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夏の雪100年前のことだった君と僕だけが眠れぬ夜だった 泣いていた胸にナイフを食い込ませ死んだ海風見えないままで ぽたぽたと光をこぼすカーテンをぱたぱたとうちわで扇ぐ午後 ラムネ瓶 浴衣 向日葵 かき氷 夏の部品に我もなりたし 指先でゆっくりプールを傾けて零れた場所に咲く花青い星 口移し星を与える方法はこれしかないと知る恋人たち 新品の星にまたがり真夜中を横切りたいねハイスピードで ひまわりの背中に掴まりわたしたちここで思い出を保存したい 煙突