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自惚れるオタク。

先日、楽しみにしていたライブが終わった。夢を見ているような時間だったし、今も頭の中で音楽が鳴っているような気がする。この時間に浸っていたい。でも、日常の波が容赦なくやってくる。
自分のなんてことない時間がやってくる。
日常っていう温度に戻ろうとして、少しづつ温くなっていく。

ライブ後の電車の中で感じた思い。キラキラした光を浴びて、自分が好き嫌いとか自己肯定とかそんなの忘れて、わくわくして体が動き出すような感覚。興奮して眠れない夜を過ごすこと。
多分、特別な日に抱いたエネルギーを日常への活力に変えていけるのは自分だけなわけで。
朝起きたら自分が変わってるかもしれないなんて、寝てる間に他人がどうこうしてくれるわけでもないのに、未だに期待してる自分がいる?
これを書きながら『なわけないだろ』って当たり前すぎて情けない。
変わりたい自分がいて、自分にまだ期待してるのかなって色々ないまぜにした感情を捨てきってないところ。恥ずかしい。

今の自分のままでいいとは思えないし、明日が来るのは嫌だし、手帳に特別なことは書いてない。
今日も這って布団から起きた。カーテンを開けた。朝食兼昼食を食べた。身支度を整えた。今の自分はこんなでやっとだ。
移動中にライブのセットリストを聴く。円盤が出るまで生きよう。って決意する。


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