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作曲様式の変遷

20代前半は履歴書の特技欄に『作曲』と書いていました。
その頃は『作曲』が好きで、得意で、天才だなと思っていました。

自分は環境や関わってくれる人たちによって、作曲スタイルが変わるようです。そんなことを思い出しながら、少しまとめてみました。

そんなお話。

✎𓂃₫



⧉ 完全打ち込み期

最初は何かの褒美として与えられたシーケンサーを使って作曲をしていました。

楽器が弾けなかったので、浮かんだフレーズを繋いだり、重ねたりと、打ち込みの世界だけで一人で完結するような作り方をしていました。
毎回、どこから作るか決まっていなくて、型がないというか、非効率な作曲をしていたと思います。

⧉ セッション期

楽器が弾けるようになり、バンドで曲を書くようになりました。
当時のメンバーは全員作曲が出来たこともあり、一人で作るというスタイルから、各セッションしながら広げていくというスタイルに変わりました。

『作曲しよう』というより、自分や誰かが弾いたフレーズに、音を重ねていたら曲が出来てしまったという感覚でした。

この作曲スタイルは、特定の『誰か』の色に染まらないし、『書く』というより『生まれる』という感じがして、すごく心地よい高揚感がありました。

ただ、その後一人で作曲が出来なくなるという後遺症が発症します。

⧉ リハビリ期

ちょうどヨルを結成した頃です。
セッション期の後遺症と一時期音楽をやっていなかったこともあり、すっかり『作曲?なにそれ?おいしいの?』状態でした。

一から作曲を考え直し、今の原型となる作曲スタイルを編み出しました。

①コード進行を作る
②展開をイメージするためにドラムを作る
③①②を聴きながら、メロを鍵盤で打ち込む
④各パートのアレンジはメンバーにぶん投げる

めちゃめちゃ曲を書くスピードが上がりました。
この年に1stアルバム『ネロとビアンカ』に収録する全10曲中8曲を作曲しています。

⧉ 弾き語り期

作曲の幅を広げたいという殊勝な気持ちから『雨音 -amaoto-』という音楽プロジェクトを始めました。
これまで自分で歌って作るということをしてこなかったので、今回はそれをやってみようと、こんなスタイルを編み出しました。

①コード進行を作る
②弾き語りながら歌ってメロを作る
③シンプルなドラムを作る
④ピアノとストリングス等はヨルのmayちゃんにぶん投げる
⑤全体を整える(アコギやベースを追加するなど)

唄うことでメロディに感情や人の心が乗りやすくなるのかなというのと、程よく自分と他の人の色が混ざり合うことで、すごく広がりがあって良いなーと思ってます。
とはいえ、いつもアレンジをぶん投げて、あーだこーだ修正してもらって、mayちゃんにはホント苦労を掛けてしまってます。すみません。。。

⧉ そして現在

リハビリ期と弾き語り期を融合した、良い感じの作曲スタイルができつつある気がします。

今日はこんな感じだよ。
よしなに。


音と映像で紡ぐ
『感情の共有と共鳴』

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