宇宙(そら)翔ぶキアの秘密基地184

不穏な空気、蝕まれて行く世界。脅迫状が語る真実とは?

サーレントはまじまじと脅迫状を見て首を傾げ

「うーん、確かに見たことあるんだけどなー。思い出せない。バトレオ、君はどう思う?」

サーレントは脅迫状をバトレオに見せた。

バトレオは頭を掻きながらも脅迫状を握り、

「一体何処の誰がそんなことしたんだ!?許さねー!!あー悔しい分からん。」

「わーい!有名人からの脅迫状だってぇ!?凄いすごーい!見せて!!」

突然顔を覗かせたのはガンドウ。

「な、なんでい突然!んなわけねーだろ!」

バトレオが不満そうに舌打ちしたら、

「だってぇ、仲間の誰の字でもないんだろ?そしたら有名人に決まってんじゃん?」

とガンドウは詰め寄った。

「てめー!そこまで立ち聞きしてやがったんか!?」

「おう、ガンドウだけじゃあないぞ、びっくりか!?」

フレアも出てきた。

「ったく真夜中になーに騒いでんだぁ?おっ?何だよこの手紙。ちょい貸してよ!」

フレアがバトレオから脅迫状を引ったくった。

「おいこれよー、かの有名詩人マトマットの筆跡じゃん?へえマトマットがこーんな悪戯書きを…!」

「いやそれはないよ。内容からしてメンバーの誰かみたいなんだ。」

鼻息荒くしているフレアをサーレントが制した。

「フレア姉ちゃん、何で知ってるの?」

ガンドウが心配そうな顔でフレアを見た。

そして語られていくことでより真実に近づく。



自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a