精神科の閉鎖病棟に2回入院した話(1回目その②)

こんにちは。夜鷺ねむです。

前回は入院するまでの経緯を書きました。今回のnoteは入院中の生活などについて書いていきます。
1回目その①はこちら
https://note.com/yorusagi_nemu/n/n6f0f16098978

お部屋について

個室でした。でも窓のすぐ前に大きい建物があって、陽の差し込まない暗くて寒い部屋でした。部屋にいると底冷えするので昼間は大体共用スペースにいました。
部屋にあるものはベッド、棚、監視カメラ。机がなくて悲しかったです。お絵描きが捗らない。
私の部屋はトイレが共用だったのですが、トイレのついている個室もありました。共用のトイレがタイル張りで好きじゃなかったので、結構ストレスでした。

1日のスケジュール

覚えてないところもありますが、大体以下の通りです。
6:30 起床
7:00 朝ごはん
9:00 検温、作業療法(午後の日もあり)
12:00 昼ごはん
13:00 検温、(作業療法)
15:00 おやつの時間
18:00 夜ご飯
20:00 寝る前の薬
21:00 消灯

毎日同じことの繰り返しで、ほぼ暇です。私は寝る前の薬しか飲んでいないので、朝昼晩の薬の時間は省略しています。

1日の流れ

大体毎日こんな感じだよっていう1日の流れを書きます。

6:30

起床、………………しません!朝食に呼ばれるまで爆睡をかまします。でも私以外の患者さんはみんな早起きでした。朝早く(4時ごろ)に目が覚めてしまってそれ以降眠れないって言っていました。早朝覚醒っていうやつですね。

7:00

朝ごはんを食べます。食堂に行って手を洗い、自分のコップにお茶をくんでから食べます。献立は、ごはん、漬物、お味噌汁、小鉢、日によっては納豆などが多いです。ご飯の量が朝からえげつなかったのですが、自分の意思で入院しているから残したらダメだという強迫観念のもと、ほぼ毎食完食していました。

9:00

ご飯を食べ終わったら9:00まで寝ます。朝はとにかく眠くて仕方がないです。9:00の検温が終わったらようやく起き始める感じでした。全然寝てる日もありましたけど。
9:00の検温時に排尿排便回数を聞かれるのですが、大体数えるの忘れてて適当言ってました。ごめんなさい。
そして9:00からは作業療法があります。日によって午前の日もあれば、午後の日もあります。日曜日以外毎日あります。私は元気だったので作業療法にもちゃんと参加していました。
内容は日によって違います。講義を受けたり、雑誌を読んだり、スクラッチアートや塗り絵などの創作活動をしたり…。最初はワクワクで参加していましたが結構すぐ飽きました。でも時間が潰れるからありがたかったです。入院生活中の1番の敵は"暇"なのです。

2時間くらいで作業療法が終わり、12:00のお昼ご飯まで少しの間暇になりました。入院生活中はとにかく暇です。暇な時間をどうやって耐え凌ぐかが全てです。スマホもゲームもないのでとにかく時間が長いです。「こんなところにいたら頭がおかしくなりそうだ」って他の患者さん達と嘆いたりしていました。まあ元から狂っているから入院しているのですが…。
私は暇な時間ができると病棟に置いてある漫画を読んでいました。1回目の入院ではハンターハンター(32巻まで)とよつばと(10巻か12巻まで)を読んでいました。ハンターハンターはめちゃくちゃ面白いです。よつばは超絶可愛いです。
あとは病棟内をぐるぐる散歩したり、持ってきたノートに落書きしたり、本読んだり、クロスワードパズルをしたり…などなどでした。

12:00

さてお昼ご飯です。献立は日によって結構変わります。カレーだったりうどんだったり、お肉やお魚が出てきたりします。昼食には牛乳がついてきます。もちろんお茶もあります。水分過多でした。でもなみなみとお茶をついでしまっていました…。だって美味しいんだもん…。
この牛乳がたまーにジョアの日があるんです…!めちゃくちゃ嬉しい…。
私の入院していた病院はあまりパンが出なくて、ほぼ白米でした。甘い菓子パンが出た時嬉しかったです。
そういえば、向かいの席に座ってご飯を食べていたお姉さんがいつもお肉だけを綺麗に残していて、お肉が嫌いな人って珍しいな〜と思いました。私は逆にお野菜が…。まあちゃんと食べましたけど。カリフラワーが苦手なのでカリフラワーだけは勘弁してくれ〜って思いました。食べましたけど。

13:00

検温です。たまに体重を計ります。恐ろしいことに、病院食は結構量が多いので、如実に太ります。入院したら食生活が健康になって痩せれるのかな〜と甘い考えを持っていた私ですが、体重計に乗って愕然としました。太るんかい…。

そして作業療法が午後の日はこの時間に作業療法です。2週間に1度作業療法室というお部屋に行ける日があって、そこではボードゲームや読書、カラオケ、編み物、卓球などが出来ました。普段何もすることないからワクワクするんだよね。他の病棟の患者さんたちともお話しする機会が出来たりして、結構楽しかった思い出です。ジェンガやりました。でっかいジェンガもやりました。

午後は暇な時間が長いです。午前中は寝て過ごすことが多いのですが、午後はあまり昼寝しないようにしていたのでとにかく時間がありあまっています。
なので午後の時間にお風呂の予約を入れていることが多かったです。

お風呂について

お風呂は予約制で、前日の夜に並んで予約を取ります。30分ごとで、朝から16:00くらいまで選べます。小さいお風呂は家庭用の風呂と何ら変わりありません。大風呂というお風呂もあるのですが、こちらは介助が必要な人や制限のある人用のお風呂なので、1回目の時は使いませんでした。
小風呂は予約すればほぼ毎日(日曜は休み)入れますが、大風呂は週に2回しか入れません。
私はお風呂入れる日は毎日入っていたのでほぼ毎日お風呂に入っていました。1日のうちにやることが、食事、排泄、睡眠、お風呂しかないので、お風呂は私にとってビッグイベントでした。入る前はワクワクしますし、出た後はホカホカスッキリして気持ちいいです。

15:00

おやつの時間です。差し入れてもらったり、自分で持ってきたり、買ったりしたおやつを食べます。自分でおやつを管理してもいいよって言われている人は、いつでもお菓子を食べられます。でも食べ過ぎるのが嫌なので、この時間に食べていました。食堂に集まってお茶を飲みながらお菓子を食べます。会話はほぼないです。
自分でお菓子を管理する許可をもらっていない人は、病院側で管理してもらっていて、おかしな時間になると1日分のおやつがタッパーに入れられて渡されます。
ジュースは言えば冷やしてもらえるらしいのですが、看護師さんと話すのが怖くて常温で飲んでいました。

そして18:00の夕食まで、暇です。この時間がほんとーに長いです。
1回目に入院した時はコロナ禍だったため、面会も外出外泊もNGでした。
やることもないのでひたすら漫画を読んでいました。たまに他の患者さんと話したり、人生ゲームをしたりしていました。
あと、何回も何回も献立表を見に行っていました。もう覚えちゃってるのに何回も見ていました。それで気付いたのですが、献立表上は名前が違うのに、同じ味がするおかずが結構ありました。おもしれ〜。大体小鉢でした。まあいいんだけど。
どうでもいい掲示物とかもよく眺めていました。人間暇だと文字が読みたくなる。

18:00

夜ご飯です…!やっと1日の終わりが見えてきました。献立はほぼ覚えていません…!肉豆腐みたいなやつが美味しかった…!唐揚げがふにゃふにゃなのは悲しかったです。
ちなみに、2週間入院して1番美味しかった献立はバナナでした。バナナの美味しさに感動した。

夜ご飯を食べ終わったら20:00まで暇をします。大体ノートに落書きとかしてました。あとはお風呂の予約とったりしていました。

20:00

寝る前のお薬の時間です。1日の終わりです。このお薬さえ飲んでしまえば、消灯前に寝ても怒られません。…といいつつ消灯時間まで起きている日がほとんどでしたが…。お薬は看護師さんが台車に乗せて運んできたものを、看護師さんの目の前で飲みます。勝手に溜め込んだりは出来ません。

21:00

消灯です。1日お疲れ様でした。すぐにスヤァと行きたいところなのですが、なかなか寝付けない日が多かったです。暗闇の中で過去の後悔と未来への不安で心がいっぱいになって、泣いたり過呼吸になったりする日がそこそこありました。
寝付いた後も6〜7回中途覚醒したり、中途覚醒中に虫の群れの幻覚を見たりなど、あまり質の良い睡眠は取れませんでした。
寝れない日は頓服薬がもらえるのですが、頓服を飲んでも中途覚醒は2〜3回していました。
なのでぐっすり眠りたいっていう気持ちが強くて、早く退院したかったです。


……とまあ、ざっくりとした流れはこんなものです。長くなってしまったので今回はここまでということで…。次回はどんな治療をしたのか、入院を通して何が変わったのかについて書こうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!