『よさこい』とは何なのか
皆さん、このnoteを読んでいただきありがとうございます!
このnoteを書いているてんぴといいます、よろしくお願いします!
このnoteでは、下記のような方のお役に立てると思っています。
・よさこいとは何なのか、について詳しく知りたい方
・よさこいとは何なのか、について人に説明できるようになりたい方
・よさこいを踊ってみたいけど、何から始めたらいいか分からない方
今回は、「よさこいを踊る方法」についても紹介しているので、是非最後まで読んでみてくださいね。それでは始めていきましょう!
『よさこい』とは「高知県発祥の伝統舞踊」のこと
よさこいを踊る「よさこい祭り」は、昭和29年に高知県で始まりました。
戦後不況であった当時に、経済再興・地域振興を願って始められたと言われています。
復興への意欲を盛り立てようという想いから始まった背景もあり、よさこい祭りには「情熱」「笑顔」「感動」を大切にしている雰囲気が強く感じられます。
・たくさん練習を重ねたよさこいチームが生み出す「情熱」
・仲間と踊れる幸せを噛み締める踊り子の「笑顔」
・工夫のこらされた色鮮やかな衣装を身に纏った踊り子達による、時に激しく、時に妖艶な踊りを通して感じる「感動」
また、近年よさこい祭りは全国的な広がりを見せており、1回目のよさこい祭から50数年が経った今では、220以上のよさこい祭りが日本全国で開催されるほどになっています。
ちなみに、「よさこい」とは”夜さ来い”と書くらしく、「今夜いらっしゃい」という意味だそうです 。
『よさこい』の5大要素
よさこいには「5大要素」と呼ばれる、よさこいの特徴を捉えた要素があります。
具体的には以下の5つとなっています。
1. 鳴子
2. 衣装
3. 楽曲
4. 振り付け
5. 地方車
では、それぞれについて説明していきましょう。
1. 鳴子
よさこいのシンボルとも言える鳴り物で、踊り子は鳴子を手に持ちながら踊ることが必要となります。
田畑の「雀おどし」をモチーフとしてあり、朱・黒・黄の配色で彩られることが一般的です。
最近では、伝統的な配色に囚われることなく、チーム衣装との見栄えを考慮した様々な形や色の鳴子がよく見られます。
2. 衣装
衣装は、踊り子と演舞の魅力を引き上げるために重要な要素となります。
演舞の世界観にマッチするように、形や色といったデザインを1から考えて丁寧に作りあげていきます。
衣装のデザインは、チームの演舞スタイルによって大きく異なりますが、着物や浴衣、法被をモチーフとしたものが一般的です。
3. 楽曲
演舞の雰囲気に大きく影響する大切な要素になります。
各チームが用意した、オリジナルのストーリーやコンセプトを観客に伝えるべく、曲調や掛け声を丁寧に調整していきながら作り上げていきます。
基本的にどんな楽曲でも認めているよさこいですが、一点だけ満たすべき項目が設けられています。
それは「よさこい節を曲中に入れる」ということ。
よさこい節というのは、「高知県の代表的なお座敷唄(うた)」です。
どのようなお座敷唄なのかは、Youtubeで確認することができるので、興味がある方は是非聞いてみてください。
4. 振り付け
振り付けは、観客の心を魅了し、演舞の世界観を伝えるために最も重要な要素になります。
踊り子がその身1つで、演舞の世界観や伝えたい”想い”を表現する姿は、よさこいの醍醐味であると言えます。
5. 地方車
地方車は音響機材を積んだ車のことです。
移動可能な音源としてパレード演舞の時に活用されます。
地方車は装飾をすることができ、奇抜な装飾で観客の注目を集めたり、夜になるとネオンを灯して踊り子を鼓舞したりと、チームによって個性が出るのも特徴です。
『よさこい』の演舞形式
よさこいの演舞形式には「ステージ形式」と「パレード形式」の2つがあります。
ここでは2つの演舞形式について、それぞれ説明していきます。
ステージ形式
踊り子が指定されたスペースをフルに活用して踊る形式の演舞です。
演舞全体を見ることができるため、迫力のある演舞を楽しめるのが特徴です。
パレード形式
踊り子が、先頭を走る地方車に着いていき、移動しながら踊る形式の演舞です。
踊り子との距離が近いため、踊り子1人1人の表情や、熱量の大きさを楽しむことができるのが特徴です。
『よさこい』とダンスの違い
ここまで、よさこいのことについて紹介してきましたが、読者の中にはこんな疑問を抱く方もいるかもしれません。
結局、よさこいと他の踊りを区別する要素って何なの?
そんな方々の疑問に答えていきたいと思います。
よさこいと、そうでない踊りを区別する要素は、以下の2点のみです。
1. 鳴子を持って踊っているか
2. 楽曲に「よさこい節」が含まれているか
たったこの2つだけなのです。
よさこいが自由な踊りであることがよくわかりますね。
これほど自由な踊りとなっている理由は、よさこい祭りがはじまった目的に関係しています。
冒頭でもお伝えした通り、経済再興・地域振興を願って始められたよさこい祭りは、地域の方々が楽しめることが大事であり、それ以外のルールは重要ではなかったのです。
『よさこい』を踊るためには?
よさこいを踊るためには、よさこいチームに所属することが必要です。
しかし、実際によさこいチームに所属しようと考えても、最近は日本全国に多くのチームが存在しているため、どのチームに入ればいいのか迷ってしまうこともあると思います...。
そのような方向けに、ここでは著者個人のお勧めの方法を紹介したいと思います。
具体的には、以下のような流れになります。
1. Youtubeでよさこい祭りの動画を見る
2. 気になったチームをTwitterやWebサイトで調べる
3. 参加したい気持ちがあれば、実際に連絡を取ってみる
Youtubeで検索するときには、
・規模が大きく
・地元で開催されている
よさこい祭りの名前で検索するのがオススメです。
最後に
簡単ではありますが、『よさこい』のことを説明してみました〜
Googleとか調べてもよさこいのことを説明しているサイトってあんまり見つからないんですよね...。
「よさこいについて知りたくて、調べてみたけどよくわからない」という人の助けになればと思っています。
本記事で活用している画像の一部は、以下のサイトから引用させていただいております。
・南国土佐・高知のよさこい祭り(よさこい鳴子踊り) こじゃんとネット
・YOSAKOIソーラン祭り 公式サイト