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7-BOSS バッソ

露の香りに包まれる君へ

久しぶりだね、覚えてる?
僕だよフルトだよ。
さ、いよいよラスボス戦だね。
そそ、ラスボスは知っての通り、僕の父さんだよ。
正義のヒーローと言う奴に勝つためいつも頑張ってるんだよ。
今から君が正義のヒーローに変わって父さんに挑戦するんだ。
協力してくれるよね?
ん?何の協力ってそりゃあどうしたら正義のヒーローとか言う奴に勝てるかってこと!
それじゃ、行くよ!(^o^)/

「よくぞ来た。」
大きな3本の角を生やした赤い髪の大男が煌々と金色に光るギョロ目でこちらを捉えた。
「しかし人間とは不思議なものだな。ここまで1人で来るのに何度も命を危険に晒した、そうまでしてそのお宝が大切か?しかも今からこの絶対的な魔王であるわしに弄ばれる運命だってのにな。」
「運命でも変えてやる!」
みたいなことを答えると、
「ほう、変えられないのが運命だってのにな。まあいい、このわしが徹底的に叩きのめしてやるから己の愚かさを思い知るが良い、ヌオー!!」
バッソは身体を広げて雄叫びを上げた、戦いの火蓋が切って落とされた!
「ガハー!!」
バッソは上を向いて大きく息を吸った後は大量の炎を吐く。
多少首を揺らして攻撃範囲を広げるがバッソの横から後ろにいたらまず当たらない。
他には突進してきて大きな爪で引っ掻こうとしてくる。
これはダメージ大きいが、バッソ自体の動きが遅いので避けやすいし、何処が弱点ってこともないし、身体も大きいため攻撃をヒットさせやすい。
3回程ダメージを与えると、
「へ、ここまで来たからには少しはやるみたいだな、ちょっと力入れるぞウオー!」
とまた叫び出して、バッソが中央に立つ。
そして〜神と言う技名を叫び、体に光のオーラを纏い、垂直にジャンプする。
着地した時その技の効果が出る。
「風神」
体を緑色に光らせて、着地点から外側に向かって突風が発生する。
その風で壁に叩きつけられる。
「雷神」
青く光り、着地点から外側へ電気が走る。
当たると暫く動けなくなる。
「火神」
赤く光り、着地点から外側へ火の波が広がる。
「地神」
バッソ自体は端で黄色く光りながら跳び着地した所が下へ傾き、反対側が上へ傾く。
暫くシーソーのように揺れて思うように動けない。
「岩神」
銀色に光りながら両手拳を振り上げて激しく地面を叩き、それに合わせて上から岩石が落ちてくる。
それによって足場が削られる。
それでも隙を見て攻撃を5回程加えるとバッソは一度止まって、
「ふん、ちっとお前を見くびり過ぎてたわい!やっぱりお前は似ている、正義のヒーローとやらに。そう思うとムカムカしてきたぞ!よし、本気の本気で叩き潰してくれる!ヌオー!!!」
バッソがガラガラ声で怒鳴り、そして…。

ここまで出来るなんて流石だね!
でもここから更に大変なのはラスボス戦のお決まり。
君が出来るかは僕も楽しみなんだ。
じゃ、またね(^O^)/

byフルト

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a