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秋の初めに思うことをつらつら書いてます。写真は最近借りた図書館本たちです。
暑かった8月はあっという間に過ぎていき、9月という月がやってた。
季節の中でいちばん"秋"が好きな私にとっては、"秋の入り口"みたいなこの月はすこし浮きだった気持ちになる。もう少し詳しく話すと、8月13日を過ぎたあたりから急に涼しくなるあの感じがたまらなく好きで、夜は少し肌寒くなるので、薄いブランケットをひっ張り出してきて身体に半分だけかけて寝るあの感じや、ホットコーヒーを飲みたいけどまだホットを飲むには少し暑い気もするしなぁと思いながら、グラスに氷を一つ入れてボトルの無糖コーヒーをボトボトつぐあの感じなんかが始まると、そろそろ秋の入り口なのね、と思うのである。
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そんな"秋の入り口"に立っている私ですが、本を読んだり、好きなことばかりしていられるわけもなく、なんだかんだで慌ただしい日々を過ごしています。
おかげさまで、3年前から始めた保育士資格取得(取ると決めてからほとんど勉強しなかった期間も含めて)は、7月3日の実技試験の結果(合格通知)をもってようやく区切りをつけることができた。長かった試験勉強にようやく解放されたのもつかの間、今まで減らしてもらっていた家事やら家の手伝いやらをしっかりとことになり、なんだかんだでバタバタと日々は過ぎていってしまう。
今思うと勉強していた頃のほうが本を読めていたんじゃ?と思うことがある。「勉強の息抜き!」と言い訳とつけて本を読んでたこともしばしば…(笑)だから1回で合格できなかったわけなんだが(笑)最近は、夜に何も考えずにただ寝れる幸せを味わってしまったので、寝かしつけ後からそのまま爆睡してしまうことが多くて、結局夜に続きを読もうと思ってテーブルに出しっぱなしにしていた本も、次の日の朝にはガンガン直射日光をあびている状態になっているので「....ご、ごめんね。」という気持ちになるのである。
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最近読んだ本たちは、
<神様/川上弘美><ここで唐揚げ弁当を食べないでください/小原晩><彼女の思い出/逆さまの森/J.Dサリンジャー><風花空心/湯川潮音(文)東野翠れん(写真)>etc...
小原晩さんの文章に力強さを感じた。川上弘美さんにハマり、サリンジャーにハマり、<風花空心>からは湯川さんの歌が聞こえてくるようだった。
最近好きだな~と思ってよく聞いている。サビの歌詞が『あ~な~た~は牧場の~』と聞こえるので、牧場を歌詞に入れるなんてなんて斬新でセンスがいいんだろう!と思って歌詞を調べたら『極上』の聞き間違いだった。(笑) でもとてもいい歌です。
『渡り鳥の3つのトラッド』湯川潮音
冬 枯れた朝のこと
何年も前にあなたがこぼした
言葉を思い出した
「また冬がやってきた
麗しい春が来て
勇ましい夏を呼び
秋の詩人を連れてくる
それらをのみ込んでしまうのは
冬の王者なんだ」
あなたは極上の羽飾りの
コートを纏って
3つの季節の面影へと
吸いこまれていった…
3つの忘れ物と
私はあなたに
身をまかせてしまいたかったけれど
飛びたてる羽がなかった
あなたは極上の羽飾りの
コートを纏って
3つの季節の面影へと
吸いこまれていった…
あなたは極上の羽飾りの
コートを纏って
3つの季節の面影へと
吸いこまれていった…
3つの忘れ物と
3つの忘れ物と
3つの忘れ物
では、このへんで。
良い、読書生活を―――