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【機材】Positive Grid Spark GOレビュー、アンプとしての実力
・購入に至るまで
今日はPositive Gridが発売しているミニアンプ、Spark GOについて書いていきたいと思う。
今まで小型のアンプはBlack Star FLY3やBOSS KATANA AIR等を転々としてきた。
どれもいいアンプだったが、どうしても使い勝手に問題が出てきて手放してしまった。
Black Starはエフェクトの種類が少なかったり、BOSSはワイヤレスで楽だったがフットスイッチのFS-1-WLを使用しても満足がいく感じにはならなかったので結局手放した。
それからは1年ほどパソコンに繋いでるオーディオインターフェースを使ってBIASを使いヘッドフォンを使ってギターを鳴らしていたが、小型アンプで簡単に鳴らせたらなとは常に頭の片隅にあった。
そこで目についたのがPositive Gridから発売されたSpark GOだった。
Spark MINIも魅力的だったが、持ち運びも考えたり、家で主に使う自分の用途を考えるとSpark GOだった。
色々なレビューを見てから渋谷の某楽器店で20900円で売られてるのを確認して即渋谷へ直行し、購入した。
・ギターアンプとしてのレビュー
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大きさは一般的な6.1インチのスマホより薄く
厚さはiPhone3枚分と言った所で重量は346gと
ペットボトル350ml分のものと同じくらいの重さ
購入した時の化粧箱の大きさがまず小さくて驚いた。
5WのアンプでBlack StarのFLY3の3Wよりコンパクトなのは凄い。
シールドを繋いで音を鳴らしてみると信じられないくらいくらいしっかりとギターの音が鳴ってくれる。
クリーンでも歪ませてもいい音が出る。空間系の音を作るとエフェクトが少し抑えられてるかな?感はあるが、音の傾向としては若干ドンシャリ気味。
C♯などのダウンチューニングの音もしっかりと出してくれる。聞いてて気持ちが良い音だと思う。
また、アンプの裏側はテーブルや床に置いた時にダイレクトに響かせてくれるゴム素材で出来ていて、特に床に置いた時等はかなり響いているのが分かるくらい鳴り方が変わるのも面白い。
自分は下の図の様に机に横置きして鳴らす音が好きだ。
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シールドの差し込んであるところのつまみが
ボリュームになっており音量調節が可能で
スマホからの音源のボリュームを操作する2つのボタン、ヘッドフォンジャックとプリセットの切り替え
をするボタンが配置されている
Bluetoothで接続する事が前提の為余計なつまみ等
そう言ったものは一切存在しないのがポイント
また、プリセットを切り替えるボタンを長押しするとチューナーが起動してくれるのでアプリで確認しながらチューニングもできるし、本体のランプを見ながらチューニングも出来たりする。
チューナーの精度はそこそこ高めで簡単に使用するなら問題ないレベルだ。
iPhone15のマイクで直録りしたものがこちら。
十分な音量と音質であることがわかると思う。
・アプリの使い勝手、機能
購入の決め手となったのがPositive Gridが出しているSparkアプリだった。
Spark GOはBluetoothでスマホやタブレット等に接続して音作りをすることが前提となっていて非常に近代的な使用だ。
私はiPhoneなのでiOS版を購入前にDLし、使い勝手を確認した。
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普段BIASを使ってるので違和感なく操作は出来た。
エフェクトの種類、アンプモデルの豊富さがとても魅力的だ。アンプモデルの詳細などはPositive Gridのサイトで確認できる。
相当音を作り込みたくない限り大体はアプリ内蔵の物で事足りるだろう。
他にもこのアプリには様々な機能が備わっていてApple Musicや Spotifyとの連携が出来たり、YouTubeを通した音楽を再生しながらコードを解析して表記してくれる機能が搭載されていたり、Smart Jamという機能で自分が演奏したコードに合わせたドラムやベースラインを作ってくれると言う練習が楽しくなる機能が盛りだくさんだ。
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あまり正確ではないが、音楽を再生しながらの演奏には
アプリ内だけでなんとかなるのでとても便利だ
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4人のサンプルがおり、それぞれ演奏の
パターンなどを変えてくれる
また、もう一つ便利な機能としてはTONE Cloudがあげられる。
この機能はTONE Cloudにユーザーがアップロードした音を即座に試して、気に入ったらダウンロードして使えると言う機能だ。
Positive Grid公式で著名なアーティストだとザック・ワイルド氏が自分の作った音をアップロードしている。
この機能、大変便利で音作りに困った時は参考になりそうな音を探せると言うのが非常に良い。
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この画面で再生ボタンの様なところをタップすると
その音を実際に鳴らすことが出来て体験できる
その音が気に入ればすぐにダウンロードして使うことも可能
特にギター初心者等、音作りがわからないよって人には打ってつけなのではないだろうか?
自分も参考にしながらアレンジをして好みの音を作ったり等していて一番使っている機能で、ぜひ購入前にアプリを触って操作感や、TONE Cloudに自分の好きなアーティストの音があるか?等も確認してみると良いだろう。
・Spark GOはベースアンプとして使えるのか?
まず最初から結論を書きます。
「Spark GOは家で鳴らすには十分なベースアンプとして使えます。」
自分はベースも偶に弾くため気になっていたが、Spark GOはなんとアンプモデルにベースアンプが4つあり、有名なベース用のEBSのコンプレッサーのモデルも用意されている。
RB-800と言うGallien-Krueger 800RBをモデルとしたアンプでベーシストの友人に某ビジュアル系バンドの曲のベースを軽く弾いてもらった物をiPhoneで直接録った物が下の動画です。
手に持ってるのは床に置くとあまりにも低音が響いて近所迷惑になりそうだったからです。あと飼ってるインコの声が少し入ってます。すみません。ベースアンプの特徴がよく出ていて、家で鳴らすには十分すぎる音量と低音が出ていました。
ヘッドフォンを繋げばライン録りしてる時のベースの音の様な感じでしっかり鳴ってくれる。
ベーシストの友人に感想を聞いたらこの筐体でこれだけの音が出るなら十分過ぎるとの感想。
Spark GOはギタリストだけでなくベーシストにもおすすめできるアンプに仕上がっている。
ベーシストの方も試奏などが出来たら是非一度試して欲しい。
・Spark GOの秘めた機能
実はSpark GOはオーディオインターフェースとしての機能が備わっていて、パソコンに繋いでDAW等でレコーディングも手軽にできる様になっている。(Windowsで使用する場合Positive Gridのサイトからドライバーをインストールする必要がある)
ここで考えて欲しい。オーディオインターフェースとして使える事、すなわちSpark GOとパソコン、カメラや自分の声を乗せるためのマイクとOBS等の配信ソフトがあれば簡単にギターを演奏する配信ができるのだ!
実際自分はゲーム配信が趣味でゲームの合間にギターの配信などもしていたことがあった。
しかし、エフェクターをオーディオインターフェースに繋げて、さらにそこからデジタルミキサーを使い……と言った手順を踏むことが必須だったのでとにかく面倒であまりギター配信の頻度は高くなかった。
Spark GOを手に入れてからはSpark GOをUSBでパソコンに繋ぐだけで配信ソフトのOBSを立ち上げてすぐにギター配信ができる様になった。
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自身の声は下のオーディオインターフェースから発信しているが
Spark GOもオーディオインターフェースとして
機能している為ヘッドフォンをSpark GOへと接続すると
パソコンの音が聞こえるので余計なデジタルミキサー等無くなり
非常にシンプルな環境になった
カメラや自分の声を入れるマイクがなくてもギターの音だけを配信する事は十分に可能だ。
もちろんオーディオインターフェースとしてパソコンに接続している間もBluetoothは有効なのでスマホやタブレット等で音を変えたり作ったりしながらの配信もできる。
この様にギターの配信活動などをしたい方にも是非おすすめしたいSpark GOである。
個人的にチャンネルの切り替え等で使うのに同じくPositive Gridが出しているSpark Controlと言うフットコントローラーがあれば更にSpark GOの楽しさが増しそうなので近々手に入れたいところ。
・まとめ
今回はSpark GOってベースも鳴らせるよ!とかオーディオインターフェースとして使うとこんな感じだよ!と言ったネットで調べてもあまり出てこない事を書きまとめてみました。
Spark GOはこれからも使って行ってフットコントローラーなども導入するつもりなのでまたレビューが出来たら描いていけたらなと思っています。
今日はここまで。夜咲縁寿でした。