい命を宿す樹々を
もうこれ以上、むやみに無き者にしてはいけない。。。
と思いました。
折れた木は、折れた先から更に手を伸ばし、
死に絶えつつある老木は、次に託そうと、そして
自分たちが痛い目にあった教訓を生かすため、
根絶の手がまた再び入るやもしれないことを考慮し、
将来、木となるであろう枝を、自分の生命が終わる前に
目一杯出しておこう。。。という意思。。。
誰がなんと言おうとも、
私はこの木が切実なる願いと意思をもってして、
最後の力を振り絞っていると感じました。
自分がやっていること、それを
『森づくり』
と呼ぶにはあまりにもおこがましく、
森の木々は悪条件下にあっても、
驚くほどの再生力と意志力、
再生エネルギーを発揮して、
森を蘇らせようとしているのだなと
改めて教えていただきました。
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