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それ、もう限界かも! (適応障害の気づき方)
はじめに
今回は「みなさまにはそういうことになって頂かないよう」願いまして、一筆書いてみます。
しかしあれですね。
私も、仕事しすぎで「適応障害」とか言うものになってしまったようで、その時は「自分でも、よくわからないが、ダメだこりゃ、限界」でした。
日々の仕事にやらされ感は全くなかったわけで、仕事は好きで思い入れがありました。元の性格はO型のどんぶり勘定。自発的に行動&仕事していました。20年以上、楽しかった!
しかし、気が付けば年間2400時間を超えて働き、知らずしらず、年々心がおかしくなっていた気がします。
現在、仕事から離れてみて、やっと冷静に考えられるようになってきました。
私の場合、「今後の作業負荷が大変なので、そろそろ人員を補充して業務を分散してほしい」と、上長…では話にならないので(いい人すぎて)、組織の上のほうの役職の人まで頼みこみました。が、聞き入れられませんでした。それがまさに原因と思います。
映画ランボーでありましたね。
「一人戦場に置いて行かれて、組織に潰された感」。今となってはランボーの気持ちが分かりますw。しかし、当時は全く分かりませんでした。全く気づけなかったですし、なにか申し訳ない気持ちでいっぱいでしたね。
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私の場合、親族に「お前ちょっと変やで、病院行って来い」と言われ、どきどきしながらメンタルクリニックに行ってみて、「適応障害」と書かれた診断書を頂けた。ある意味ラッキーでした。
白い服を着た、私より賢い他人より診断書「お前は変、認定書」を頂き、これが非常にありがたかった。
「まさか!」。冷静に判断することができました。
今回は、同じ事象の人をいち早く救いたいと願いを込めて記載します。
1.あなたは本当に大丈夫?
今、ネットを見てますと、「なぜこの人が!?」「この人、うまくいってそうなのに!?」と思う、自分から見てもはるかに羨ましい有名人が急にお亡くなりになったりすることがよくあります。
お笑いのダチョウ倶楽部の上島竜兵さん
アナと雪の女王で有名だった神田沙也加さん
「セクシー田中さん」の芦原妃名子さん
ほか、ryuchell(りゅうちぇる)さん、竹内結子さん、牧信二さん、田中実さん。
たくさんおられます。
そういえば「ボカロp」という、ボーカロイドに歌を歌わせるのが得意な若い方、韓国人の有名俳優、Youtuberにも若くして亡くなられる方も多いかと思います。
最近、私がふと気づいたことは、どうやら、サラリーマン、自営業、アーティストなど問わず、
1つのことに集中することを生業としていること。
それが比較的ユニーク(唯一、独自、専門性)のもので、他人から認められたり、実際の売上があるなどして自分に自信があること。
また、それを自負している(もしくはしていた)こと。また、それを任されていて責任がある(と思っている)こと。
それが(年々)作業量が増えていること。
そのわりに、自分の代わりが効かない状況(思い込み)になること。
組織的にそう仕向けられていること。他人からのニーズや要請で、スケジュールが自分でコントロールしづらいこと。自分のペースで出来なくなること。
それらが時間内で処理できなくなること。休日もそれを考えてしまうこと。
そういったときに、そのタスクに利害関係が無い、第三者の友人など相談相手が居ないこと。もしくはそのタイミングが無かったこと。
以上を踏まえた中で、その今までのやり方が、通用しなくなったりうまくいかなくなってくること。
が原因ではないかなと思ったりします。
脳科学的には、1つのことに集中してチャレンジし、うまくいくとドーパミンという快楽物質が出て、達成感を強く感じたり満足感を覚えたりするようです。それで成功すること自体は悪い事ではないと思います。
しかし、あまりにも1つのことに集中し、1つのことにチャレンジできすぎてしまう。また、その量が自分でコントロールできない状況になったり、相談相手が居ない、またはタイミングが合わなくなると「脳のその一部、その機能部分だけを集中的に使って疲れてしまい」破綻しやすくなる気がします。
元来、そもそも人間という生き物が、そういう状況に耐えられない作りであって、そういう仕様なのかもしれません。
例えば、肥満というのは、人間という生き物がこれまで何十万年飢えの時代を経験してきたわけで、それに順応した身体をしています。
まさかここ百年ちょっとで飽食の時代になり、いつでも望むだけ食べられるようになる、平和な時代が来るとは思いもしなかった。
そのため、体の仕様変更が環境に追い付かず、ちょっとでも食べると栄養を蓄えようとして太ってしまう事ってあると思います。
「適応障害」や「うつ」も同じです。まさか一日中1つのことばかり考えることができる時間、ゆとり、生活上確保できる時代になるとは思わなかったはず。
毎日動物を狩ったり、水を汲んだり、農業したり、大家族とコミュニケーションをとるなどで「生きるという基本」を維持する面倒な作業が一日の生活の大半を占め、それだけで毎日忙しい時代が長くありました。それがここ100年で急に、一日中一つのことばかりできる余裕がある時代が来ました。
すると、脳が、環境変化に対応する進化をしきれておらず、一日中一つのことばかり思索にふけってしまう。すると、脳の一部だけが異常に疲れてしまい、修復が追いつかないのかもしれません。
(※「忘却」のメカニズムが追い付いていないという説もあります)
2.厚生労働省メンタルヘルスポータル
とはいえ、自分では異常になかなか気づけません。
また、いきなり突然、行ったこともない「メンタルクリニック」へ行けと言われても腰が重いのは事実。
困ったものだなと思っていましたが、いいウェブページを見つけました。
厚生労働省のメンタルヘルス・ポータルサイトです。
こちらのウェブページの右上「疲労蓄積度セルフチェック」は是非ともお試しいただきたいと思います。よくできているなと思います。
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(厚生労働省 メンタルヘルスでググるとでてきます)
https://kokoro.mhlw.go.jp/
私も試してみました。
まず、昨年の仕事が忙しすぎて、破綻していた頃の気持ちで答えたものが以下になります。いやはや、真っ赤っかな赤点ですね!7点満点中の7点!
病んでますね…トホホ
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ちなみに、20年以上勤めあげたのに、えいっと辞表をなげて退職。
2か月間たった現在の結果がこれです。
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あれ?気づきませんでしたが、まだダメみたい…
7点が2点にはなりましたが、完全には治ってはいないようです。まだ黄色のようで。
原因は、自分ではなんとなく分かっています。
「せっかく失業したので、どうせなら全力で無職をやろう。今までやりたかったことを全部やろう!」と、最近いろいろチャレンジをしているのですが、どうもそのやり方がよろしくないようで…ありゃ。
確かに短期間に詰め込んで一気にやっている感がありますね。「やらないといけない」ことが発生するとき、それを覚えているのが億劫…
例えば国税の請求書が来ると、モーレツに今日、今から納付しにいきたくなってしまいます。知りたいことがあれば今から本屋に行きたい。食品がなくなれば、今から補充したい。
「やりたい、やらないといけないと判ったことは、判った時にさっさとやって、さっさと忘れてしまいたい」というのがどうしても身体に沁みついている。まだまだ激務時代の惰性感覚、「すぐやらないと気が済まない病」が抜けきらないようでして…これが無意識に一定の心理的負担となっているのかもしれません。
いままで空気のように普通に頑張っていて、その自覚もないところに「頑張らなくてもいい」と急に言われても結構難しいというのが本音です。
筋トレする、宿泊費が高いが思い切って旅行に出る、趣味サークルでのほほんとやる。動物でも見に行く、自然でも見に行く、おいしいものをいただく。全く関係ないことで気を紛らわせるほうがいいかもしれません。
…とまぁ、以上のようなことが自分で気づけるサイトになります。
「やばいな」「でもメンタルクリニックは億劫だな」と思う人は是非とも、厚生労働省のウェブページの心理テスト、お試しいただければと思います。
3.最後に
先日、以下の動画を見つけました。
この方、とても面白いお話をされる方で、動画は面白おかしく見れるわけですが他人事ではないなと思いました。
2:42~の前職ブラック企業の惨状の話は、実際には相当大変でつらかったのではないかと思います。
【ガチ】正社員だったけど会社辞めましたwww【P丸様。】https://youtu.be/2R4GYYyZFY0?si=mfFjMAmEPJycdwBF
本人でないと苦労、閉塞感はわからない。他人から見ないと頑張りすぎは判らないものです。
いま、自分がおかしい状態というのは、本当に自分で気づかないものです。私も気づけてなかったわけで(汗)
みなさまにおきましては、是非ともご自分を大切にしていただきまして、楽しい毎日を送っていただきたいなと、心より切望いたします。
生きるのにお金が必要で、その手段のために働いているのに、働くことが目的になり、命削っては本末転倒。
Pまる様。の上記動画、8:00 からのお話は、とてもためになるので、ぜひともご覧いただくといいと思います。
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自分の人生なので自分で決めてみましょう。
他人がどうこう言ってきても、その言葉を忘れないでください。
その人は、あなたの将来を保証してくれません。
あなたの将来に1ミリも興味はありません。
その人の言葉で自分の将来を決めないでください。
自分の将来は自分で決めましょう。
では、よい一日を!