たぶん、私的思考
先日、「ドン・キホーテ 新琴似の男」でピアノ担当で参加させてもらいました。
その練習や本番で感じたこと、ピアノへの想いなど、忘れないうちに書いてみます。
ピアノは高校生まで習っていた程度。趣味で弾くことはあっても、もう20年以上本格的な練習からは遠ざかっていました。まして、人前でなど…という状態からの合唱曲「ともしびを高くかかげて」のピアノ伴奏。私にとっては大冒険です。
なのに、練習が手につかない。ピアノを練習することを習慣化するには、若いときのようなエネルギーが足りないのか、ダラダラと時間だけが過ぎて、他のメンバーと合わせることに。練習では、メンバーは優しい方ばかり。誰も責めたりしない。むしろ褒めてくれる…
そこからです、私が必死に練習したの。毎日「ともしび…」を実際に弾くだけでなく、時間が空けばイメトレをしました。それから、遠方に住んでいる音楽家のバンドメンバーにzoomでたくさん指導してもらい、やっと迎えた当日。
本番、ミスりました。
他にもいくつか弾かせてもらいましたが、完璧に弾けたのは一曲もなく。(本音、くやしい)
音楽家のメンバーが弾く曲もいくつかあり、観覧後の夫の一言、「おまえと同じキーボードを弾いたと思えない(くらいいい演奏だった)」に刺されました。
そんなことは言われなくてもわかっていました。
(夫は私にホントのことしか言わないのです)
それでも、私はまた機会があれば弾きたいです。
それから、いろいろ思い出しました。ピアノ辞めたいって思ったときのこと。自分の音を好きになれませんでした。ピアノの音が好きなのに、自分が弾く音が好きではありませんでした。もうこれ以上続ける意味がない、と思ったこと。
きっと、音の問題じゃないんです。私は自分のこてを否定して生きていました。たぶん、この演劇に参加するまで、ずっと。
今回、練習のときも、本番も、メンバーは私が演奏しやすいように合わせてくれました。失敗も含めて受け入れてもらえるようでした。
私は私のままでいい、そう思えました。
そして、それは劇中で、ドンキホーテが伝えたかったことです。(たぶん、私的思考)
支離滅裂ですが、忘れたくなかったので、誰かに読んでほしいです。