『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008)

「ベンジャミン・バトンかい!」とか、比喩ツッコミで使っていたものの、ちゃんと映画を見ていなかった。公開から12年、ようやくの視聴。

作り手の想いをこめた逆回りの時計が、一つの数奇な人生を生み出したお話。なるほど。

若くなるにつれ、美しいブラピを崇める。そう、何たって、それがこの映画の魅力。これ以上ないナイスなキャスティングだ。ブラボー。

衝撃的な運命を背負って生まれたベンジャミンだが、ふしめふしめで優しい人に出会うことで、その人生は必ずしも悲劇ではないものになっているところが、観ていて心地良かった。

どんな運命を背負って生まれても、その運命が必ず人を不幸にするとは限らない。

ベンジャミンが幸せだったのは、世界にさらされることなく、世界の片隅にて、彼の運命を自然に受け止めてくれる人々に出会い、ひっそりとその人生を終えることができたことにある、と思った。

ps
お美しいケイト様とティルダ様を崇めるのもこの映画の魅力です。



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