移動手段について
自転車をいただきました。
同僚から「折りたたみ自転車いらんか?ブレーキ壊れてるけど。笑」と言われ、迷ったあげくもらうことにしました。
すぐに自転車屋さんに持って行き、ブレーキの交換と簡単なメンテナンスをしてもらいました。3000円くらいで自転車が手に入るなら安いもだなと。
思えば、東京に転勤をしたときにも会社の先輩から「転勤祝いだ」と折りたたみ自転車をもらってヘビーユーズしておりました。土地柄、車を持つことも厳しく、転勤前に自家用車を売ってしまっていたため(オンボロでもあった)、とても大切な道具でした。最終的には再び転勤で戻る前に同僚に譲ったのですが、転勤祝いに自転車選んだ先輩のセンスに感謝です。
そして再び、自転車を手にしてちょっとしたことに使っております。地元を自転車で移動するのは何年ぶりだろう。同じ道でも、なんだか懐かしい気持ちになります。季節を感じることができます。
そもそも自転車はあまり好きではありませんでした。免許を取って車を運転するようになってからは、街で見かけるたびに「危ないなー」「怖いなー」と思っていましたので、自分が乗ることに少しためらいがあったのです。
しかし久方ぶりに自分が使うようになって、徒歩に比べ、その行動範囲の拡がりには感動せざるを得ませんでした。そして車よりも小回りもききますし、確実にフットワークが軽くなりました。
乗り物それぞれには、それぞれの良さがあります。飛行機から徒歩(靴)まで。
自分の生活に合わせて、が選択の中心になると思いますが、たまには少し時間をかけて苦労をして行くのも良いのかなと。新幹線で行きたいところを電車で行く。普段なら車を使うところを自転車を使う、徒歩で行く。
何事にも言えることだと思いますが、便利になればなるほど、効率が良くなればなるほど、スピードが速くなればなるほど、その時に通る道は狭く小さくなります。ゆっくりにするだけで道も広く大きくなるなと。
それでも転勤から戻ったときに車を買うことにしました。一人暮らしと車購入を天秤にかけて、車を選びました。思い出をたくさん作りたいと思ったからです。きっと車でしか行かない(行けない)場所がたくさんあるのだと思い。
できれば親や祖父母を色んなところに連れて行きたいなと。
なんだか矛盾ばかりの変な文章になってしまいましたが、
とにかく乗り物にはそれぞれ良さがあり、同じ目的地に行くにも、移動の選択を変えるだけで全然違う印象があるのだなぁと思います。
おわり