「もらわない」「うつさない「ひろげない」
ー 感染管理の正しい知識をつけて、恐れないようにする
新型コロナウイルスについて、日々さまざまな話を耳にします。
ニュースやバラエティで、首相や知事の会見で、医師会からの発表で、事業家や店主のインタビューで、会社の方針や上司の話で、各人がそれぞれの立場で意見を言っているのをたくさん聞いてきたと思います。
僕たちはその誰の話を多く聞いてしまったかで、それが自分の知識となっています。あわせて、そこに自分の立場を加味して理解してしまっています。
要するに、聞きたい話を聞いて、思いたいように思っています。
だから、みんなで別々の答えをもってしまっています。
命を優先して一生懸命自粛している人は、遊んでいる人を見ては嘆き、経済を優先させている人は、自粛ムードの国や知事に対して憤りを感じています。
気づくと、仲間であるはずの僕たち同士で争っているのです。
まったくわけがわからない、というのが、僕もあなたも同じ気持ちだと思います。
政府に対しては、この未曾有の舵取りは本当に大変なことだと思いますが、ハッキリとしたリーダーシップと先んじた明確な対応策を求めたいところです。
僕は、基本的には政治批判はしないようにしています。評論家にはなりたくない、という気持ちがひとつ。そして、たぶんその立場だったら、同じように批判にさらされる方針を出してしまうような気がするからです。
ここで言いたいことは、僕たちは僕たちのできることを正確にやっていくことが大事、ということです。
正しい知識をつける、正しい行動をする
感染管理においては、誰もなにが正しいかちゃんとわかっていないで、
「手を洗ったらしっかりタオルで拭き取る」
「マスクをしていれば安心」
「テーブルはプシュプシュっとアルコールのスプレーをする」
などなど、どれも正しそうに伝えられています。でも、これでは正しくはないのです。
あるいは、湿度を保つアロマを炊く、サプリを飲む、というのも、免疫を高める効果はあっても、感染管理という視点では正しいとは言えません。
医療レベルの感染管理の知識と実践を
ご家庭に新型コロナウイルスに感染し、発病した人がいたら‥、
ご家庭に糖尿病や重篤な疾患を抱える高齢のご家族がいらっしゃるとしたら‥、
「完璧な感染管理をしているから大丈夫。」
とは、言えないと思うのです。
なので、どのご家庭でも、医療レベルの感染管理の知識を身につけて、それを実践できるようになれば、ひとまず安心だと思うのです。
各ご家庭で、手術室で行われている感染管理のレベルを保てれば、とりあえずしっかりやったという一線を引けると思うのです。
「やるだけは、やった」と。
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